「芸術」とディスコミュニケーション

アート=コミュニケーション という前提を勝手に念頭に入れた“(現代)アートはわからない”的作家-鑑賞者間の齟齬に対する編集者の疑問から、アートってそもそもコミュニケーションだっけ?的な前提に対する懐疑を踏み越え、そうでなかったとしても未だに世間を蔓延る“芸術(家)神話”という言葉から切るとやはり何かしら意思の不通みたいなものはあるのではないか、だとしたら、的な、周回する懊悩の日々の断片です。
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@makotoflex

日本人は成人するまでに親に『あなたにはできないからやめておきなさい』のような ネガティブな批判を平均50,000回ほど言われるらしいです。 反対に、 『あなたにはできるから頑張りなさい』のような ポジティブな言葉を言われるのは8,000回。

2010-03-14 21:51:50
@clairminnows

なるほど確かに。『個人の自由<社会の利益』だからなのでしょうか?親に限らず、何か行動しようとしている人には慎重になる方が多いような気がします。

2010-03-18 01:58:45
@clairminnows

もう何か何でも物は言い様で、その裏にあるものは全て不確かなんじゃないかと思えてきたなあ。表面に出てくるものの差異なんて、結局「何でも無い」んじゃないのかな…とか言うとまた怒られそう。どうなんでしょう、実際のところ。

2010-03-18 02:02:42
@clairminnows

何か最近複雑系の本を読んだのですけども、今一般的になってるものって、それは複雑な要因が絡み合って「偶然」、そうなっただけなんですよね。VHS然り。ならば相手を説得することが出来たらそこに価値が決まるって、その「価値」って、実はそのものの価値でも何でも無いんじゃないか、とか。

2010-03-18 02:10:58
@clairminnows

一般常識って読んで字の如くそれを何人の人間が信じているかでしかなくて、光は重力の影響を受けないし、パラダイムとかってのもやっぱり大きく覆されるわけで、結局人の言葉に「意味」があった時って在ったのかなと最近思ってるんです。そんなこと言ったら「価値」なんてそもそもないんじゃないかと。

2010-03-21 01:37:38
@clairminnows

最終的に紙くずとして撤去されるのですね。「アートはよくわからん」的なコメントが印象的でした。 JR / Exposition Paris 2009 - Ile Saint Louis http://www.dailymotion.com/video/xcd25a

2010-03-03 02:02:24
@clairminnows

アートは形骸なのでしょうか?うーん、いろいろと考えていたらマッドになってきました…。

2010-02-18 02:13:53
@noellennon

@clairminnows 「現代アートはわからない」ってのは結局、作者の意図をちゃんと汲み取らなくちゃいけないという強迫観念があるんじゃないかな?しかもその意図を見たり聴いたり感覚だけでキャッチしなくちゃ!って構えてる気がする。それは作者の神格化の結果だと思う。

2010-05-18 08:51:53
@sakkamott

@clairminnows 僕は最近アートが何なのか分かりません。(ちなみに寝起き)

2010-03-20 23:27:50
@clairminnows

@sakkamott いや机の落書きはじゃあアートなのかと問われた時、咄嗟に答えられなかったんですよね。創作って誰にでも出来るじゃないですか、でもじゃあ何でそういうものの一部に他との差異化を図るように「アート」という言葉が付いてるかっていうのはたしかに疑問で、

2010-03-21 01:04:49
@clairminnows

人間はみんなアーティストっていう時代だという流れも実際よくわからなくて、youtube、myspace、手書きブログ、pixiv等々、別に獲得するまでもなくそこに場が与えられているので後は発表するだけ、活動は誰にでも出来る→皆アーティストといわれると何か混乱してしまって

