赤い手は滅びのしるし第5版-血風のアーヴィ- 第19&20話(最終回)

takataka @takataka360

シギィは、人里を離れることを決意します。彼女が手にした魔剣レイザー・エッジは、常に戦い、その刃を血で濡らさなければいけない呪いの魔剣なのです。悪党の匂いはこいつが教えてくれるしな。そう言うと、蛮族が暴れていると言う、巨人の盾の山脈に向かいました。

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アーヴィは、悩んでいました。もとより、この谷の平和と安定を願っていましたが、ジャルマースやルマンドが言うように、自分が王になると言うことは、あまりイメージができないのです。

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しかし、彼女は決意します。自分が王になれるかよりも、自分がこの谷のために果たしたいと思う事をしよう。それには王は丁度良い。 そして、英雄王アールヴィーネ・レストが誕生し、エルシア谷に新しい歴史が刻まれます。

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赤い手の軍勢との戦いが終わり、谷には一時の平穏が戻りました。 しかし、谷の脅威全てが取り除かれたわけではありません。 死霊王はその邪悪な爪跡を英雄達に残し、女王ティアマトも屈辱をそのままにはして置かないでしょう。 けれど、それは今ではありません。 英雄達の登場は、また、別のお話。

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–赤い手は滅びのしるし–　完