沖縄自立への道筋

@trinity_inc 樋口耕太郎氏のつぶやきまとめ
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樋口耕太郎 @trinity_inc

私は、誰が何と言おうと、沖縄は基地なし補助金なしで経済的に自立可能だと思っています。ただし、そのためには三つの条件があります。

2012-01-08 06:25:01
樋口耕太郎 @trinity_inc

第一に、そもそも自立が可能だと沖縄自身が信じること。現実問題として、どれほど理想論を掲げて熱く語ろうと、沖縄が本当に経済的に自立できると信じている人は、現在殆ど存在しないと思います。

2012-01-08 06:25:30
樋口耕太郎 @trinity_inc

第二に、自立可能だと一定比率の県民が信じるようになるためには、自立への具体的な道筋が明らかにされ、また、その方向へ進んでいるという具体的かつ目に見える変化が必要です。カギは観光と自然な農業です。

2012-01-08 06:26:09
樋口耕太郎 @trinity_inc

現在の沖縄の県民総所得(GDP)は4兆円。米軍基地が全面撤退した場合、どんなに少なく見積もってもこれが2兆円に縮小するでしょう。このギャップを埋めるためには新たに2兆円経済を生み出さなければなりませんが、補助金なしでそれを実現するためには、観光の質を大幅に高める他はありません。

2012-01-08 06:27:04
樋口耕太郎 @trinity_inc

現在の観光収入が4000億円。波及効果を含めると1兆円ですので、これを3倍にするとちょうどギャップが埋まる計算になります。

2012-01-08 06:28:01
樋口耕太郎 @trinity_inc

ポイントは、沖縄県政やコンベンションビューローが考えているように観光客数を増やすのではなく、観光資源の質を高めて、質の高い顧客層を呼び込み、消費単価を上げ、滞在日数(現在平均僅か2泊)を伸ばすことで実現するということです。

2012-01-08 06:29:00
樋口耕太郎 @trinity_inc

3倍の観光収入は、単純計算で来訪者の平均滞在日数が3倍(すなわち平均6泊)になれば実現しますが、これはすなわちハワイの水準(質)に到達するということを意味するのです。

2012-01-08 06:29:20
樋口耕太郎 @trinity_inc

第三に、上記の道筋に踏み出すために、具体的な事業計画が必要ですが、それが新・南西航空プロジェクト(http://t.co/iRGbSwG7)なのです。

2012-01-08 06:30:28
樋口耕太郎 @trinity_inc

新・南西航空が実現するとなぜ、来訪者の滞在日数が伸びるか。新・南西航空の基本戦略では、日本の地方空港と東アジア諸都市を繋ぐハブ機能を果たすことで収益を確保し、それを原資として、沖縄離島間の便数を大幅に増やし、同時に価格を適正水準まで調整します。

2012-01-08 06:31:00
樋口耕太郎 @trinity_inc

沖縄最高の観光資源は、極めて多様性をもつ離島の数々です。「那覇空港に行けば、沖縄のあらゆる離島へいつでもアクセスできる」というイメージで離島間の航空インフラを大幅に拡充・整備すれば、来訪者はそれぞれまったく個性の違う離島を巡りながら、飾らない沖縄を楽しむことができます。

2012-01-08 06:31:37
樋口耕太郎 @trinity_inc

質の高い観光資源を顧客に提供することで、質の高い顧客が沖縄に訪れ、現在とは比較にならない滞在日数を沖縄圏で過ごすことになるでしょう。私が新・南西航空に拘っている理由の一つがここにあります。

2012-01-08 06:32:13