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小林製薬「紅麹」問題 健康食品に使用の原料は同じ株から製造 www3.nhk.or.jp/news/html/2024… #nhk_news
2024-04-03 19:29:03創業室町時代 #種麹 メーカー 糀屋三左衛門29代当主・株式会社ビオック経営者。 MBA&MFA 京都芸術大大学院修了 #麹 #発酵 #豊橋 #東三河 #KOJITHEKITCHEN #麹検定 #IQ142 #MENSA会員 #INTP 個人アカウントです。著書:ビジネスエリートが知っている教養としての発酵
【今回の原因が、小林製薬の工場が原因でも、紅麹菌が原因でもない可能性の話】 色々な報道で、小林製薬の工場の管理体制や紅麹菌の性質に焦点が当たっているけど、敢えてここは別の可能性を考えたい。 あくまで推測であり、変な風評になってはいけないことを前提に。 1/n
2024-04-03 07:53:29さて、その可能性は、「原料に使う穀物が、小林製薬に納品された時点で、そもそも汚染されていた」というもの。 結構報道で触れられていないのだけど、紅麹菌を増やすには増やすための培地と呼ばれる栄養源が必要。 麹の場合は通常はコメや麦などの穀物を使う。 2/n
2024-04-03 07:53:29さて、通常、味噌醤油清酒など食品に使う麹の原料は一定のレベルが求められる。 しかし、サプリ原料、色素抽出のために使う麹であれば、官能面は求められないため、培地になる穀物のグレードもそこまで求められない。 海外産の穀物原料や、数年前に収穫されたものを使うケースもありうる。 3/n
2024-04-03 07:53:30その原料の長期保管や輸入などの過程で、サイロやコンテナ等が青カビで汚染されていた。 そして、「プベルル酸」が多量に代謝された状態で、業者が青カビの生えた部分だけを廃棄して、残った部分を小林製薬に納品したという可能性を考える。 4/n
2024-04-03 07:53:30原因と目されているプベルル酸は聞くところによると316℃の高温にならないと熱分解しない。 なので、製造工程で通常の温度で原料を蒸してるだけじゃ分解しきれない。 よって、一旦プベルル酸に汚染された原料が納品されたら、最終製品まで残留する可能性は高い。 5/n
2024-04-03 07:53:30これだけ広範に被害がわたるとしたら、プベルル酸が相当量産出されてないとおかしい。 でも、「プベルル酸」みたいな代謝物が、そこまで増えるほど紅麹に青カビが生えるとしたら、紅麹の製造や納品、加工の過程で、よほど目視でわかるんじゃないか。 6/n
2024-04-03 07:53:31もちろん、工場の衛生体制のチェックは行うべきだけど、これほど被害が拡大するほどに代謝物が蓄積するレベルでカビが生えたままほおって置かれるとしたら、 製造工程だけでなく、「原料等を大量に保管する場所」も視野に入れた方がいいのではないか。(入れてると思うけど) 7/n
2024-04-03 07:53:31つまり、長期にわたり大量に原料穀物が保管される場所が、事故の発生現場。 小林製薬の工場の原料倉庫、製品倉庫はもちろん、仮に小林製薬が使用していたのが輸入原料であれば、流通過程の「船」や「港」も視野に入る。(既に調査入れてると思うけど) 8/n
2024-04-03 07:53:32そして、繰り返し”仮にとして”だが、原料由来だとすると『機能性食品の表示のあり方・安全管理』『菌の培養工程管理』みたいな論点は吹っ飛ぶ(もちろん、一般論としての重要論点ではあるけど) だって、今回の原因はそこにないじゃん。 厚労省や消費者庁というより農水省マターに近くなる 9/n
2024-04-03 07:53:32紅麹菌!発酵!培養!微生物!機能性!みたいな、いわばタグの特殊性が強いので、そこに焦点が当たった議論になりがち。 特殊性を無視するわけじゃないけど、引っ張られすぎず、食品として『原料調達』『製造工程』『出荷流通』という一連の流れを押さえるということが必要なんじゃないかな。 10/n
2024-04-03 07:59:20バズったら宣伝していいらしいので 拙著「ビジネスエリートが知っている教養としての発酵」(あさ出版) 好評発売中です。よろしくお願いいたします。 amzn.asia/d/7P8HokT
2024-04-03 12:53:15また、麹の基礎知識が取得できる麹検定を、ABCstyleさんのご協力のもと、5月に実施します。 テキストも近日販売予定。 「麹」について基礎から知りたい方は是非。 koji-kentei.jp
2024-04-03 12:53:15【追記1/n】この物質については専門外なのだけど、一般的な視点として、『検査不備』をいうのであれば ・想定しない未知の物質を検出出来る検査方法があるのか ・その検査方法は毎ロット実施できる経済合理性のあるものか という論点はある。
2024-04-03 18:58:04【追記2/n】 「想定してないまだ見ぬ知らぬ物質まで含めて、どんな有害物質も”ない”ことを検査で保証せよ、検査なら見つかるはず、みつけられなければ不備」というのは、ある種の悪魔の証明に近い。 もちろん、それでも、作り手としての結果責任の論点はあるけどね。
2024-04-03 18:58:22【追記3/n】 人類にとって致命的な物質が発見され、その度に、その物質を検出できる方法が開発され、コストの課題も克服して広く普及し、を繰り返してきた。 我々はまだ進歩の途中。未知、未発見のことだらけの中に生きている。 今回も、そもそもプベルル酸とさえ決まったわけじゃない。 謙虚に。
2024-04-03 19:06:11麹屋=もやし屋さんだ! 紅麹のカビのエサにする原料穀類が青カビに汚染されていたのではないかという推測。 カビ毒はふつうの熱分解では分解しないで残留する。 十分ありえる。 (昨日、麹屋が平安時代からあったことを本の原稿に入れた。検索したら結構あるんだよ。) twitter.com/ymurai/status/…
2024-04-03 14:25:34流石ですな。言われてみればの切り口。可能性の1つとして参考になる。 x.com/ymurai/status/…
2024-04-03 16:47:17麹屋さんの推察、製造段階での汚染や繁殖ではなく、原材料自体がすでに汚染されていたのでは?というお話。本来忌避すべき細菌の繁殖をコントロールして、量産している人の話はなるほどなーと。 x.com/ymurai/status/…
2024-04-03 14:34:24ありうるシナリオ。 消費者に対して民事責任を負うのは小林製薬で問題ないのだけど、発生場所が小林製薬の工場内でない可能性は頭に置いておいていい。 一方で発生場所が外部であっても小林製薬内での独自プロセスで偶然濃縮されてしまった可能性もある。なぜこれまでプベルル酸事案がなかったか? x.com/ymurai/status/…
2024-04-03 13:06:58そうか。確かにそうだ。 プベルル酸が検出された事で、原料米がそもそも汚染されていた可能性も高くなったんだ。 確か原料米はアメリカ産のもので、船便でそれが届けられるのならば、可能性として十分にあり得るもの。 紅麹や工場の問題ではなく、農水の問題なら、責任の矛先が大きく変わるね。 x.com/ymurai/status/…
2024-04-03 12:11:06