茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第3257回「ワイドショーのどうでもいいコメンテーターとか、キャスターごっこのタレントは、平和な日本がもたらした束の間の事象と思えば愛おしい」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート３２５７回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

仕事で福沢諭吉の時代についての本を読んでいて、ふと街を歩いていて思ったのは、現代の日本において、ネットでも、テレビでも、偽物がインフルエンサーとして跋扈しているのは、つまりは日本が平和で、イシューとしては比較的どうでもいいことばかりだからと。

茂木健一郎 @kenichiromogi

これが、幕末から明治にかけての日本のように、国の進路を考える上で考慮しなくてはいけない選択肢がたくさんあって、真剣に意見を戦わせなければならない状況になったら、テレビのどうでもいいコメンテーターとか、キャスターごっこの人たちは瞬時に消えていくのだろう。

茂木健一郎 @kenichiromogi

日本人は、いざとなるとスイッチが入って、急速に変化することがある。日本のテレビのあのうんざりとするようなどうでもいいコメンテーターの空間は、つまりは今の日本がそれなりに平和でベタ凪だからの事象で、有事になったら一気に彼らは消えていくのだろう。

茂木健一郎 @kenichiromogi

そう考えていくと、ワイドショーのどうでもいいコメンテーターとか、キャスターごっこのタレントなどは、日本の平和がもたらした束の間の事象で、むしろそのような風の前の塵のような事象が長く続いた方が、日本にとっては平和なのかもしれない。彼らがずっとここにいることを祈ります。

茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート３２５７回「ワイドショーのどうでもいいコメンテーターとか、キャスターごっこのタレントは、平和な日本がもたらした束の間の事象と思えば愛おしい」をテーマに４つのツイートをお届けしました。