米丸氏のベイリー講義

米丸（宮澤洋司） @YONEMARU_HD

それでも「フォーチュン氏を呼べ」収録の「気立てのいい娘」「ホッテントット・ヴィーナス」あたりはかなりいい。これがヒットする人もいるかも。「几帳面な殺人」は「回路」が出来てからの方がいいと思う。

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ついでに言うと、デビュー作の「大公殿下の紅茶」は、ある程度ベイリーに慣れてから読むと、「最初からこれかよっ」ってちょっと感心する、っていうかちょっとあきれますねw

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「探偵小説の世紀 下」に収録の「青年医師」もすごくいいです。冤罪ものなんですが、冤罪を受ける人物の人間不信のコミュニケーション拒否っぷりがうまく書けていて、とっても痛い

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ミステリマガジン85年7月号の「ギリシア悲劇」も。女学校でね、優秀なんだけど孤立してる娘でね、頑張ってるんだけど、これが可哀想でね……って、もうそれだけでやられる人はやられちゃうでしょうw

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で、短編で「ベイリー回路」をしっかりと身につけたら、長編「死者の靴」に手を出しましょう。フォーチュン氏ものではないけれど、しっかりベイリーですから

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「ベイリー回路」が身に付いたら、是非「知られざる殺人者」をもう一度読んでくださいね。怒りに震えて立ちつくすフォーチュン氏を「かっこいい！」と思えたら、あなたも立派なフォーチュン者です！

米丸（宮澤洋司） @YONEMARU_HD

さて、てなわけで、ベイリーに興味を持たれた方は、こちらもよろしくってことで！（結局宣伝かよ!!） >>「翻訳道楽」セット（http://t.co/5uQDDHgz）

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以上、ベイリーについて語りました。本日はこれまで、席を外します