冬至についてまとめ

冬至のちょっとした知識
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めぐ姐 @yuduriha11meg

明日22日は冬至(とうじ)ですね。冬至は二十四節気の一つ。北半球において太陽の位置が1年で最も低くなる日のことで、1年で最も昼が短く夜が長くなります。太陽の位置が1年で最も高くなる夏至のときと日照時間を比べると、約5時間も差があります(根室で約6時間、東京で約4時間40分)。

2011-12-21 20:37:57
めぐ姐 @yuduriha11meg

太陰太陽暦(いわゆる旧暦)では冬至がこよみを計算する上での起点となります。立冬と立春の中間が冬至で、冬の真ん中となります。また、冬至は陰が極まり再び陽にかえる日という意味の「一陽来復(いちようらいふく)」ともいわれ、昔から世界各地で冬至の祝祭が盛大に行われています。

2011-12-21 20:38:22
めぐ姐 @yuduriha11meg

中国や日本では冬至を境に日が長くなっていくため、冬至を太陽が生まれ変わる日と考えて、「冬至はみんなが上昇運に転じる日」「冬至を境に運が向いてくる日」といわれています。また、「一陽来復」悪いことが続いても、回復してよい方向に向かうという意味もあります。

2011-12-21 20:38:35
めぐ姐 @yuduriha11meg

冬至というと、かぼちゃ、柚子を思い出す方が多いかと思います。冬至かぼちゃを食べて金運を祈り、冬至風呂(柚子湯)に入って無病息災を祈る行事を各家庭で行うと言われていますが、なぜ、ゆずとかぼちゃなのでしょう?

2011-12-21 20:38:54
めぐ姐 @yuduriha11meg

ゆず湯は本来、「一陽来復」に備え身を清めたと考えられます。昔は毎日入浴する習慣がありませんでした。そのため、運を呼びこむ前に体を清めて厄祓いするための禊(みそぎ)として行ったようです。現代でも、新年や大切な儀式に際しては入浴することがありますよね。

2011-12-21 20:39:24
めぐ姐 @yuduriha11meg

昔から、強い香りがする植物は邪気を祓う、そのそばで邪気は起こらないと言われています(端午の節句の菖蒲湯などもそうですね)。冬が旬のゆずはこの時期香りも強く、邪気払いにうってつけなわけです。

2011-12-21 20:40:04
めぐ姐 @yuduriha11meg

ゆず湯には「ゆず」=「融通」がきく、冬至=「湯治」という語呂合せもあることから、この語呂合わせからゆず湯に入ると思っている方も多いようですが、元々は運をよびこむ前の厄祓いから始まったものなのです。

2011-12-21 20:40:22
めぐ姐 @yuduriha11meg

冬至にゆず湯に入ると1年間風邪をひかないといわれています。ゆず湯には、血行を促進することで冷え性を緩和する。身体を温めて風邪を予防するなどの働きがあるからです。また、果皮のクエン酸・ビタミンCは美肌効果、ゆずの芳香はリラックス効果も期待できます。

2011-12-21 20:40:52
めぐ姐 @yuduriha11meg

冬至にゆず湯に入ると1年間風邪をひかないといわれています。ゆず湯には、血行を促進することで冷え性を緩和する。身体を温めて風邪を予防するなどの働きがあるからです。また、果皮のクエン酸・ビタミンCは美肌効果、ゆずの芳香はリラックス効果も期待できます。

2011-12-21 20:40:52
めぐ姐 @yuduriha11meg

ゆず湯の方法もそれぞれですよね。丸ごといれるなら、たくさん入れて香りを感じられるようにするといいですね。輪切りや半分にカットしていれると香りもよいし、成分も出やすいですが、お掃除がちょっと大変。そんなときは中身が出ないように、ガーゼの袋や洗濯ネットにいれるといいですよ。

2011-12-21 20:41:10
めぐ姐 @yuduriha11meg

もちろん、皮だけ入れる・皮に傷をつける・搾るなどなど・・・ご自分の好きな方法でゆず湯をお試しあれ。 ★ただし、いずれも肌に刺激があるので注意してくださいね。特に肌がデリケートな人はお気をつけくださいね!

2011-12-21 20:41:31
めぐ姐 @yuduriha11meg

では、冬至にかぼちゃを食べるのはなぜなのでしょう?

2011-12-21 20:41:53
めぐ姐 @yuduriha11meg

風邪や中風の予防として冬至にかぼちゃを食べる風習は、江戸時代中期から根付いたといわれています。現代は、季節に関係なく野菜をとることができますが、西洋野菜が日本に入るまで冬至のこの時期にとれる野菜は少なく、保存も難しかったのです。

2011-12-21 20:42:07
めぐ姐 @yuduriha11meg

そのなかで、かぼちゃは保存がきき、保存中に損なわれる栄養素がほかの野菜に比べて少ないのです。そのため、冬の時期の貴重な栄養源でした。

2011-12-21 20:42:31
めぐ姐 @yuduriha11meg

かぼちゃには多くのカロチンが含まれています。カロチンは体内でビタミンAに変わり、肌や粘膜を丈夫にして感染症などに対する抵抗力をつけてくれます。「冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない」といわれるのはそのためです。

2011-12-21 20:42:52
めぐ姐 @yuduriha11meg

また、冬至には「ん」のつくものを食べると「運」が呼びこめるともいわれています。にんじん、だいこん、れんこん、きんかんなど「ん」のつくものを運盛りといい縁起をかついでいたのです。

2011-12-21 20:43:15
めぐ姐 @yuduriha11meg

「かぼちゃ」には「ん」がつかないよ?・・・いいえ、かぼちゃのことを「南瓜(なんきん)」というでしょ。かぼちゃも運盛りの1つなのです。

2011-12-21 20:43:32
めぐ姐 @yuduriha11meg

ここで、豆知識 【冬至の七草】「なんきん」「れんこん」「にんじん」「ぎんなん」「きんかん」「かんてん」「うんどん(うどん)」 この七つの食べ物は「ん」が2つつくので、運をたくさんとりこめるからなんだそうですよ。

2011-12-21 20:44:09
めぐ姐 @yuduriha11meg

冬至の行事食はかぼちゃ以外にも「冬至粥」や「いとこ煮」、こんにゃくを食べる地方もあります。

2011-12-21 20:44:34
めぐ姐 @yuduriha11meg

冬至粥は小豆を使ったお粥です。昔から小豆の赤は邪気を祓うといわれています。この冬至粥で邪気を祓い、翌日からの運気を呼び込もうとしているのです。

2011-12-21 20:44:47
めぐ姐 @yuduriha11meg

いとこ煮は小豆とかぼちゃを煮たものです。いとこ煮とは、元々、硬いものをおいおい(甥)入れて、めいめい(姪)炊き込んでいくことから名付けられた料理なので、小豆とかぼちゃ以外の場合もあります。

2011-12-21 20:45:06
めぐ姐 @yuduriha11meg

冬至にこんにゃくを食べる地方もあります。これは「砂おろし」といって、こんにゃくを食べて体内にたまった砂を出そうとしているのです。昔の人は、こんにゃくを「胃のほうき」「腸の砂おろし」と呼び、大晦日や節分、大掃除のあとなどに食べていたことの名残りといわれています。

2011-12-21 20:45:22