聖地と化した土地で創らされる秩序
- tiago_pump
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@tricken @tiago_pump 私としてはそのようなルールの抵触や、それによる変化に対して、人の意思を介在することの難しさについて感想を述べた段です。そしてそういう変化に関して、聖地化はまだマイルドで紳士的なもんかも、とも
2012-01-28 00:50:46@haruwosumi @tricken アジェンダに直すと意外とつまんないというか、20世紀前半の黒人差別と店舗ごとの対応の話を追い直すだけで終了する話になるかもしれませんがね。無理に切り口レベルに書き下そうと足掻くのは・・やめておこうと思います・・w
2012-01-28 00:59:00どういう新しさか。コスプレよりも、場において「なんとなく、新たに」付け加わる制限の形成のあり方のほう、なのかなあ。それまでしていけなかったものがなんとなくできるようになること、それまでできたものがなんとなくやりづらくなっていくこと。そのアナログな変化はどのようにして起きたか。
2012-01-28 01:01:02@tiago_pump @haruwosumi 明示的な規制や規範を権力者の誰が押し付けようと、その場の人々どうしの普通/逸脱の判断のメカニズムそれ自体とはあまり関係がないだろうな、と思います。法的にNGでなくとも、レギュレーションのようなものが感じられる、ということの方が大事。
2012-01-28 01:05:14もちろん法規制の干渉する力は大きくて、そこで人々が営むやりとりの前提を成否のレベルで(善いか悪いか)変えるのだけれど。とはいえ、法規制が敷かれる前に起きていたやりとりの特徴は、法規制の内容について考えても出てこない。
2012-01-28 01:08:30いま交わされている文脈における「聖地化」という言葉の意味範囲を限定するのが難しいですね。なんとなく想定はできるんですけど。
2012-01-28 01:12:44「田んぼに河童が出たんだ」という話に対して、「河童は川に出るんだよ馬鹿」「水場に変わりないし出るかもな」「いや全然別の来歴で出たんだよ」のどの反応が起こるかは、その話を持ち込んだ輩と聞いた連中の関係によるよね多分、という話。
2012-01-28 01:16:28なるほど、つまり、出た河童側の事情も考えてやれよ! っていう話、、、ではないですね。 あー、あれだ。山伏だか歩き巫女だか的な人が村でどう扱われてるかによってその人たちが持ち込んだ伝説の定着具合も違うんじゃね? みたいな。
2012-01-28 01:21:42(住民のものを含めた複数の異なる)ナラティヴ、住民(土地利用の常態を維持する者たち)、来客・旅客(異邦人としての)、観光、自己呈示、逸脱(何からの?)、賞罰(ふるまいに対する)、規範(逸脱によって把握され直すものとしての)、そして“聖地化”。
2012-01-28 01:22:10そういう広義の迷惑と迷惑に対する適応の過程を、アニメ作品というのは生成してしまうようになったのだなあ、という話だったんだが・・元々は・・wついうっかり切り口の話に持っていってしまった。
2012-01-28 01:22:17聖地化のめんどくささは、ツーリズムという産業的な着想によって、「勝手に異邦人が見出してしまった新しい土地利用のあり方」に対してレスポンスを返えさざるを得ない、そうした地方自治体のあり方にあると思う。一方通行だった視座を、場所の維持者たちが内面化して、双方向に変えてしまう。
2012-01-28 01:26:05河童の場合でも、話を持ち込んだ輩と河童との間に関わりはあるのかもしれないけど。でもまあ、直接は人の前には出てこないだろうからなあ。
2012-01-28 01:26:14比較的唐突に強いられた視座の双方向化、か。これがどの程度新しい事なのかってことか。人種差別の問題は大抵長い来歴を持つからその来歴の影響の方が強いのだろうけど、頼れる来歴が無かったらどうするんだ・・と。
2012-01-28 01:28:31土地利用の常態を維持していた人たちが、土地の新解釈を取り込みつつ、常態の定義を最調整していくことで、完璧な異邦人であった人たちが徐々に土地の生態系にとって必要な(少なくとも、考慮すべき)プレイヤーとして再解釈される。すると、その中からさえ逸脱した部外者プレイヤーがより鮮明になる。
2012-01-28 01:30:07「田んぼに河童がいたくらいはまぁ受け入れられるけど、正体プラズマはねぇべ」「いやいやプラズマだってば! リトルグレイ説よりは説得力あるだろ!」「いやぁ、どっちもどっちだわなぁ」
2012-01-28 01:32:11普通に生活している土地利用者にとって「のきなみ異邦人」だったところから、観光産業的な要請から彼らにお客さんとしての眼差しが振り向けられる。そこで「彼ら異邦人の中にもさまざまな期待をこの土地に持っている」という見なしの分類が始まってしまうのは避けられないのでは。
2012-01-28 01:32:52観察を通じて異邦人の分類が始まると、「ここまではお客さんとして受け取れるけどここからはちょっと……」という賞罰(サンクション)が伴い始める。自治体がふるまいのアリナシを区分した上で、具体的な観光政策を打ち出していく。
2012-01-28 01:35:39外来の取込み作業を通じて、取り込める異邦人と排除される異邦人とが、ぼんやりとわかってくる。/今度は異邦人側が、より取り込まれやすいような規範を感知して(※条例でもない限り、法的な拘束力はない。あくまで“空気を読んで”)が、異邦人としてのふるまいのフォーマットを探っていく。
2012-01-28 01:37:54