今だから言える内緒話 廃盤DVDあれこれ
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今だから言える内緒話①:『傷だらけの用心棒』をDVD化して一年後くらいだったかな。当時の私の勤務先にロベール・オッセンから国際電話が...(汗)。幸い私は不在で、伝言を預かったのだけど、「俺はあの映画のDVD化を許可した覚えは無い」とのこと。
2012-01-19 22:48:27イタリアの版元が、彼に分け前を与えていなかったと後になって判明w 特にこの映画みたいにフランス合作とか、複数の国で製作資金を出し合ったケースに多い。
2012-01-19 22:49:31ひどい、しかし、いかにもマカロニ的な話だが、イタリアの版元はフランス側にはバレないと思っていたのかもしれないね。イタリアからオッセンへの印税をきちんと支払って貰うことで解決w
2012-01-19 22:51:00『拳銃のバラード』なんかも、モナコが出資しているので権利関係が複雑だった。だから、たぶん二度と出せない。海外でもSPO=IMAGICA盤からコピーした海賊版しか出ていない筈。権利金もべらぼーに高かったし。
2012-01-19 22:52:38今だから言える内緒話②:『血斗のジャンゴ』の版権を買い付けた時(この映画もDVD化に大変苦労しました&しかも、版権代が高い)、版権代をエージェントが振り込もうとしたら、「現金を用意しろ。取りに行く」と仰る。
2012-01-21 08:26:29@klaus_kinske スゴイ、いつの時代だ。それはともかく『血斗のジャンゴ』大好きなんで今更ですが感謝いたします!
2012-01-21 10:10:37@chachapoyan という難しい版権事情がありますので、もし他社からリリースされるようなことがあったら、それはもれなく海賊版だ(笑)。
2012-01-21 10:26:13ローマ在住の現地エージェント、ラース・ブロック氏に現金を用意させ、自宅で待機していたら、版元の集金人がやって来て、迎え入れました。その人は、アルベルト・グルマルディ本人で、ラース氏の目の前で札をきっちり数え、grazzieと言って去っていったとのこと。
2012-01-21 08:29:10アルベルト・グルマルディは『夕陽のガンマン』を製作した名プロデューサーで、他にもパゾリーニ作品(『ソドムの市』『サテリコン』)とか『1900年』『ケマダの戦い』などを作っています。最近では2002年に『ギャング・オブ・ニューヨーク』も。元気ですね。
2012-01-21 08:33:09余弾になりますが、『ソドムの市』は諸事情で日本版DVDはもう出せないんじゃないかな。もしかするとブルーレイも。某社が権利を買ったものの、リリースできず塩漬けになったままです。『1900年』はまた別の理由でDVD化が難しい作品のひとつです。『フェリーニの道化師』も同様。
2012-01-21 08:35:38@klaus_kinske えーー、大人になったら(・。・;観たいと思ってたのに・・・。フェリーニが何故(/_;) 信じられません。
2012-01-21 08:41:08@mana6210 大人じゃなかったんだw 『道化師』はフェリーニの親族の90歳になるばーちゃんが権利を握ってるんですよ。頑として売りません。べらぼーな額を吹っ掛けてくるのです。震災前に高くてもいいから買う、なんて男気のある会社がありましたが、その後どうなったか...
2012-01-21 08:45:45@mana6210 北米と違って欧州は個人で版権を保有しているケースがままあるのですよ。『黄金の7人』なども監督のマルコ・ヴィカリオ自身が権利保有者の一人で、何とオリジナル・ネガは自宅に保管。その保管状態が劣悪だったので、修正に苦労しました。冷蔵庫の上にでも置いてたんじゃねーの?
2012-01-21 09:03:09@mana6210 いえいえ、最初にリリースしたキングレコードさんのおかげなんですよ。あそこにはホラー好き、ニューシネマ好きなどの猛者がたくさんおりましてね。ホントに好きでやってる連中が多いので、私は好きな会社です。
2012-01-21 17:51:12ちなみにメルヴィルの『サムライ』もまた、頑固な版元(すげー金持ちのフランス人個人が所有)のせいで、再びDVD化するのが難しいです。
2012-01-21 08:50:23@chachapoyan 金持ちだから、気まぐれだし、高い権利金で動かないんですよ。でも、『真夜中の刑事』だって12年かけてDVD化出来たことだしね。『狙撃者』は交渉し続けて15年が経ちました。まだ諦めないぞw
2012-01-21 10:25:19@klaus_kinske そのお金持ち様は、もの凄いメルヴィルファンなのでしょうか?だとしたらコレクターとしては究極の姿なのかも知れませんね。多くのファンには迷惑ですけど~(汗
2012-01-21 13:53:53@chachapoyan トライし続けていますよ。今も。版元が『真夜中の刑事』と同じキャナル・プリュスで、高い。しかも、10本単位で買わないとなりません。当面チャンスは来ないでしょうね。じっと待つのだ。標的を待ち伏せする、『殺しのテクニック』のロバート・ウェバーのように。
2012-01-21 10:29:31