ポケモンカードGB開発裏話

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ポケモンカードGBオリジナルのサンダーは、ボクがゲームバランスを考えた上で能力を提出したらクリーチャーズから『伝説のポケモンなのでもっと強くしましょう』とダメージが10から30に強化されて、大変なことになったんや…

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当時のトラウマですね＞ポケモンカードGBと遊戯王初代GBの出来の差と売上の差の乖離っぷり

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@abemochi ボクが作ってたのは遊戯王GBに売上で３倍差をつけられたポケモンカードGBですよ…orz

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飛田さんはポケモンカードGBのメインプログラマーでもあるんだけど、２の時に『もう二度とやりたくない』って言ってたそうですｗ

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プルケっちにポケモンカードGBの出来を褒めてもらえて、２にスタジアムとかポケモンのどうぐが入ってなかったのはボクがいなかったせいというのを理解して貰えたのも何気に嬉しかった。『◯◯が足りないのはメインスタッフがたった一人抜けたせい』と言っても普通はなかなか理解されにくい

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そして暫く後、『おいつるー、お前確かポケモンカードやってたよなー？』『はぁ、やってますね』『じゃあ、やってほしい仕事があるんだけど』という訳でポケモンカードGBの仕事が天から降ってきたっていう

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なんでも、ポケモンカードGBの仕事自体は随分前に受注してたんですが、最初はプランナー抜きで作ろうとしてたんですよね。シミュレーターみたいな感じで、１ゲーム遊んだらタイトル画面に戻るので良いじゃん、みたいな。そしたら案の定いろいろ破綻したんで、やっぱプランナーいるだろと

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そんな訳で、当時会社で唯一ポケモンカードをマトモに遊んでいたボクに白羽の矢が立ったんですね。他の方々はMtGをやってたのでポケモンカードなんて眼中に無いっつーかボクの上司なんて『カードゲームとしての面白さが全くわからない』と言い切りましたからね

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当然、社内には一緒に遊んでくれる人がいない上、会社は札幌ですからね。ボクは慢性的プレイヤー不足に悩んでいた訳で、『ボクが一人でも遊べるように』という超不純な動機で作られたのが『ポケモンカードGB』だったんですよ

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まあ、実際問題、『１ゲーム遊んだらタイトル画面に戻る』遊戯王とかいうゲームがポケモンカードGBと同時期に発売されて、ポケモンカードGBの３倍売れちゃったんですけどね！

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その辺の詳しい内容は『超クソゲー２』って本にも載ってます＜遊戯王がポケモンカードGBの３倍売れた話

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今回TCGフェスに普通に参加していたイマクニ？だけど、ポケモンカードGBを作った時にゲーム内に登場させるにあたって何回メッセージを書いても却下されてしまって、最終的にイマクニ？本人がメッセージを書いたという思い出

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そういう意味ではデジタルで対戦ゲームを作るのには向いてたんですけど、ポケモンカードGB2が爆死してしまったこともあって、それ以来ゲーム化されてないという。ポケモンカードGB2が爆死した理由は完成から発売まで２年くらい寝かされてて収録カードが古すぎたってのが主なところなんですけどね

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今現在のブームとは隔世の感があるけど、当時のポケモンカードはポケモンが描かれたコレクションカードとして買われていて、ゲームとして遊んでもらえないのが制作サイドの悩みだった。それを解消する為にまずはゲームボーイで遊んでもらおうってことでポケモンカードGBが企画された訳

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ヴァンガードZEROはAIの問題以前に某ボスのデッキが強すぎるという話を聞いて、その昔ボクがポケモンカードGBを作った時、ミウラっていうボスに当時自分が使っていたラッキーフーディンのデッキレシピをそのまま持ってきたらクリーチャーズに『強すぎる』言われて超弱体化されたのを思い出した

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@sakurakumo ポケモンカードGB１は一部オリジナルカードとメタモン以外、紙のカードを完全再現してますので、当然のようにポケモンカードGBでもターボカメックスが猛威を奮っています

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ポケモンカードGB、NPCとして登場したイマクニ？のメッセージをいくら書き直しても納得していただけず、結局本人が書いた思い出

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ポケモンカードGBではメタモンと並んで採用が不可能だった数少ないカードですね！＞初代マルマイン

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ポケモンカードGB、メタモンとマルマインの２枚が収録不可になったせいでクリーチャーズから「それは既に別物なのでゲームオリジナルカードを出せ』という要求が来たからね

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@castle1moon はいはいはい！　『ポケモンカードGB』はね、札幌でぼっちなボクが一人でもポケモンカードが遊べるようにって思って作ったの！（悲しい

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@METHIE34 日野っちは多分ゲームシステムには口出してな…いや、そうでもないか…。ファミコンやゲームボーイの時代なら割と成立した（ボクもポケモンカードGBでシナリオからUI、デッキレシピまでほぼ全て担当したし）話なんですけど、もうそういう時代じゃないですからねえ。分業しないと

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MOZ（後のミラクルＶマスター）なー。当時会社を挙げてMtGにハマってて『これからはTCGだ！』ってなったハドソンが、GB版と連動させるのを前提に開発していただけあって、GBでの通信対戦を意識したシステムになってるんですよね。具体的にはインスタント相当のシステムが無い

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実際にゲーム開発を行なったのは大貝獣物語で当時ハドソンと付き合いのあったバースデイという会社。同作品のキャラクターが漫画版等にも登場するのはその為。GB版とTCGの開発は同時進行で行われ、GB版で再現不能なカードは最初から作らないというコンセプトで開発されました

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GB版も基本的にはバースデイで開発してたんですが、開発佳境時には、ボクの隣に座ってた、当時ハドソン内で最もMtGが強かった人が人身御供のように東京に拉致されていって、何週間だか帰ってきませんでしたね

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なお、GB版はポケモンカードGB開発当時UIやシーケンスの参考にする為にボクも散々プレイしました。敵を倒さないTCGって今ではほぼ絶滅した感ありますけど、あれはあれで楽しかったですね