第13回 明日の教室東京分校 北川達夫先生 #askt13 北川達夫先生(日本教育大学院大学客員教授、元フィンランド外交官):「わかりあえない時代の対話力実践講座」

第13回 明日の教室東京分校 http://asunokyosi.exblog.jp/ 日 時:平成24年1月7日(土)13:30~17:00 講 師:北川達夫先生(日本教育大学院大学客員教授、元フィンランド外交官) 講師紹介:北川達夫先生 続きを読む
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藤川大祐 @daisukef

91年のソ連崩壊、01年の9・11、そしてそれから10年。私たちも同時代を生きてきたこの20年をどう見るかが問われます。 #askt13

2012-01-07 14:02:24
藤川大祐 @daisukef

同質的な「みんな」の中であれば、非常にすぐれた対話や合意形成がなされている、ということかと思います。問題は、異質な人がいる中でどうするか。 RT @ADAKEN3: 日本人は対話なき民主主義なのでしょうか? #askt13

2012-01-07 14:03:13
藤川大祐ゼミ(授業実践開発研究室) @fuji_labo

北川:その後、「歩み寄って文明同士対話しよう」という流れに。2001年「文明の対話」年に。しかし、この年に9.11の同時多発テロ事件が発生してしまった。これ以降、現在は衝突対話が繰り返している「多色刷り(のグローバル)」へ。 #askt13

2012-01-07 14:03:14
藤川大祐ゼミ(授業実践開発研究室) @fuji_labo

北川:「一色刷りのグローバルから、多色刷りのグローバルへ」という背景から、「共存と協働が必要とされているのでは?」と地球規模で言われている。 #askt13

2012-01-07 14:04:04
藤川大祐ゼミ(授業実践開発研究室) @fuji_labo

北川:ここまでは建前のように聞こえるだろう。色々な考えの人と、時にぶつかり、時に協力する。弁証法的に考えると、それはよりよい考えで解決していくから良いと捉えられるかもしれない。しかし、本当に「違う」ところは活かせるのではないか? #askt13

2012-01-07 14:06:09
藤川大祐ゼミ(授業実践開発研究室) @fuji_labo

北川:対話のイメージは3つ。1つ目は、対話A×B×Cを、AかBかCのどれか1つにしたいとき。多数決・ジャンケン・第三者による選択…どんな方法をとっても、結果は一つにする場合。 #askt13

2012-01-07 14:07:54
藤川大祐 @daisukef

「対話がなければ殺し合う」というくらいの深刻な状況がある、というのは、潜在的には日本の学校だってそうかもしれない。 #askt13

2012-01-07 14:08:09
藤川大祐ゼミ(授業実践開発研究室) @fuji_labo

北川:2つ目は、「会話A×B×Cは、AとBとC」にするとき。しかし、相入れない・絶対に許さない考えが出てくるはず。3つ目は、「対話A×B×Cは、D」にするとき。こちらは全員が満足しない結果になる。図式化をすると、以上の3通り。 #askt13

2012-01-07 14:09:34
藤川大祐 @daisukef

「違いを活かすことは本当に可能なのだろうか?」 北川先生の話は、どんどん根源を問うていく。若い教師、教師を目指す人たちが、すぐに使えるハウツーを知るだけでなく、こういう根源的な問いを問うことが、これから当たり前になればと思う。 #askt13

2012-01-07 14:11:20
藤川大祐ゼミ(授業実践開発研究室) @fuji_labo

北川:違いを活かす事は、本当に可能なのだろうか? 倫理的に許さない・生理的に受けつけない、などもあるはず。「みんなちがってみんないい」のリスクは、「あ、あなたはその考えなのね」…と、多様性を隔離した状態で共存することになること。 #askt13

