歌人による、本とお金の話。電子書籍周辺から。
- toiimasunomo
- 15434
- 31
- 5
- 1
じつは私は、自分で中身を書き、編集し、表紙などをデザインし、ワープロによる組版も、ゼロックスによる印刷も、大型裁断機をつかっての製本も、一人で全部やった自主制作本を刊行したことがある。高校(文芸部)卒業の記念に無料配布したのです。あしたは、それをお見せするかも。お見せしないかも。
2011-12-13 01:23:33文芸部は部員がとても少なくて、三年の先輩は引退、二年の先輩は0。入学してすぐ部長になって、一人でたくさんの筆名をつかって色んなものを書いて、月刊で部誌を出していました。印刷は一人で。そういうことをさんざんやっていたからなんです。私が詩歌の世界で商業的展開にこだわり続けているのは。
2011-12-13 01:33:43「「穂村弘VS枡野浩一 ブックデザイン自慢合戦!」感想」をトゥギャりました。 http://t.co/qQbgMR5s
2011-12-14 02:04:13先日、財布の中にいれてあった「顔写真つき住基カード」だけが見つかった。落とした麹町から遠く離れた上野で。つまり財布はもう戻ってこない。5と7の数字が銀でたくさん刻印された特注の黒革財布だった。枡野浩一監督『もういちど走り出そう(以下略)』 http://t.co/fl0OF4wY
2011-12-15 16:46:25取材交渉って、要するに先方の時間をタダでよこせと言ってることと変わらないのに、こちらの都合に合わせさせようとするのって、すごく違和感を感じる。
2011-12-16 02:27:06枡野浩一公式ブログは、予告なく記事を消しますと、あらかじめ宣言しています。古い記事、整理したいのだけれど、なかなか作業できません。 「何者かになりたい気持ち/遠くへ届かせたい言葉」 http://t.co/jCr5ZHZV
2011-12-16 17:01:14この一冊の賛否両論ぶり……。漫画評の難しさよ! そして「漫画好き」のめんどうくささよ! 絶版。電子書籍にしたくて動いていたけど足踏み中。『漫画嫌い *枡野浩一の漫画評(朝日新聞1998〜2000)』感想 - ブクログ http://t.co/snyUyNGw @booklogjp
2011-12-17 01:04:42千野さん( @chinoboshka )が書評家と献本についてつぶやいていて思ったこと。献本された本を書評したことが、一部の一般の方に厭がられるのは、広告と広報(もしくは民放とNHK)の違いから売り手がお金を払って用意した情報にはバイアスがかかっているという意識が根強いからかも。
2011-12-17 11:36:11詩歌って基本《読者数の少ない質の高い作品に対する独占欲と選民意識》( @ChihumiOthigi )に支えられてるんだろうな(ちくま文庫『一人で始める短歌入門』に少し近い記述あり)。だから「敷居を低くするアクション」が忌避されるんだろう。裾野が広くないと頂上も高くならないのに。
2011-12-18 11:22:51無報酬が基本の詩歌界の慣習から距離を置きたくて、無報酬と言われた仕事は機械的にお断わりしてます。どうしても必要があるときは無報酬で手伝うこともあるけど、そういう手伝いは生活に余裕があるときしかできません。そうでなくても薄謝の仕事で日々は埋まり、ふと気がつくと笑えない金欠状態……。
2011-12-19 12:10:53報酬問題。自分が主宰する本宣伝トークイベントでも、「薄謝でトークしていただく人」「無料で客席に招待する人」「有料で客席にいる人」「無料でユーストを聴く人」がいたりする。客席の著名人にマイクを向けることもあり、お礼の範囲は考えるときりがない。精一杯工夫してもイベントはたいてい赤字。
2011-12-19 12:44:48続き。自分は、客として個人的にトークを観に行くとき、突然マイクを向けられても抵抗なく話をする。それはトークが自分の本業じゃないと思ってるから。話に自著の宣伝も混ぜたりするし。しかし自分が主催(×主宰)するイベントに来てくれる知人が私と同様に考えるわけではないだろうから悶々とする。
2011-12-19 12:55:28続き。「赤字でも作品を印刷したい」「無報酬でも本が出れば満足」「稿料や印税で生活」のすべてのレベルを経験してみた。最後の状態がずっと続くのは無理なのかもと思うことも。その意味で私に小さな希望を与えてくれたこの本は、無報酬でも応援したい一冊。http://t.co/ih4fZacm
2011-12-19 13:12:30報酬が発生する“仕事”だからこそ、わたしは帯文依頼にはよほど好きな作家か作品にしか応えません。 @yanotoshihiro
2011-12-19 13:23:36名前を出して仕事する人間が、一言でも何かを「応援」「支持」すると、責任が伴うんです。森達也監督「A」の感想を手紙で監督に送ったら、その一文がちらしに大きく転載され(無報酬で快諾)、枡野浩一を信頼していたのにこんな映画をほめるなんて! と知人に雑誌で批判されました。後悔してません。
2011-12-19 13:47:57なぜ原稿がうまくいかないのかわかった。オレ、この映画好きじゃないんだな、本当のところは。でも好きじゃない理由まで書けるような文字数を与えてくれる映画評の仕事はもうないのであった。つくづく、好き勝手やらせてくれたEsquireは良かったなあ。
2011-12-19 19:14:21弘兼憲史さんら「自炊」代行業者を提訴へ(読売新聞) - Y!ニュース http://t.co/r6Wg9Kll 業者が請け負って商売にしている段階ですでに「自」炊じゃないよなぁ(´ε`)
2011-12-20 10:13:06書店員の帯問題、いつのまにかトゥギャられてたのかー。けっこう、読めてないツイートが多くて驚いた。@飛ばしてもらっても、たまにこっちには反映されないことがあるみたいです。 http://t.co/82ujpuCv
2011-12-20 18:24:40.@mihororo さんの「豊崎社長の「ねえねえ、なんで書店員の皆さんは、ただで帯文引き受けたり、書評書いたりするの?」」をお気に入りにしました。 http://t.co/McFqz4sV
2011-12-20 19:01:05【一年前と同じ歌】プレゼントあげる人などいないからお金も減らず良いクリスマス http://t.co/jqgtSFJR
2011-12-20 19:51:19こういうのが当たり前になってからだよな、自炊代行業を作家らが訴えても、その主張に耳を傾けられるのは。 RT @jcast_news 【J-CAST_BOOKウォッチ】「ヤクザと原発」 紙と同時に電子書籍でも刊行(文藝春秋) http://t.co/ce94m0I1
2011-12-20 20:47:22トヨザキ社長の http://t.co/McFqz4sV は他人事ではなく加担者になったこともあるけれど発言しにくい。新聞に書いた書評が帯に引用されたとき無報酬で、かつ「●●新聞より」と書かれていて私の名前もなかったこともある。その作品を応援したい気持ちが強くて我慢してしまった。
2011-12-20 21:21:23続き。『くじけな』(文藝春秋)の帯も、有名無名を問わず、多くの方の感想をつかわせていただいた(お礼は本の完成品)。そもそもツイッターに書いていた詩 http://t.co/9JULYwon が本になったという経緯で、感想も自然に寄せられたものが多く、その流れを大切にしたかった。
2011-12-20 21:29:43