社会学者の内藤朝雄氏、正月早々、福島と避難をテーマに「書き初め」
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広い意味でのナショナリズムは、あたかも線引きされた土地に命があるかのような幻想の一種であり、それは物心崇拝(フェテシズム)であるといってもよい。さまざまな利権がこれを利用して、多くの人を地獄に突き落としてきた。「福島」から「人の命」に重点を移そう
2012-01-01 07:51:42被曝で自分や家族や大切な人が死ぬかもしれないという恐怖。移住したら生活を支えるためのお金が稼げそうにないから、それでも逃げられないというみじめさ。気楽に「日本ガンバレ」「福島ガンバレ」と言っている人たちは、これを直視せよ。
2012-01-01 07:56:25「福島がんばれ」をやめよう。大切なのは「この世に一人しかいない一人一人の命を守れ」だ。「福島」は線引きされた行政区域の形に過ぎない。「福島」の大半は人の命のために人口が減少してもかまわない。避難希望者に以前よりも生活水準が上がる賠償金を給付すればほとんどの人は逃げる。それが当然
2012-01-01 07:58:11人々が正当な補償を得て避難する自由選択の結果、行政が線引きした地域の人口が激減するのは、まったくOK。「福島」よりも「人間」が大切。土地には命はないから、再「生」はない。命があるのは人間。命がある人間の一部が土地ナショナリストかもしれないが、土地崇拝を強制されるいわれはない
2012-01-01 08:00:12逃げる自由があれば大部分の人は逃げる。逃げたくても逃げられない人たちが苦しんでいるところに、「福島がんばれ」「地域の再生」といった洗脳の言葉を日本中から投げかけるな。やぶれかぶれになって、そう思ってしまうようにしむけるな。
2012-01-01 08:11:23書き初め失敗。うっかり推敲プロセスダダ漏れ即やりなおし。脳裏からぱっと出てくる語と流通する語の渾然一体となったものを、削って、直して、移動して・・・という作業の途中でうっかりボタンを押しては直し、押しては直し・・・こういうときは寝た方がいい。おやすみなさい。みなさま、謹賀新年。
2012-01-01 08:36:52