2010-03-21 01:14:03
@clairminnows

でもやっぱ役職なんですよね。ダーガーの絵は発見されるまでは「アート」じゃなかったというとこがミソなんだと思うんです。

2010-03-21 01:25:56
@sakkamott

アーティストって仕事の中の現代美術作家っていう役職。か。ジミーは違うのか

2010-03-21 02:51:04
@sakkamott

@clairminnows うーん、今鳥取でジミー大西の大きな展覧会やっとるけどあれはどうなんだろ。

2010-03-21 02:24:09
@clairminnows

あ、そうなんですか。「どう」とは? RT @sakkamott うーん、今鳥取でジミー大西の大きな展覧会やっとるけどあれはどうなんだろ。

2010-03-21 02:36:30
@clairminnows

それはドイツみたいな制度がない国でもそうでしょうね。でもそういう前置きが在ってもジミーを肯定しづらいのは、作品があんまり外に開かれてないからなんじゃないかなと思う。 RT @sakkamott ドイツではアーティスト保険ってのがあって…それでいくとジミーはアーティスト。なの?

2010-03-21 02:56:33
Ogri @clairminnows

@murajin79 クーンが確か科学に於ける「真理」は相対的なものであり、その時代で切って行った「事実」は後に覆されると言ってた気がします。科学が疑いなら、芸術のベースにあるのは「他者」性なのではないでしょうか?buy to define art、的な。

2010-03-30 00:26:32
@clairminnows

芸術の定義は第三者がするものであるという上で、芸術自体は第三者との関係の間に出来上がって行くもので、「外」に開いていくように在るんじゃないかと思うのです。 .@murajin79 定められた芸術に基づいてあるということか? 誤解かな。うーん。 @clairminnows 芸術の…

2010-03-30 02:59:02
Ogri @clairminnows

@murajin79 やっぱ独りの世界では存在しえない気がするのですよね。だからコミットというか、外に開いていこうとする姿勢なんじゃないかなと思ったのですが、でも違うかー。(cf.ダーガー)

2010-03-30 04:05:31
@ENOKI_Toshiyuki

絵画やグラフィックデザインを視覚言語と言ったりする人もいるように情報伝達能力をもっている。視覚伝達も言語伝達も向き不向きが在るだけでどちらが上等とか下等というようなことはない。しかし、絵描き(一部の)は言語を軽視する傾向にある、もっというと情報やコミュニケーションを軽視している。

2010-04-16 11:49:51
@ENOKI_Toshiyuki

一つの仮説。絵描き(一部)が、私のメッセージは「何か」です、それは言葉で言えない深いものです、見る人が想像して感じ取ってください。と言って黙るのは、等伯の「松林図屏風」の余白の効果を演出しようとしているのではないか?でもそれは「濁った沼は深く見える(ニーチェ)」でもあるのだよ。

2010-04-16 12:19:12
Ogri @clairminnows

RT @ENOKI_Toshiyuki「何か」 それが何か? を皆で話し合えるといいですね。 QT @borisandosu 違うよ。象や猿以下の絵が氾濫しているじゃない。我々はそうじゃない自負を持って描いている。心に届くメッセージや「何か」が無い作品は動物が飼育員に描かされた…

2010-04-17 02:07:14
Ogri @clairminnows

あっ、確か。象は曲芸のため、猿は身体的な歓びとして、つまり筆を動かすのが楽しいため絵を描くのですよね。支持体に乗った絵の具の割合が織り成す何かしらの模様が意味として任意のマスの間で機能するものだとするならば、そこに意味や価値を付けられるものとしての人間、と定義するとして。

2010-04-17 02:47:20
Ogri @clairminnows

そこで動物と人間の線引きをすると、絵画における意味とはつまりそのまま言語のことになるわけですよね。つまり絵画(や、人間の「文化」的な行為)とはその出自から言葉と密接な関わりを持っていて且つマスに対する情報伝達手段たるはずなのに、それをやや放棄する姿勢は如何、ということでしょうか。

2010-04-17 02:56:08
Ogri @clairminnows

そして伝えたいものが言語化不可能な「何か」だとしたら、そこには文字通り「意味」がない状態になるわけで、良くも悪くもそういう「ない」ものが「在る」ものとしてニーチェの沼的に機能しているというのが日本美術の現状で、それがやはり作家-観客間に齟齬と乖離を生んでいるけどそれは当然だと。

2010-04-17 03:10:34