2012年2月3日 第2回震災予防講演会『横浜の地震・津波をふりかえる -来るべき地震に未曾有の称号を与えないために- 』実況まとめ
#0203_hama 小堀研武村氏「今回の地震津波とほぼ同程度の想定があった。これは慶長の三陸津波から想定したものでほぼ同じだった。ただ対策については没だった、震源が不明確だからという理由で。実際は多少違ってもいいはず、対策は打てて役に立つ。で結局過去のデータが活きなかった」
2012-02-03 13:30:10#0203_hama 小堀研武村氏「過去のデータが存在する中、全てはない。類推に地震学が役立つ、モデルを立てて計算するが、これは過去の不完全さもあって、必ずしも妥当とは思えないかもしれない。ただ防災の上ではそれで十分かもしれない」
2012-02-03 13:28:41#0203_hama 小堀研武村氏「地震学というのはある意味震源の研究。ところが分からないので震災予防とは異なる、でも一緒であると考える人もいる。また地震学が出すぎて、地震工学などの分野が薄くなっているのも事実で過去の経験からの評価でバランスを欠くようになっていいる」
2012-02-03 13:27:52#0203_hama 小堀研武村氏「例えば天気予報であれば外から見ることが出来るのだが、地震学ではできないのにそのように出来るように言う、それが根本的な問題」
2012-02-03 13:26:28#0203_hama 小堀研武村氏「分かっていただきたいのは、今の地震学では完全な物理学モデルでの予想は不可能です。つまりものすごく不完全な情報なんです、それを履き違えるから話がややこしくなる。中には怠けていると思う人もいるが、どのような分野でも予想は難しい、例えば医学も同じ」
2012-02-03 13:25:53#0203_hama 小堀研武村氏「実際、昭和の三陸地震の直後にいは現地に赴いて高台移転の必要性を説いている。また今村は地震が何時起きるのか、と問われた際の答え。今のような4年で7割だのという表現とは重みが違う」
2012-02-03 13:24:48#0203_hama 小堀研武村氏「今村は、28年には南海地動の観測を始めている。当時は冷ややかだったが戦争のために不能になった時にン海地震が起きてしまった悲劇もある。彼は地震予知問題と震災予防問題は別であるとして、耐震構造と地震知識の普及の必要性を説いている」
2012-02-03 13:23:06#0203_hama 小堀研武村氏「また震災予防評議会、また一般への普及のために地震学会を設立した、今に繋がる流れだが現在はやはり基礎学問の推進がメインになっている傾向はあったとも」
2012-02-03 13:21:20#0203_hama 小堀研武村氏「今村明恒氏、彼は震災予防に一生涯を捧げたと言われる。例えば26年に出された調査会報告100号が出された。ただ地震学の学問の流れなどでの予算打ち切りの中で出されたもの。これを生かさない手はない」
2012-02-03 13:20:38#0203_hama 小堀研武村氏「佐野利器は建物への応力を一定以内に抑える考え。彼は『建築技術は地震現象の説明学ではない。建築界は百年河清を待つ余裕を有しない』、待っていたら何時まで経っても震災はなくならないと。少しでも強いのであれば適用するべきと。現在にも重要な言葉だと」
2012-02-03 13:17:49#0203_hama 小堀研武村氏「その中心だったのは佐野利器氏、耐震的な街にしたいという熱意を持っていた。実際の所どうすれば建物が強いかを定量化して、24年に基準として策定された。また今村明恒氏、地震からの被害の想定、内藤多仲氏の設計など・・・」
2012-02-03 13:16:10#0203_hama 小堀研武村氏「関東大震災の後、1924年6月に日本初の耐震基準が策定された。10ヶ月で世界初めてのものが出来た。今の遅さとは全然異なる。要するにヤル気があった、そのくらいに関東大震災は建物を地震から守るのが重要だと国民政治家全ての人に知らしめた」
2012-02-03 13:14:08#0203_hama 小堀研武村氏「吉村氏は関東大震災という過去の事例だけではなく、関東大震災という近代日本の地震防災の出発点から、現在の足る所足りないところを見て、どうするか。」
2012-02-03 13:12:41#0203_hama 小堀研武村氏「今回の震災、吉村昭氏が注目された。関東大震災のノンフィクション小説を出している方。阪神大震災後にも注目されていた、テレビ局で都の防災責任者にお会いした時、底しれぬむなしさ、と。震災予防調査報告書なしに何を根拠に対策するのか、と」
2012-02-03 13:11:44#0203_hama 小堀研武村氏「昨年は津波を振り返った。今日は”ふりかえり”がキーワード。東日本大震災後、過去のことを振り返って足元をみることが重要だと。スライドは関東大震災直後の図。震災前後の伊勢佐木町の変貌の様子。ほぼ半日で変わってしまった」
2012-02-03 13:09:41#0203_hama 日本地震工学会「ご当地横浜の地震津波をふりかえるもの。昨年3月の震災を受けたもの。そして東海南海などが切迫する中、皆様の地震防災に役立てばと」
2012-02-03 13:06:49#0203_hama 日本地震工学会「昨今のレジリエンスという言葉、高い適用レベルを持って早くに復興できる仕組みが大事。再び想定外の被害を生じさせないための対策にお役に立てればと」
2012-02-03 13:04:02#0203_hama 日本地震工学会「地震災害への正しい工学的知識を持って頂いて社会の減災対策に活かすというもの。昨年3月の震災では大きな被害。東海南海東南海などの発生も危惧されている。短期的予測が困難な以上出来る限りの低減が大事」
2012-02-03 13:03:10#0203_hama 日本地震工学会「主催者から。この講演会は2回目だが元々は震災予防協会がこれまで29回実施。昨年から日本地震工学会の管轄に。」
2012-02-03 13:02:0113時からパシフィコ横浜にて行われる日本地震工学会主催「横浜の地震・津波をふりかえる」の講演実況に入ります。 ハッシュタグは #0203_hama で。
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