あまり詳しくない精神分析の用語を使ってしまいますが、私見では(男の)NTR性癖は異性が求めているのが「私」ではなくファルスに過ぎないこと(の悲しみ)と関係しています。性関係が「物語」として私から隔てられているということ自体が性関係を構成している。
2024-02-05 21:20:18プラトンのアンドロギュノスの片割れの話は「性関係」の物語の原型だと思いますが、その物語がどれほど精巧にできていようが「私」はそこからはみ出した存在でしかあり得ない、ということの悲しみが、性関係の構成要素としてその内部に取り込まれている。
2024-02-05 21:22:01なるほど。じゃあ私のような野蛮人(「父の名 Nom-du-père における去勢」に失敗してしまった種類の人間)が、NTR には興奮できないはずだ。伊達や象徴界でエロやってないので・・・。 twitter.com/sitasimiyasui/…
2024-02-05 21:41:51リムスキー=コルサコフのシェヘラザードは、曲がエロいと感じるところがある。 twitter.com/angelica_philo…
2024-02-06 03:54:19エロいとは少し違うかもですが、高村光太郎は、「ワグネルのある音楽をきくと若いドイツ人は知らぬ間にポルーション(遺精の意)を起こすという。私にはその経験こそなけれ、恍惚を感ずる云々」と書いています。音楽とエロスの関係は興味深いです。しかしポルーションpollutionてなんだ twitter.com/Taroupho/statu…
2024-02-06 16:25:41それも「エロい音楽」には違いないのでしょうが、性癖の方向性がだいぶ異なる感じがいたしますね。 twitter.com/4fzsg6k0qcrdfm…
2024-02-06 18:40:05ひさびさに聴き返したくなったのでデュトワ&モントリオール響(1983)でかけてみているが、やはりこれはエロい! まず、この曲は1楽章ごとに1セックスである。その4夜分の睦言をこれでもかと聴かされるのだから、そりゃお腹いっぱいに決まっている。 twitter.com/Taroupho/statu…
2024-02-07 01:03:26特に私がゾクっとくるのは、第4楽章冒頭にアレグロであらわれる、暴力的(強姦的)なシャリアール王の主題。シェヘラザードに手玉に取られ、虚仮にされた王が、男の沽券を賭けて “今夜こそは” と「攻め」に回っているのだが、甘いシェヘラザードの主題に一撃で懐柔され、呆気なく仕留められる。
2024-02-07 01:21:21しかしこの、第4楽章の緊張関係はすごい。ここでは男性的なものと女性的なものとの原理が、極めてしつこく展開され、一気に止揚される。第3楽章まで「恋人」であったシャリアール王とシェヘラザードは、ここでは完璧に「夫婦」になっている。
2024-02-07 01:28:43