- chitose_cmb
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何故か第1章のタイトルがないのに始めてしまいました……
と言ってもまだ何も決まっていませんけどね。
この作品は11月12月に募集したRTネタをSS用に改変したものを利用しています。バーボンSSを書いているリースさんの設定や作品などは無関係です。勿論この作品はフィクションです。それでは暫くの間お楽しみください。#バーボン世界樹SS第1章
2012-01-07 21:05:39今回の作品はバーボン世界樹SSの本編に当たります。ミュートにしたい方は #バーボン世界樹SS第1章 をハッシュタグ毎ミュートにすることをお勧めします。まとめログはtwilogやとぅぎゃったー(遅れてますが)で見ることが出来ます。#バーボン世界樹SS第1章
2012-01-07 21:05:56秋ももうそろそろ終わりである。 そんな中、早い冬を告げる雪のような髪色をした少女が歩いていた。 「……流石にここは人が多いな」 少女はふと立ち止まり、角を右に曲がった。#バーボン世界樹SS第1章
2012-01-07 21:07:23ドンッ。 少女と男性がぶつかる。 「おーぅ?今ので右肩を脱臼したよ?何してくれるの?」 ぶつかった方の男性は少女に近寄る。 しかし、少女は無言。#バーボン世界樹SS第1章
2012-01-07 21:07:50「あ?黙ってるんじゃねーよ!何か喋れよ!」 「……先を急いでいるから失礼する」 少女が先を急ごうとすると男性が右手で少女の腕を掴む。#バーボン世界樹SS第1章
2012-01-07 21:08:50「痛いっ!」 「治療費を大人しく払ってもらわなきゃ……お、お前メディックじゃねーか。これは都合がいい。」 掴まれた腕をほどこうと少女は必死に抵抗する。 しかし、その抵抗も空しく路地裏に連れて行かれそうになる。#バーボン世界樹SS第1章
2012-01-07 21:09:17その時であった。 「おいーす。俺の連れが何をしたんだい?」 銀髪の男性が少女の腕を掴んでいる男性に話しかける。#バーボン世界樹SS第1章
2012-01-07 21:09:42「……あ?こいつに躾をしようとしてな?」 「というか右肩を脱臼したんじゃなかったのか?」 男性は銀髪の男性に言われてはっとした表情になり、掴んでいた腕を離す。#バーボン世界樹SS第1章
2012-01-07 21:10:27「……ち、畜生!覚えてろ!」 少女は男性が路地裏の奥へ走り去っていくのを見届けてから銀髪の男性に話しかける。 「……あの。ありがとうごさいます」 「いーや、困っている人は助ける主義なんでね。というかあんたここでは見かけない人だな」 #バーボン世界樹SS第1章
2012-01-07 21:10:44「この国は初めてなので……」 「ほーか、目的はアレか?世界樹に入るのか?」 「えぇ。」 「んじゃ、後ほどでも会うことはあるだろーな。俺はメイ・フーチー。」 「あ、えっと、私はけもーねです。よろしくお願い致します」 #バーボン世界樹SS第1章
2012-01-07 21:11:37「あ、俺用事の途中だから行くわ。またな」 「あ、危ないところを助けて下さってありがとうございます。」 けもーねは深く頭を下げると大通りを右に曲がった。 その直後、誰かが転んだような気がしたが、けもーねは気にしないことにした。 #バーボン世界樹SS第1章
2012-01-07 21:12:47「~♪」 1人の女性が歌を歌いながら鉢植えの花に水をあげている。 「楽しいお留守番です~♪……誰もいないですが~♪」 #バーボン世界樹SS第1章
2012-01-07 21:18:52「あの、世界樹に入るための試験を受けに来たけもーねと申します」 「けもーね……あー、次の試験の受験者リストに載ってたかな~?」 女性は机に如雨露を置くと引き出しを引っ張り出して『受験者リスト』と書かれたファイルを取り出す。#バーボン世界樹SS第1章
2012-01-07 21:20:39そしてページをめくり、けもーねという文字を探す。 「あー、ありましたです~♪ようこそ、バーボン国へ。私はのうぎょうと申しますです~♪」 「あ、のうぎょう、さん。よろしくお願い致します。」 #バーボン世界樹SS第1章
2012-01-07 21:21:36「普段はのうぎょう姐さんとか呼ばれているんですけどね。あ、こちらこそよろしくお願い致しますです~♪……あ、試験は2日後の朝からですね、それまで旅の疲れを取って下さいね~♪」 「2日後の朝か……それまでに疲れ取れるかな?」 #バーボン世界樹SS第1章
2012-01-07 21:22:30「試験時間の延期はありませんですよ~?あ、宿屋は大通りに出て右に曲がって2つ目の角を左に曲がるとありますですよ~♪」 「はい、わかりました、ありがとうございます」 #バーボン世界樹SS第1章
2012-01-07 21:22:53けもーねは頭を下げると扉に向かって歩いていく。 そして扉の取っ手に触れ、開けるとのうぎょうの方に振り向く。 「さっきの歌、よかったですよ?」 「……~っ!!??;」 #バーボン世界樹SS第1章
2012-01-07 21:23:17今回はここまでです。人修羅がけもーねを助ける、と思いました?それはさておき、けもーねの口調が敬語っぽくなっているのは仕様です。今度から段々慧音口調になってくるかと思います。#バーボン世界樹SS第1章
2012-01-07 21:24:10感想や苦情や指摘も受け付けます、俺の出番はまだかよーwバンバンっていう人も一言言ってくれれば忘れた頃に出すかもしれません。あ、数TLほど続きがあります。#バーボン世界樹SS第1章
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