高関健さんのマーラー交響曲第7番についての考察

演奏にあたって、高関さんがつぶやいたこと、それに対する反応のつぶやきをまとめました。
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atake11/23「感謝の響き」びわ湖ホール小ホール11/25「16〜17世紀歌う会」神戸聖愛教会 @atake_muziek

大変興味深いご指摘です。そうした研究の文献もございますでしょうか?第7番終楽章で古典舞曲は目からうろこですが,第5番終楽章にはバロック的なものを感じておりました。 @KenTakaseki: 第7交響曲でMahlerは新しい表現の模索と共に、バロックへの回帰を試みていると思う。

2010-05-25 00:35:16
高関 健 @KenTakaseki

バロック時代の記譜と演奏の実際については、現在では研究も進み、いろいろなスタイルがあることを我々も知るようになった。しかしMahlerは20世紀初頭、すでにこの問題に頭を悩ましていたと思われる。第7交響曲第1楽章序奏の付点の表記が改訂の際に変わっていくのはその表れと想像する。

2010-05-25 00:26:38
高関 健 @KenTakaseki

第7交響曲でMahlerは新しい表現の模索と共に、バロックへの回帰を試みていると思う。第1楽章におけるフランス序曲風の序奏や最終楽章での古典舞曲(Courante, BourreeあるいはGavotte?)への接近は興味深い。その部分でのリズムの表記に不徹底が残るようだ。(続)

2010-05-25 00:09:11
高関 健 @KenTakaseki

Mahler第7交響曲:前回演奏の際、記譜の不徹底と思われる部分に相当の加筆をした。不要な響きの削除、強弱やリズムの整合性をとるなど。変更によって作曲家のアイディアと違う響きが現れることのないよう注意を払いつつ、明瞭な響きを求める。今年の演奏を前に、加筆についての再検討を始める。

2010-05-24 18:09:47
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