@kun32xu 数十センチか...なんかIPのころってもうちょっと距離長かったような... 試料も真空に入れてるのね...じゃ、クライオプロテクタントでループに保持じゃないのね?
2011-12-25 02:13:19@hshigema 波長が長いと特に広角と低角反射の試料~カメラまでの空気パス(距離)の違いがクリティカルになるというシミュレーションに基づいているはずです(僕はやってませんw)。試料交換は現状+数分、ってのが許容範囲なのかという(それで解けるなら許容されるとは思いますが)
2011-12-25 02:21:30@kkanata あ、ごめん液体かも。でも、採掘するときはガスになって出てくる。アラスカの油田から石油と一緒に採掘して混ざりものとして取れるそうな。
2011-12-25 02:32:09@hshigema クライオループで保持するわけではないです。が、試料ホルダーの詳細はわかりません。すみません。ただ電顕のマウント方法を模していると聞きます。良い資料がウェブ上に見当たりませんが http://t.co/cYJit2vo のArminさんがやってます。
2011-12-25 02:32:58@hshigema 宇宙的に見れば沢山あるのに、地球上じゃ貴重ですからねえ。石油と一緒に眠っているとはまためんどくさいと言うか何と言うか。
2011-12-25 02:38:03@hshigema あと損傷のエネルギー依存性の議論も低エネルギー側は発展途上な気がするのと、検出器への斜入射の効果も扱いは難しいので色々とチャレンジングな要素は大きいです。が、ネイティブ結晶で位相決定ができる「位相決定専用ビームライン」ができれば素敵ですね。PF-1Aに期待!
2011-12-25 02:39:12@hshigema 散乱断面積でコンプトン(非弾性)、弾性、光電効果の比率を調べると12.4 keV(よく使うエネルギー)に比べて5 keVだとコンプトンは減少し、弾性・光電効果は増加します(NIST XCOM)。
2011-12-25 02:53:04@hshigema 必要な弾性散乱(シグナル)が損傷(光電効果+コンプトンの一部)に対して効率よく得られるかどうかはその比率を計算すると分かりますが、実は12.4 keVではなくそれを挟んだ低エネルギー側と高エネルギー側に高効率領域がありますw(理論上)。
2011-12-25 02:56:55@hshigema 我々はリングの特性上、高いエネルギー側のシグナル/損傷比を調査しつつありますが、今度は検出器効率の問題が出てきます・・・。本当に「おいしくデータが撮れるエネルギー」についてはまだまだ装置・検出器開発を含めた低・高エネルギー側の調査が必要ってことになります・・。
2011-12-25 03:04:04@kun32xu 検出器って別の連中がやってないの?うちらは出来上がったのを試してるくらいだね。CMOSつかったDirect Deviceは電子顕微鏡的には期待の新技術ですが、X線のはどんなのがあるの?
2011-12-25 03:09:54@hshigema べつの方々(検出器屋)がやってる検出器は現状の最高性能のだと億は下りません。CMOSはH社と共同でGr内で開発したのがあります。すみません、direct deviceってなんでしょうか・・・。勉強不足です。
2011-12-25 03:14:20@kun32xu CCDや従来のCMOS検出器ってシンチレーターで光に変換して検出してるよね?電顕だとそれをCMOSつかって光変換しないで検出する装置が出始めてて、これが次世代技術の一つなのね?X線だと検出器どうなってるのかと?光変換でノイズが増えるし、分解能も落ちるしね。
2011-12-25 03:40:19@hshigema ダイレクトフォトンカウントをCMOSで、は今はDECTRIS社のPILATUSというピクセルアレイ型が独占状態です。これは2億強しますが評判はよいです(未経験)。読み出し速度と読み出しノイズフリーが好評と認識してます。
2011-12-25 03:50:06@hshigema 検出効率のDQEをみると光変換積分型も12.4keVあたりだと負けてません。低エネルギー側だと顕著に差は出ると思いますが。高エネルギー側はシリコンをやめない限りは難しそうです>PILATUS
2011-12-25 03:55:39@hshigema デンケンでもdirect deviceの流れが最先端なのですね。年末の実験、うまくいくのをお祈りしてます!メリーグリス増す!(すみませんすみません)。
2011-12-25 03:58:52