集団線量の癌死予測への演繹方法について

「集団線量の掛け算をしてはいけない」の意味は?
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yoka72 @yoka72

@leaf_parsley http://t.co/vXba0cYP←これってちょっとわからないのですが、10mSv×1万人での予測は○なのですか?×なのですか?

2012-01-10 10:30:22
リーフレイン @leaf_parsley

@yoka72 そのカテゴリーだけで吟味すれば○だと思いますよ。 ただ、その10ミリシーベルトで癌の発症確率が数値としてはまだ出てない(というか多分出せない)のが現状だと思います。

2012-01-10 10:35:16
yoka72 @yoka72

@leaf_parsley それはLNTなのでは?→癌の発症確率

2012-01-10 10:37:18
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

http://t.co/WGXE7jce 「集団実効線量の計算に内在する仮定が大きな生物学的及び統計学的不確実性を秘めているためである。」という部分が1番重要です。 http://t.co/JpLnEO49

2012-01-10 10:24:47
リーフレイン @leaf_parsley

@MAKIRIN1230 論文文書というのは実にわかりにくいですね。 「多数の超低量長期被曝者」と「少数の比較的高い低量被曝者」あるいは[ごく少数の短期高被爆者」とを一緒にするな って言ってくれりゃあはやいのに。

2012-01-10 10:32:43
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

全文にはどこかにちゃんと書いてあるのかもしれないですが、内容をきちんと理解できていない人がデタラメな解釈を発信するのが問題なんですよね。語学が堪能でも学術論文の内容がきちんと理解できるとは限らないわけです。 @leaf_parsley

2012-01-10 10:39:38
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley @yoka72 確かに「ここから↓は健康被害がない」と切ってしまえば閾値ですが、「ある範囲からある範囲までの確率はかぎりなく0に近いですよ」と言うのは閾値なしの端っこでは仕方ないと思うんですよ。

2012-01-10 10:50:19
yoka72 @yoka72

@leaf_parsley LNT仮説は閾値無しじゃなかったっけ?

2012-01-10 10:57:25
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

集団線量は線量と人数の積を足し合わせているので勾配の影響はきちんと取り込むのですが、ある線量の人数を推定すること自体多くの不確定性を含むので、それらを元にした一つの指標でがん死の増加を推定することが好ましくないという感じでしょうか。 @leaf_parsley @yoka72

2012-01-10 11:11:28
リーフレイン @leaf_parsley

@yoka72 あ、そうかLNTのほうが閾値なし直線仮説ですね。 文脈から逆かと思っちゃった、すいません。。。

2012-01-10 11:27:39
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

100mSvでがン死が0.5%増加するというのが前提では評価もそれに応じて取り込まれます。ただし、多くの場合、より低線量領域のほうが人数が多くなるので、その人数の推定で集団実効線量の値はかなり変わってしまうので好ましくないわけです。 @leaf_parsley @yoka72

2012-01-10 11:44:48
リーフレイン @leaf_parsley

数値的に勾配の影響は取り込んでも、勾配に応じての評価は取り込んでないです。結果として取り込んだ数値はただの嵩増やしにしかなってないという罠が、、RT@MAKIRIN1230 @yoka72 集団線量は線量と人数の積を足し合わせているので勾配の影響はきちんと取り込むのですが、

2012-01-10 11:24:28
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

100mSvでがン死が0.5%増加するというのが前提では評価もそれに応じて取り込まれます。ただし、多くの場合、より低線量領域のほうが人数が多くなるので、その人数の推定で集団実効線量の値はかなり変わってしまうので好ましくないわけです。 @leaf_parsley @yoka72

2012-01-10 11:44:48
yoka72 @yoka72

LNTは放射線防護でのリスク評価なので、被害見積もりは異なる。不確かさを含む物を積算したり、特に不確かと思われる領域で多数足し合わせるのは避けた方が良い。そういった理解で大丈夫ですか?@MAKIRIN1230 @leaf_parsley

2012-01-10 15:05:03
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

ひとつは、線量と人数の分布自体にかなりの推定が入るので、それを元にしたひとつの指標(集団実効線量)だけで、その集団のがん死の増加を推定するのは好ましくないということと、(続く @yoka72 @leaf_parsley

2012-01-10 15:22:31
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

続き)それとは別に、大人数が「very low dose」(長期の被曝総量が1mSv以下となることを想定しているようです)の被曝をした場合には、がん死の増加を推定すること自体好ましくないと考えているようです。 @yoka72 @leaf_parsley

2012-01-10 15:30:01
Wheeler Appraiser @wheelery9

LNTは放射線防護でのリスク評価なので、被害見積もりは異なる。不確かさを含む物を積算したり、特に不確かと思われる領域で多数足し合わせるのは避けた方が良い。そういった理解で大丈夫ですか?@MAKIRIN1230 @leaf_parsley

2012-01-10 15:39:35
yoka72 @yoka72

低線量での多人数への影響は統計的に不確実だというのはわかるのですが、なぜ特に集団実効線量に着目してるのかが少しスッキリしません。推定や丸めの影響が出るのはどちらかというと低線量多人数へのLNT適用の様な気がします。(続く @MAKIRIN1230 @leaf_parsley

2012-01-10 15:57:18
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

http://t.co/ogiHfDqt これによると集団線量の概念は1970年頃に出来上がったようなのですが、ICRP pub.103 ではその値に着目するのはやめようという話だと思います。 @yoka72 @leaf_parsley

2012-01-10 16:15:29
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

また、低線量領域まではLNT仮説は成り立つとしても、それより線量の少ない極低線量極低強度の被曝(自然放射線による被曝よりずっと少ない)場合には、LNT仮説は成り立たないと考えるようです。 @yoka72 @leaf_parsley

2012-01-10 16:19:42
yoka72 @yoka72

ちょっと来客で中座してました。いろいろありがとうございます。「極低線量極低強度(自然放射線による被曝よりずっと少ない)」だと、職業被曝の疫学研究には使えそうな気もしますが、それも良くないという理解で良いのですよね? @MAKIRIN1230 @leaf_parsley

2012-01-10 16:43:20
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

極低線量極低強度の被曝は長期にわたる被曝総量が1mSv以下を想定しているようなので、職業被曝よりずっと少ないので、職業被曝には当てはまらない話ではないでしょうか。 @yoka72 @leaf_parsley

2012-01-10 17:00:13
yoka72 @yoka72

でも、http://t.co/aZ3EdtwU (※PDF)は職業被曝では使って良いという雰囲気では書かれていないですよね? @MAKIRIN1230 @leaf_parsley

2012-01-10 17:42:57
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

「集団実効線量は,最適化のための,つまり主に職業被ばくとの関連での, 放射線技術と防護手法との比較のための1つの手段である。」とあるので、職業被曝の場合は、被曝管理されていれば、一応意味のある指標の一つにはなるということでしょうか。 @yoka72 @leaf_parsley

2012-01-10 17:56:41
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

ただ、それからさらに、がん死の増加を計算するということはまた別の話かもしれません。 @yoka72 @leaf_parsley

2012-01-10 18:01:21