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藤堂史明 @FumiakiToudouTW
改めまして @namidanotuki 1月16日、食品安全委員会の「食品に関するリスクコミュニケーション 「食品中の放射性物質対策に関する説明会」」に参加。永田町星陵会館。食品中の放射性物質対策、つまり、現行の暫定基準値や、今後の基準値に関する「リスクコミュニケーション」だ。
藤堂史明 @FumiakiToudouTW
「リスクコミュニケーション」には以前から疑問があり、「コミュニケーション」とは通常、双方向性があるが、リスク科学の分野では「説明」であるらしい。始める前からリスクの受忍を科学的装いをもって主張されるであろうことは明らかだ、と思っていた。
藤堂史明 @FumiakiToudouTW
内部被曝の考慮など、線量評価について疑問があるICRPの基準も、「安全」について保証するものではなく、リスクを前提として、社会経済的な判断を加味した受忍の合理性を主張するもの。極論として、放射線量が一定値以下ならば危険はゼロ以下という主張は、不確実性を利用した偏った議論である。
藤堂史明 @FumiakiToudouTW
ここまでは事前に用意した文章だが、食品安全委員会の「食品に関するリスクコミュニケーション 「食品中の放射性物質対策に関する説明会」は、リスクの認定と、その施策への反映、という意味で、予想を上回って問題なものだった。
藤堂史明 @FumiakiToudouTW
なお、「食品に関するリスクコミュニケーション 」のウェブ http://t.co/4KkBrPeq には、「本説明会は、意見交換での発言内容を含めすべて公開いたします。発言者、参加者の写真及び映像が配信・報道される可能性があることをあらかじめ御了承ください。(後略)」とある。
ねこつかわれ @sunaoh
@FumiakiToudouTW リスクコミュニケーションは合意形成を目指すものというが本来的な意味合いではないかと。逸脱した例が多いというのはそうなのかも知れませんし、それはリスクコミュニケーションの名を騙った別のモノじゃないかというツッコミはしていったほうがいいのかもですね。
藤堂史明 @FumiakiToudouTW
初めに、1 開会挨拶で厚生労働省医薬食品局食品安全部長の三浦公嗣氏のスピーチがあった。簡易メモだが「東日本大震災と・・・(中略)・・・皆様に大変、ご不満、ご不便をおかけし・・・」という趣旨の事を言われたように拝聴した。驚いた。放射性物質のリスクはご不満、といった類ではないと思う。
藤堂史明 @FumiakiToudouTW
続いて、2.の情報提供で、内閣府食品安全委員会の熊谷進氏が「食品中の放射性物質による健康影響について」を講演。時間配分を間違えたらしく、延長の上、後半の重要な部分を説明を早められたので、非常に聞き取りにくかった。主な内容は食品の放射性物質による健康影響について、その算定根拠。
藤堂史明 @FumiakiToudouTW
熊谷発表は、「食品健康影響評価にあたって」の項で、「国際機関においては、リスク管理のために高線量域で得られたデータを低線量域にあてはめたいくつかのモデルが示されている」としながら、「モデルの検証は困難」とし、「被ばくした人々の実際の疫学データに基づいて判断」としていた。理解困難。
藤堂史明 @FumiakiToudouTW
その上で熊谷発表では、インドの自然放射線量が高い地域の論文と、広島長崎の被ばく者における疫学データを挙げ、被曝線量100mSV以下の集団で「被ばく線量が増えるとリスクが高くなることが」「統計学的に確かめられず」ということを根拠に、安全性の議論を展開。根拠薄弱ではないか?
藤堂史明 @FumiakiToudouTW
この種の議論は被曝線量とリスクの関係において良く用いられる論法だが、統計学の初歩的知識でも、「xxが統計的に確かめられず」ということは「xxではない」と言うことは意味しないという事は分かる。あまりに聴衆の知的レベルを下に見た議論ではないか?
