CSゲームの「大きなお友達」シフトで被った損失
- naobotaka_magi
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年齢制限規制を前提にアニメやドラマの表現の自由度を拡大するべき、そんな意見もあるとかないとか言われています。 表立ってはないですが、ネットで見かける意見です。現在のアニメやドラマはほとんどが全年齢視聴前提で作られています。一方で心配な声もあります。どんな点かというと
2024-04-28 03:40:47「将来年齢別ゾーニングが必須になってTVからアニメやドラマが消えるんじゃね?」 現在の地上波TVでは年齢制限関係のゾーニングが行われていません。極端な話、赤ん坊が夜中のドラマやアニメを見ることも理論上可能です。 ただ、スクランブル放送が導入されると話は別です。
2024-04-28 03:40:48まあ、大人の事情が絡んで無理との声もありますが、この辺はシカトしますね。 ただ、いずれにせよ将来的な導入は避けられないかと思われます。 一方で、別の領域で(建前であれ)ゾーニングの概念が導入されている実例があるのは確かです。 1990年代から日本では一部のCS機で導入されていました。
2024-04-28 03:40:49とはいえ、現在ではほぼすべてのCS機のソフトが同じ規格のゾーニングシステムを導入しています。 というわけで、このような疑問が出てくるかもしれません。 「なんでゲームだけゾーニング制度があるんだよ?圧力がすさまじかったのか?」 確かに、ゲーム媒体の影響力はある意味でスゴイですね。
2024-04-28 03:40:50文化的な影響力では日本でもかなり強力なクラスであると噂されています。ただ、そういった意味ではありません。別の意味での理由があったみたいです。どんな事情があるか見てみましょう。
2024-04-28 03:40:511994年に現在の青い英字4文字のゲーム会社が「セガサターン」なるCS機を発表しました。 サターンは6代目のCS機にちなんで太陽系第六惑星である土星から命名されたようです。 このゲーム機は当時としては高性能のゲーム機で、実際に紅白の漢字3文字のハードよりも高性能でした。
2024-04-28 03:40:53ただ、このゲーム機以降の青い英字4文字のゲーム会社のソフトは年齢制限を設けて発売するものも多かったようです。これには特別な理由がありました。 当時、日本では美少女ゲーム全盛期で、逆風によるバッシングが起きるぐらいにヒットしていたようです。
2024-04-28 03:40:54しかし、そのようなゲームはパソコンでプレイすることが主流でした。 そこで、年齢制限(1996年以降は文字通りのものではなく18歳以上推奨の意味合いであったが)を前提に美少女ゲームのCS移植版を発売してゲームの需要を拡大しようとしたのです。 また、この時代はオタク公害がガチで社会問題でした。
2024-04-28 03:40:55マスコミ界隈ででオタクがバッシングされている中、このようなゲームを無制限に発売するとどうなるでしょうか?メーカーも批判の対象になりますね。 なので、合理的な対策をするという意味合いもあってこのようなシステムを導入したと考えられます。
2024-04-28 03:40:55しかし、2000年代に青い英字4文字のゲーム会社はCS機から撤退してそのようなゲームソフトは発売されなくなったようです。 そんな中、今度は日本のスマホ屋さんのメーカーがプレイステーション2というゲーム機を世に出しました。このゲーム機は性能アップはもちろん、DVDプレーヤー機能も搭載です。
2024-04-28 03:40:56まあ、魔法天使のオタクちゃんのゲーマー人生は高校デビューと同時で人生初のゲーム機がPS2だったのですが、自分語りはここまでにしておきます。 とにかく、当時としてはほかのゲーム機にはない機能が満載で、時期によってはDVDプレーヤー目当てで購入した人もいたようです。
2024-04-28 03:40:57そんな、プレイステーション2の登場は日本のゲームファンに深い爪痕を残しました。まず、こんな声が出てきました。 「おい、ゲームは若者や子供の娯楽だろ?」早速ブチギレモードになりました。セガサターンやドリームキャストのソフトではゾーニングされるソフトも無制限に発売されていたようです。
