災害ボランティアに関する注意喚起(2024年1月)

2024年1月1日に発生した能登半島地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。1月8日現在、いまだ予断を許さぬ状況ではありますが、既に被災地では行政の関知しない自宅修理の勧誘業者や、要請を受けずに行動する押し掛けボランティアの存在が報告されています。そこで、些細な注意ですが未然にトラブルを防ぐべく、つぶやいた事柄をまとめました。何かのお役に立てれば幸いです。
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怪しい支援団体への注意喚起

佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

【災害ボランティア関連】これより、以前呟いたことをRPして連投します。

2024-01-07 18:05:36
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

ずっと以前にこういうことを呟きましたが、現在はさらに新型コロナの流行で状況が深刻化していますので、一層の注意が必要に。来ないでくれ、と言われているのに押し掛けてくる団体は、それ以後も他団体との協調性が期待できません。不幸にもそこで接触した被災者の方ばかりが迷惑を被ることになります twitter.com/ke_1sato/statu…

2020-07-11 07:05:33
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

子供が親を選べないように、大災害時に被災者は支援団体を選べない。最初に来た人たちに頼らざるを得ない。そのことの重大さを現場はもっと意識すべき。

2014-01-30 21:06:25
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

協調性の無い押し掛け団体に接触すると受ける迷惑。 ①他の支援の情報が届かなくなる(自治体や社協と連携する団体なら、その次のステップの情報を得るのが容易に) ②一過性の支援で終わりがち(社協や自治体には生活相談まで含めた再建プランが用意されている) ③素人作業に終わる恐れあり

2020-07-11 07:28:38
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

社協経由でボラをするときは、必ず「被災者宅やご家族の写真を撮るな」という注意がされます。ましてやそれをネットにアップするなどもってのほか。ところが、無軌道な団体は被災地の光景や依頼者をまるでフリー素材のように自分のサイトやPRにいつまでも載せ続ける。依頼者は撮影を絶対に断りましょう

2020-07-10 22:07:51
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

弊害:①写真から被災した事実、家族構成が不特定多数に知られる ②その団体の名前を出せば、そのお宅には信頼されると考えて詐欺や不心得者、悪徳業者が接近する。 ③団体の存続する限り、宣伝に使われて①と②のリスクがエンドレス

2020-07-10 22:15:59
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

その弊害を招かないためにも、特にネットの事情をよく分からないであろうご老人や子供たちを、地域の大人、若者の皆さんで守っていただきたいと思います。

2020-07-10 22:20:57
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

例えば社協ボラセンの公表写真が、受付のテントだったり、場所が特定できないようなアングルになっているのはそういう理由があるからですね。やむを得ず被災者の方を上げるとしても、人の顔には加工して見えなくするとかしてますから、それが普通の対応です。

2020-07-10 22:44:22
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

万が一、家族や知人がそのような宣伝写真に使われていることを知ったならば、削除をすぐに求めましょう。まっとうな団体ならば、上のような理屈を言えば削除に応じるはずです。その誠意すら見せない団体は、ニセ支援団体と考えて次の措置に移るべきです。

2020-07-10 22:55:12
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

以上の連投は、2020年7月に起きた熱海の土砂災害時に発したものです。下記のまとめにしておきました。 togetter.com/li/1557321

2024-01-07 18:25:29

災害ボランティアについて

佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

【災害ボランティア関連】 そもそもの話をしていきます。災害の後には、準備ができ次第各自治体にある社会福祉協議会がボランティアセンターを立ち上げます。被災住民はこのセンターを通じて各種支援を要請します。この要請に基づいてセンターはボランティアを現地に派遣します。

2024-01-07 18:55:18
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

東日本大震災以後、ボランティア(個人/団体)差配のマネジメント、ITの導入など、様々な面で進展が見られました。例えば支援団体間の連携、協調をサポートするJVOADの設立、自治体や社協に災害支援(含ボランティア)のノウハウを提案するサイボウズの災害支援プログラムの普及などがあります。

2024-01-07 18:55:19
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

他にもある様々な進展を踏まえて、現在の災害支援、ボランティア派遣の現場は、参加者間の連携と協調・情報共有が基本として求められています。このような協調性を欠く団体は、現場から(完全ではありませんが)自然に排除されていく傾向がここ数年では顕著になっています。

2024-01-07 18:55:21
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

もちろん、以上の話は機関や団体にボランティアを依頼する場合のことであり、個人が親戚の家の片付けを手伝ったり、知人間での支援などには該当しません。この点、ご注意ください。

2024-01-07 18:55:22
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

現時点で注意すべき点は以下の通りです。①無軌道団体を見かけても被災地に負担をかけないことが第一。自治体や善意の第三者への抗議行動は起こさず地域コミュニティーの判断を優先させる。②むしろ、他団体や社協と連携するよう平和的に呼びかける。(大義名分はそこです。)

2024-01-07 18:25:30
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

③SNS環境も激変しました。インプ稼ぎによって「拡散希望」等を冠した注目されやすい投稿は、延々とコピペされて止めようが無くなりました。この点は色々な人が既に指摘しています。もはやゴミ情報の垂れ流しでしかないものですから、無法団体から発する「拡散希望」案件は無視するのがベストです。

2024-01-07 19:24:15

「拡散希望」!の注意点

佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

どんなに警告しても、個人で現地に物資を届ける人はいなくならない。そうだとすれば、それを受け取った側が次の段階で困ることの無いように手を打たねばならない。そのための注意喚起

2024-01-06 11:45:48
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

突出して目立つ扇情的情報の発信源は、変な連中も引き寄せてしまう。避難情報は淡々と、定型的な情報のみを極力発信すべき。見るべき人が見て分かれば良い。

2024-01-06 18:30:43
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

県や政府からもお願いが出ているとおり、個人物資支援の直配を控えるべき状況でありながら、個別の避難所がSNSで「××様への御礼」とか広報してしまうのはまずいと思うのです。このSNSの使い方は高リスク。周囲の人が気が付いたら、ともかく止めてあげて欲しい。

2024-01-06 17:43:03
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

状況が安定した避難所からの各種救援要請は、SNSの拡散ではなく、自治体や社協にまず直接の連絡を。 ・緊急なら悠長なことしてられない ・不特定多数の変な連中も注目して混乱を招き入れる ・医療情報をSNSで求めちゃダメ! ・今、避難所から部外者向け広報は必要か? リスクしかない

2024-01-06 17:28:06
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

悪い言葉を使わせて貰うが、被災地の避難所、顔役、役職者等々がアホな情報発信をすると、「こいつはカモになりそうだ」と察知したトンデモない連中が集まってくる。この時期の情報発信のやり方は本当に気をつけた方が良い。

2024-01-07 09:59:26
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato

「お医者さん来てください!」とかSNSで呼びかけたら、信じられないかもしれないが、ニセ医者が来る可能性だってある。(東日本大震災の時に石巻でボランティアに対して医療行為を行ったニセ医者が逮捕されている。 gendai.media/articles/-/169… ) 言葉は悪いが、バカと詐欺師の行動力を軽視してはいけない

2024-01-06 19:59:24