http://www.nicovideo.jp/watch/sm16639275
VOCALOID聴き専ラジオで、effanineffableという曲について、「タイトルはどう読むのか?」という話題になりました。
読み方不明のため「イワシの歌」で通じることも。
第117回 VOCALOID聴き専ラジオのtogetterまとめ( http://togetter.com/li/241724 )の23:37:38ぐらいから、がそのあたりです。
そのタイトルについて、詩・イラストを担当されたisshyさんのツイートをまとめてみました。
読めない事そのものが語るに語れない感じを醸す造語だと思ってたので、読み方ろくに紹介せず申し訳ないですw この後起源を再送しますRT @sky_graph: あのイワシの曲ことeffanineffable、今見たら、読み方がタグについてるw http://t.co/l8yoeynE
2012-01-15 11:41:41イワシの歌読み方w lumen de lumineはラテン語で光の中の光。他は英単語。effable語れる、ineffable語れない。それ合わせた造語エッファニネッファブルeffanineffable。出典はノーベル賞詩人T.S.Eliot、Musical Cats
2012-01-15 11:44:14T.S.Eliotの造語、effanineffableは読みにくい事こそが正しい読み、と感じています。effable語れるもの、ineffable語れないもの、それら合わせた造語。言えそうで言えない、語るに語れぬ世界の不思議、そのものを示す言葉。私が最も愛する言葉、です。
2012-01-15 11:46:03皆さんがイワシの歌に感動してくれたのだとしたら、歌詞にでははなく曲、あの音、楽曲の構造に、なのです。歌詞じゃない。音については私も含めて大抵effanineffableなので今日は頑張ってあの曲の秘密を書いてみようと思います。言葉では書けないものを書こうとする無謀な試み。
2012-01-15 11:49:48ニーズ不明ですが、5連投させていただきます。m(_ _m) うちのタマという作曲家のかなり異常な作曲思想の根幹について。イワシの歌、夫作解題。
2012-01-15 12:28:42①タマは超クレイジーな奴で「バクテリアの偉大さを表現する曲を書く!」と常々言います。ネタでなくガチです。彼は無宗教ですが、己の信じるもの=いわばタマ教に帰依しており、それによると地上で最も偉大な生命は人間などではなくbacteria生物群のみなさん、だと言います。
2012-01-15 12:33:33②私は結婚当初ナニユッテンダコイツバカジャネと当然思いましたが、今では彼に賛同しています。bacteriaは地上の命の源そのものです。全植物は根粒菌として共存するbacteriaなしでは栄養を作れず、草食動物も肉食動物も腸内細菌なしでは消化できず、死んで土に還れないのです。
2012-01-15 12:33:48③bacteriaは地下深くから成層圏まであまねく存在し、地球の主成分と言える程の量です。bacteriaをこよなく愛する作曲家の曲にはメロディの他にbacteriaが住んでいます。それだけ取り出したら単調な音の粒、音列。イワシの曲でいえば「あーあー」歌っているあれらです。
2012-01-15 12:33:59④bacteriaは1個体では取るに足らない命ですが、互いに影響しあい、食い合い、アンサンブル(調和)して重なり、命を異なる命にバトンタッチすることで、地球そのものを成立させている生物群です。タマは常に音符をbacteriaになぞらえ、曲中で培養することで楽曲を編みます。
2012-01-15 12:34:09⑤http://t.co/xlpmsudU は、納期が厳しかった為についこの思想の根幹で勝負する羽目になったようです。bacteriaの如くの小さな音の粒が、リズムと音程とで短い音列をなし、繰り返し、重なり、変形し、受け渡され、音楽で地球そのものを描こうと無謀にも試みています。
2012-01-15 12:34:21