2024-04-28 03:40:58さらに、こんな話もありました。 「これからは大きなお友達が重要、子供とかは眼中なしってことか?」 子供はPS2ゲームにとって眼中なしという意見もあったようです。PS2はオタク向けゲームハードの地位を中途半端にドリームキャストから受けついだ。そんな感じでしょうか。
2024-04-28 03:40:58また、諦める声もあったようです。どんな内容かというと、 「ゲーム共同体の発展の上で、小さなお友達は邪魔だったんだよ。時代の流れなんだし申し訳ないね~」 何の話だか不明ですが、どこぞの匿名掲示板でしばしば見かけます。とにかく世間にインパクトを与えました。
2024-04-28 03:40:59また、のちにCEROなる日本の全ゲームハード共通のゾーニング基準のシステムが導入されましたが、当時のハード別のゲームの格差も影響していたようです。 PS2やXBOXでは年齢制限があるようなゲームが出る一方で、GCやGBAは全年齢系のゲームばかり出ていました。
2024-04-28 03:41:00今となってはSwitchでも年齢制限付きのゲームが遊べたりしています。 ただ、当時は漢字3文字のハードのゲームはほとんどが対象年齢が低いものばかりでした。 というわけで、 「おい、なんでPS2ではオタク向けゲームが出てGCとかにはあまりないんだよ?これはあれか?PS2民>GC民ってことか?」
2024-04-28 03:41:01もはや意味不明なマウント合戦になっていますが、そんな解釈になりました。 GCやGBAは普通の人目線では当時として知名度が高いゲーム機であるといわれています。ただ、PS2と拮抗していたどころか勢力で追い抜かれていたようです。旧勢力が新勢力に降伏宣言、そんな解釈につながったのかもしれません。
2024-04-28 03:41:02ほかにも貴重なご指摘として、 「いいえ、XBOX>PS2>GC。XBOXは孤高の穴場ハードなので。」 話がややこしくなっていますが、事実上のポストドリームキャストたるXBOXのポジションです。オタク向けハードをめぐるマウントですね。もはや意味不明なのでここで打ち切りにしますね。
2024-04-28 03:41:02まあ、今となってはこの手の話は昔の話です。その後もゲームをめぐる議論は話題が変わってきました。 特にソーシャルゲームが登場後は変わりましたね。表現規制が細かくなりより厳格になりました。 とはいえ、油断はできないという声もあるようです。理由としては、
2024-04-28 03:41:03「この流れは他媒体にも波及するんじゃね?」 TVなどの番組や書籍などの媒体でゾーニング制度が拡大するとかの噂です。世間一般ではTV番組は全年齢がみられるのが大前提となっています。それが変わるような話は出てきていません。 ただ、そんな可能性を懸念する声はあるみたいです。なぜかといえば、
2024-04-28 03:41:04「すでに新・青少年健全育成条例が大都会で通っているだろ ?」 2010年、東京都で青少年健全育成条例が改正されました。 この規制では例えば非実在のギャルや不良の描写のあるマンガなどを不健全図書指定の対象にしうるもので、ネット上でも議論や批判が過熱しました。
2024-04-28 03:41:05実際にこの条例を機に、アニメやドラマでの過激な描写のマイルド化が進み、現在ではその弊害が出ているともいわれています。 仮にこの規制が全国規模になった場合、日本のアニメやドラマを消費していた客層がどんどん他のコンテンツに流出、あるいはコンテンツの陳腐化が起きるといわれています。
2024-04-28 03:41:06まあ、今のアニメやドラマを見る限り、規制が少し厳格になるだけで、衰退するとは思えないですが、この辺は無視しますね。 ただ、ガチの話もあります。 「リア充の世界はともかく、オタク文化はもう不況モードだよ」 ゲームやアニメのオタク文化では不況ムードが蔓延しているのは確かです。
2024-04-28 03:41:06ゲームについては古いゲームが遊ばれる一方で新作には目もくれない状態で、アニメについては北朝鮮のアニメーターにTVで流すような日本のアニメ制作の一部が行われる状況になるなどと、不況トレンドに入っています。 オタクを引退する者も近年は増加しているとのことです。
2024-04-28 03:41:07出生・結婚・子持ちになるといったタイミングでオタクをやめる人が多いとされています。 そして、ガチでこれがほかの媒体でも同じことになった場合どうなるでしょうか? TVや漫画ですら厳格なゾーニング対象になる点は否定できません。
2024-04-28 03:59:01