藤堂史明 @FumiakiToudouTW
@sunaoh おっしゃる通りです。合意形成ならば、片方の当事者だけは何を言われても意見を変えない、という立場では進みませんね。今回は質問者からどんな反論があっても、担当者の方は立場を変化させないので、コミュニケーションとは名ばかりで、リスク受忍説得の会になってしまっていました。
藤堂史明 @FumiakiToudouTW
もちろん、質問者は多数、そのほとんどが(数名の原材料の補償措置や測定装置への補助をめぐる質問を除いて)、リスク受忍の論理の問題点、消費者と生産者双方にとっての、高すぎる新しい基準値を問題とするものでした。そういう意味で合意形成からは程遠く、(当然ですが)平行線でした。
藤堂史明 @FumiakiToudouTW
熊谷講演の続きですが、既述の通り、被曝リスクについて、外部被曝のデータを根拠としつつ、閾値なし仮説(LNT仮説)は採らないとしていました。低線量被曝については、なんとも言えない、つまり「100mSv未満の健康影響について言及することは困難と判断」というもの。
藤堂史明 @FumiakiToudouTW
熊谷講演で問題なのは他にも、ICRPのリスクモデル自体が被曝リスクの過小評価ではないか、という問題、線量評価のデータ不足、統計処理の問題を挙げてリスクを指摘する論文を採用せず、あいまいに「おおよそ100mSv」と挙げている等の問題。参加者より質問がありました。
藤堂史明 @FumiakiToudouTW
熊谷講演続き:「おおよそ100mSvとは」「安全と危険の境界ではなく、食品についてリスク管理機関が適切な管理を行うために考慮すべき値」「これを超えると健康上の影響が出る可能性が高まることが統計的に確認されている値」とした上で、「食品からの追加的な実際の被ばく線量に適用されるもの」
藤堂史明 @FumiakiToudouTW
既述のように、不確実性があるリスク評価に関して、統計的な立証の困難性を挙げて、国際機関のリスクモデル(それ自体も問題あるが)を不採用、という逆と思える対応をした食品安全委員会の趣旨講演(熊谷講演)であるが、さらに後半の関係省庁の説明は、細かいことまで気にかかるものだった。
藤堂史明 @FumiakiToudouTW
続いて、厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課長の森口裕氏により「食品中の放射性物質の新たな基準値について」の講演。委細は省く(資料アップロード予定のよう)が、熊谷講演にあった(向きが逆ではあるが)慎重さには脈絡なく、低い被曝線量なのでまったく心配ありません、というトーンに。
藤堂史明 @FumiakiToudouTW
正確に引用すると「現在の暫定規制値に適合している食品は、健康への影響はないと一般的に評価され、安全は確保されているが、より一層、食品の安全と安心を確保する観点から、現在の暫定規制値で許容している年間線量5ミリシーベルトから年間1ミリシーベルトに基づく基準値に引き下げる。」との事。
藤堂史明 @FumiakiToudouTW
そもそもリスク論では「健康への影響はない」「安全は確保」などと言う、誤ったリスク認識=まるでゼロリスク、を生じる可能性がある表現は適切なのか?委員会の委員である学識経験者の方々は、委員会で適切な指導をなされているのだろうか、と疑問に思う。
藤堂史明 @FumiakiToudouTW
委細は省略。「基準値の食品を一定の割合で摂取した場合の被ばく線量」に関して「乳幼児に十分配慮した基準値となっている。」という表現にしても、会場から、まるで被曝させるのが当然のよう、子供たちが原発の対価を払うことを前提としないで欲しい、(という趣旨)の意見が出るのも無理はない。
藤堂史明 @FumiakiToudouTW
この他にも厚生労働省の検査体制について、同部の監視安全課輸入食品安全対策室長の道野英司氏と、また農林水産省の対応について、同省生産局総務課生産推進室長の安岡澄人氏からも短い説明があった。全体は説明時間が予定を超過し、質問意見の時間が短く、発言者数も制限されるという事態だった。
藤堂史明 @FumiakiToudouTW
質問の多くは批判的だが、非常に良い論点を提供していた。すなわち、生産者にとっては基準値が高いと消費者の不安を煽り、被害を蒙る。また、消費者も基準値が高いと不安になり、購入意欲がそがれる。どうして、生産・消費者双方の利益になる、より厳しい基準値に引き下げないのか、というものである。
藤堂史明 @FumiakiToudouTW
@niigatamama いえこちらこそお世話になっております。コミュニケーションは難しいですね。ただ、一定の枠内であっても相手の話を聞こうとするところから、なにがしかの進歩も生まれるのだと思います。今日はややポジティブです。
藤堂史明 @FumiakiToudouTW
@sunaoh @niigatamama 見ていただいてありがとうございました。そろそろおしまいにしますが、結果的に会場からの良い批判的意見を聞いていた私、記録を聴く人達にとっては、良いコミュニケーションになると思います。後は、施策への反映に働きかける人が増えることが希望です。
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