@aono_ex_parrot ブーヴレスがフランスの哲学者である事はとても重要です。あえて「アナロジーの罠」をあげているのは英米本国の哲学者が批判したものでないからです。ただ、それでも(科学)哲学と科学者で議論が空転するのも事実であり重要だと思われます。(長文失礼しました)。
2011-12-31 15:26:08@SCA_DI どっちが言い悪いではなく、単にお互いの不理解から生じる不幸な衝突のように感じられるんですよ。特に情報分野なんかは未だに山師も多いですから、防衛本能が働いてるのかも知れないですけど。
2011-12-31 15:26:43@aono_ex_parrot 「一般意志2.0」に関してはボクは読んでませんし、専門ではありませんので言及しませんが、少なくとも「動物化」に書かれた多くは自分の仕事分野であり専門的な部分を多く含んでいます。まずそこのところを前提にします。
2011-12-31 15:36:13@aono_ex_parrot 「動物化」に関しては、多くの予言が外れています。さらに問題なのは、当時それらの予言に基づいて作品の善し悪しが語られた経緯があります。僕らのような仕事をしてる人間からしたらある日突然一方的に作品のカテゴリー分けをされたのです。
2011-12-31 15:38:11@aono_ex_parrot 彼らはそれらの言説をまるで無かったものかのように振る舞いますが、実際その場にいる人間は、そのような言説に振り回されます。思想といえども多くの予言が含まれるのなら反証性はある程度担保されるべきだと思います。
2011-12-31 15:42:09@aono_ex_parrot 互いの不理解でくくる前に、果たして語る側が語られる側に対して何かしら理解があったのかどうか? 自分が理解出来ないものは「つまらない」などと切り捨てはなかったか? 等は「動物化」を中心とした議論の負の遺産としてあると考えます。
2011-12-31 15:44:36@SCA_DI 予言であれば、「当たった」か「当たらないか」で検証可能ですが、それは科学的なアプローチとはまた違う物ではないでしょうか。哲学には哲学なりの検証はもちろん必要ではありますね。
2011-12-31 15:45:58@aono_ex_parrot また、逆に、それによって美少女ゲームも社会的認知を少しは得る事になり(良かったのかどうか知りませんが)、当時の読者にある種のビジョンを与えたのは良かったのかもしれません。そして思想家というのはそんなお仕事なのかもしれません。
2011-12-31 15:47:36@aono_ex_parrot 手元に「動物化」が無いので細かい論証は出来ませんが、「今後、作家的な固有性は無くなりデーターベース化」するといってましたが、実際そのすぐ後にその反動のようにパクリトレス騒動が起きました。
2011-12-31 15:50:30@SCA_DI 議論のための議論を広く巻き起こそうとして仕掛けたもの、なのかも知れません。今の日本のサブカルを的確に言い表す理論はまだ成立過程なので、必要なものではあったのではないかと。ただ、納得できる(もしくは正しい)理論が私たちが生きているうちに完成するかどうかは…
2011-12-31 15:50:52@aono_ex_parrot 予言が「すぐ起きる!」といった場合で、それが2000年後でも起きないのなら、どっかの宗教の終末論と差はなくなりますよね。思想は宗教と同レベルで語らえるものならばそれも良いのかもしれませんが。
2011-12-31 15:53:18@aono_ex_parrot 完全なものを目指すのであれば、発言の有効性は検証されても良いと思います。いや、別に完全なものでなくて良いので少しは検証してください。ぐらいは言いたかったのです。
2011-12-31 15:55:18@SCA_DI 完全を目指さないのであればそれこそ言いっぱなし、ケンカしっぱなしですからね。ただ、現状はサブカルを語る思想も、サブカルの評価基準である「面白いかどうか」で評価されているような気がしてならないのですが。
2011-12-31 16:02:10@aono_ex_parrot はい。その通りだと思います。んで、それで良いとも思います。基本的に彼のやっている思想は我々がやっている物語を作る行為の一種だと考えれば東先生はおもしろいです。たぶん新刊もそういう意味ではおもしろいだと思います。
2011-12-31 16:06:46@aono_ex_parrot まぁ、そんな感じで東先生の仕事を全否定しているわけではありません(結構ツイートでもボクは好意的な意見多いですよ)。ただ、現場の人間は忘れないからな! という事だけです(笑)。
2011-12-31 16:09:30@SCA_DI なるほど、創作の一種として考えれば確かに面白いことは評価の対象ですね。「わかりやすく面白い」そして「議論の種になる」思想はたたき台としては最高のものでしょうし。
2011-12-31 16:10:28@aono_ex_parrot ボクはSFはあまり読まないのですが、SFの解説書とか読むと実際、科学側にアイディアが取り込まれたりする事が多いのに驚かされます。東先生の仕事ってそういう意味で物語的かつSF的な気がします。思考実験としての物語。そう考えれば読み応えのある本です。
2011-12-31 16:14:10