1/31トンデル氏福島講演会覚書

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おわり。。。

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【トンデル氏論文今中先生訳】考察部分より・・我々の調査の追跡期間はまだ短いものであり、スウェーデンでの放射能汚染とガン発生との因果関係について結論的なことを述べるには、もっと長期間の調査が必要である。

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【トンデル氏論文今中先生訳】考察部分より・・今回の調査では、事故と甲状腺ガンとの関連は認められなかった。

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【トンデル氏論文今中先生訳】考察部分より・・しかし、地域や食生活などによっては内部被曝量が外部被曝量を上回ることは十分に考えられる。が、今回のような大集団を対象とした調査では、それを個人レベルで追跡することは不可能だった。

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【トンデル氏論文今中先生訳】考察部分より・・今回の調査の最大の問題点は被曝レベルをCs137の土壌沈着量(=外部被曝)に限定したところにある。内部被曝は考慮していない。

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【トンデル氏論文今中先生訳】考察部分より・・我々の調査結果のような短い潜伏期間は、放射線被曝に関する他の疫学調査においても認められている。事故後スウェーデンにおいて全ガンが増加したという観察はユニークではないし、特定の部位のガンが増えていたわけでもない。

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【トンデル氏論文今中先生訳】考察部分より・・また、ICRPのガン死リスクモデルから期待される件数は300件となり、それよりは少々大きめの値が出てしまった。これはICRPが主として広島・長崎の追跡調査に依存しており、そこに初期段階での影響が考慮されていないためと思われる。

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【トンデル氏論文今中先生訳】考察部分より・・849件が事故由来ガンと解析したが、内494件は3000bq/㎡～29000bq/㎡の地域で生じており、汚染区域の分け方によっては、この発生件数や過剰リスクの発生の仕方も変わると思われる。

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【トンデル氏論文今中先生訳】考察部分より・・調査にあたり、出来るだけ感度を上げるため、多くの汚染州を対象とした。また、汚染は初期2年間が主であったため、その当時にその地に居住していた人を対象とした。調査中引っ越した人などもいたが、大部分が同地に留まったままだった。

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【トンデル氏論文今中先生訳】また、全ガンを対象としたわけだが、スウェーデン北部で、放射線感受性により潜伏期間の短い白血病や甲状腺ガンが増加しているということはなかった。

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【トンデル氏論文今中先生訳】また、発生率変動には年齢を5～59才に限定して高年齢化を考慮してある。対象群での発生率変動10万人当たり、30.3県はこの間の経年変化であり、事故とは関係のない増加とみなす。

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【トンデル氏論文今中先生訳】発生率変動とは、追跡期間中(1988～1996)の年齢調整済みガン発生率から事故前のガン発生率を引いたもの。事故前後での比較の意味。

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【トンデル氏論文今中先生訳】相対リスクとは、対象地域のガン発生率を１としたときの各汚染区分でのガン発生率相対値であり、人口密度、喫煙、習慣、社会経済状態、ガン発生率について、事故前のデータで調整してある。

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【トンデル氏論文今中先生訳】正常地を基準として癌発生数を見ていった時、汚染レベルに応じて、相対リスクが上昇していった。「我々の解析によると、22409件の癌のうち、849件がチェルノブイリからの放射能汚染によるものである」

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【トンデル氏論文今中先生訳】被曝レベルを外部被曝に限定し、土壌汚染レベルで確定、3000bq/㎡以下は、チェルノ前に近いので正常地とみなす。そこから、汚染レベルを6段階に分けて、観察した。

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昨日、連ツイした内容が、疲れていたのか、肝心の論文についてほとんど載せていませんでした！（汗々）　ので、これから、論文内容について連ツイ。。

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【トンデル氏講演会in福島】トンデル氏はこれからも研究を重ねると言っていたし、たった一本の論文を根拠にすることは危険だとも言っていた。まだまだこれからの人なのだろう。と僕は思った。。。。終わり。

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【トンデル氏講演会in福島】僕の印象だけど、トンデル氏は「福島は危険だと思う？」なんて質問にも「わからない」しか言わないし、頻繁にstudyという言葉を繰り返していた。彼はＬＮＴモデルを証明したい学者なのだと思う。山下氏に会いたかったのも、疫学調査について聞きたかったからだと。

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【トンデル氏講演会in福島】４．主に妊婦と既被曝者について、追跡調査をするつもりらしい（疫学調査をやる気はあまりなさそう）。５．低リスクの調査はしたほうがいいよ(←僕が丸めて言ってます)

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【トンデル氏講演会in福島】トンデル氏、ワリンデル氏、山下氏と懇談して以下のコメントをされた。１．リスクコミュニケーションがとても難しかったと聞いた。２．日本には癌登録(キャンサーレジスター)がない。３．癌調査はやるようだ。

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【トンデル氏講演会in福島】ロバート・ワリンデル医師は２５年間、スウェーデンにて医師として研究調査をしている。さまざまな癌も然り、先天性異常や循環器系異常など様々な疾患について。(←残念ながら今回その詳細は聞けませんでした)

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【トンデル氏講演会in福島】トンデル氏がなぜ来日したか、なぜ福島に来たのか、それは県立医大の山下氏に会うため。(←僕の意見じゃなくて、トンデル氏談)午前中に医大で山下氏と懇談もしている。そこにはまたもう一人、ロバート・ワリンデル医師も同行した。

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【トンデル氏講演会in福島】今中先生、トンデル氏、ともにキチンとした調査を行うべきだとの意見。(今中先生とトンデル氏は何故かウマが合い、仲良しだそうだよ)

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【トンデル氏講演会in福島】通訳を買って出られた今中先生の総括。放影研の「原子力関係従事者の被ばく量と発がん率の表」(←正しい名前忘れました)では、先生的には明らかに相関関係があるように見えるのだが、放影研は「煙草など諸々の影響のせいでしょ」と言うそうな。

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【トンデル氏講演会in福島】スウェーデンにおける最大汚染地は10万bq/㎡。(厳密にいえばもうちょっと高い地域もあるそうだ)この地域において、今回の調査では有意に0.11%増加したという結論だった。