2012-01-07 14:11:28
足立賢治(adaken) @ADAKEN3

@daisukef なるほど。異質の集団の中で対話ができないと言うことですね。納得です。 #askt13

2012-01-07 14:17:09
藤川大祐 @daisukef

フィンランドで飼っていたネコを、日本に帰るときにどうするかについて、「連れて帰る」か「安楽死」かという議論になった話。長時間の移動や環境の変化はネコへの虐待だと言われたが、連れて帰る決断をした。そのときの例が「対話」の例としてわかりやすい。 #askt13

2012-01-07 14:28:51
藤川大祐 @daisukef

相容れない主張を受け入れられないときに「絶交するしかない」と思ってしまうが、相手は違うと言いながらも決断を受け入れ、それでもつきあっていくという話です。 #askt13

2012-01-07 14:30:53
藤川大祐ゼミ(授業実践開発研究室) @fuji_labo

北川:ぶつけて殺し合いになるところでなければ、どんどんぶつかるところはぶつけていく。そこから少しずつ解決をしないと、違いの中で生きていくことは大変。私たちは、ギリギリまで我慢しがちでは。そこまでしないと、違いはでてこないはず。 #askt13

2012-01-07 14:31:02
藤川大祐ゼミ(授業実践開発研究室) @fuji_labo

北川:絶対に許せない部分は保留にする。残りの許せる部分で手をつなげるか? #askt13

2012-01-07 14:31:43
藤川大祐 @daisukef

我々の立場で言えば、学生の態度で許しがたいことは多いが、そこは保留にして、残りの許せる部分で協力することが必要ということですね。 #askt13

2012-01-07 14:32:40
藤川大祐ゼミ(授業実践開発研究室) @fuji_labo

北川:グローバルな「正しいこと」は存在しない。「絶対に許せない!」と跳ね付ける前に、「どのような主張にもそれなりの『正しさ』があるんじゃないかな?」 とする。この「あるんじゃないかな?」位の検討が大切。 #askt13

2012-01-07 14:35:48
藤川大祐 @daisukef

どのような主張にもそれなりの「正しさ」があるんじゃないかな、対話に技術があるとすればここにある、とのこと。対話を進めつつ、各局面において、暫定的に正しい、よいとするしかない、ということかと。 #askt13

2012-01-07 14:37:11
藤川大祐ゼミ(授業実践開発研究室) @fuji_labo

北川:みんなで「正しいこと」を構成する。それぞれに正しい事がある。 #askt13

2012-01-07 14:38:34
藤川大祐ゼミ(授業実践開発研究室) @fuji_labo

ここから北川先生から参加者にプリントが配られ、3つの例題を考えていきます。 #askt13

2012-01-07 14:39:59
TAMA FREEDOM・魂フリーダム @TAMA_FREEDOM369

まさに。 RT @fuji_labo: 北川:絶対に許せない部分は保留にする。残りの許せる部分で手をつなげるか? #askt13

2012-01-07 14:40:07
小池翔太@『今すぐ使えるかんたんTeams for Education』 @koike_s

教師は「この問題に正当は無い」としばしば言うが、これはおかしいとのこと。確かに…。 #askt13

2012-01-07 14:46:44
藤川大祐 @daisukef

自分の言っていることの難点を自覚することは難しい、というのは本当にそうですね。 #askt13

2012-01-07 15:21:33
藤川大祐ゼミ(授業実践開発研究室) @fuji_labo

北川:(課題のワークショップが終了し、)あらゆる主張の利点と難点を挙げてみよう。クリティカルとは、狭義に「相手の利点・難点」で、広義には「自分の利点・難点を見る」こと。後者の方が難しいのでは。 #askt13

2012-01-07 15:21:52
藤川大祐 @daisukef

「正当」じゃなくて「正答」。「正答はない」でなく「唯一の正答はない」ではないかというお話でした。 RT @koike_s: 教師は「この問題に正当は無い」としばしば言うが、これはおかしいとのこと。確かに…。 #askt13

2012-01-07 15:23:19
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