#twnovel 8

ついったーのべる8だよ
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@prefab000

#twnovel 食事食事帰宅。出勤。食事帰宅食事食事。欠けている単語を追加する方法について医者に相談したところ、酒を勧められた。食事、食事帰宅、酒。出勤、食事帰宅食事、酒、酒、酒。なんと、欠けている単語が思い出せない。これじゃあただの駄目人間じゃあないか。僕は疲れて眠った。

2012-01-11 03:42:04
@prefab000

#twnovel 小さな人形を発見した。髪は長く青く、丈の短い白いドレスを着ていた。見覚えがなかった。家族の誰かの持ち物だろうか。私は警戒した。本を読んでいたが、知らぬうちに横目で確認してしまう。私はこれを日当たりの良い場所へ移動させ、背を向けて距離をとることにした。

2012-01-10 05:15:07
@prefab000

#twnovel この巡り合わせで、電灯が落ちるとは、いただけない。途中まで目で確認していた文字は文章として成立せず、私に不安を覚えさせhkhvfghxjhkkjjkshikdああ、うるさい!「全部消えた! 停電滅亡しろ!」お隣の物書きさんがキーボードをでたらめに打ってたっぽい。

2012-01-08 02:46:26
@prefab000

#twnovel 白い封筒が届いた。私はこれをぼーっと眺めていた。開封しなくちゃ読めないなと手に取ったはいいが、そこで記憶がとんだ。よく覚えていないけれど、私は間違いなく手紙を受け取っていたと理解していた。差出人の名前も記憶にある。しかし思い出すほど開封には勇気が要りそうだった。

2012-01-05 00:52:57
@prefab000

#twnovel 『どんな音楽なら眠りやすいか、考えてみてください。あなたの思考がそのまま音楽になります』試してみたが何も聴こえない。何度もやり直す。足元で猫が丸くなる。猫を抱いて一夜明かす。翌朝、爆音で目覚めた僕はクセのあるメロディの合間にスピーカーから猫の鳴き声を聴いた。

2012-01-04 02:00:58
@prefab000

#twnovel 目が覚めた。暗くて天井は見えない。携帯端末を手探りしようと身体をひねる。すると枕元に真っ白な四角が浮かんでいた。見間違いかと目を凝らしたけれどすぐ暗くなった。私は枕の下の自分の記録帳を取り出し、お腹に密着させ、目を閉じた。これが私が初夢を記憶できなかった理由だ。

2012-01-03 19:09:49
@prefab000

#twnovel 12月31日23時37分。××商店街。少女ひとり、とある店の前で立ち止まる。中を覗く。髪が黒だったり茶色だったり、男だったり女だったり。少女は店の入口に手を掛ける。次に体の重さを預ける。1月1日、0時2分。少女がドアから離れる。商店街を出る、少女。と、黒猫1匹。

2012-01-02 01:25:49
@prefab000

#twnovel 最近、水が美味しくない。なんとなく隣にできた高層の建物のせいだと思った。敵陣に乗り込む。エレベーターは避ける。階段を使う。時間をかけて登る。屋上だ。天気が良かった。男の子が座り込んで食事していた。眼が合う。「お水、いりますか」「いらない」という声が出なかった。

2011-12-31 14:45:18
@prefab000

#twnovel 校舎の向こうから真っ青な光が差し込む。「今日は青色だった」毎日当番を決めて記録する。女子Yはカーテンに隠れていた。「今日は何色だった?」Yは泣いていた。「赤だったと書こう」Yは阻止する。Yと眼が合った。僕は文字通り、Yの瞳の色を疑った。「何色か、わからない」

2011-12-30 13:30:15
@prefab000

#twnovel 水を敷く。少し泥もあったけれど、仕方ないので踏みつける。「この教室から学ぶことは!」部屋が傾く。窓から流れ出る水は一瞬、虹色に染まったが、あとは混ざって黒くなった。この時、私は妙に醒めてしまっていたから、チョークを手に取り、既に足元の大きな黒板に座り込んでいた。

2011-12-29 05:26:41