劇評についてのあれこれ

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ハートブレイクハートブレイク @queequeg

@nt1chk ていうか、これは僕が「作家にはそうあってほしい」と思ってる、ということですけどね。事実としてどう見えるかの操作に習熟するよりも、可能な見えの広がりをこそ探究してほしい。

2012-02-11 16:46:00
ぽえん @nt1chk

@queequeg なるほど。では改めて、批評の方が自由度が高いのに、なぜ研究の方が作家を刺激・促進し得るのですか? 解釈の幅が限定的だとしても、その専門性を把捉する事は作家にとって批評よりも困難に思うのですが。

2012-02-11 16:46:14
ぽえん @nt1chk

@queequeg それはごもっともです。僕も同意です。自分自身の作品に対する批評性、とまで言ってしまうと、言い過ぎであるように思いますが、そう云う質の観点は備えていてほしい期待はありますね。

2012-02-11 16:48:22
ハートブレイクハートブレイク @queequeg

@nt1chk 先に、批評が作家にインパクトを与えるのは、「解釈の線を走らせた先にある別の項が、作家の関心を掻き立てるかもしれないことによってである」ていうようなことを書きました。つまり、線よりも問題はその先の「別の項」(具体的には、別の作家とか概念とか歴史とか)。

2012-02-11 16:49:30
ぽえん @nt1chk

@queequeg なるほど、確かに。作品の産出に於いて占める経験性の度合いが増す場合、寧ろ技芸よりも技術に近付くと云う・

2012-02-11 16:49:59
ハートブレイクハートブレイク @queequeg

@nt1chk で、批評は線を走らせるのが主な仕事ですが、研究はこの「別の項」自体の探究―あるいは最良の場合には創造―に関わる。なので、この研究は、必ずしも演劇史に所属するものではない(演劇史に所属すると考えるならば、nt1chkさんのような疑問が出てくる)。

2012-02-11 16:51:06
ぽえん @nt1chk

@queequeg まあ、神業とか、作り手の作品の産出を神のそれに喩えるような場合、じゃあ作品についての経験(制作、鑑賞に於いて)って何? とはなりますね。例えば「神童」の受容って似てますね。

2012-02-11 16:52:12
ぽえん @nt1chk

@queequeg なるほど、作家に対して、自身の作品を経由した別の作品への参照可能性(と云うか連結性?)が提示されている為に、作家が作品制作の際に要する見せ方にさらなる可能的な広がりが付加されるから、研究の方が有用。と云うことでしょうか?

2012-02-11 16:58:10
ぽえん @nt1chk

@queequeg 話が逸れますが、この場合に作家の作品に対する可能性が「見せ方」に寄るのか「見え方」に寄るのか、興味有りますね。

2012-02-11 17:00:14
ハートブレイクハートブレイク @queequeg

@nt1chk ていうことだと思います。というか、この場合の研究それ自体はその作品と無関係に行われててよい。なので、無関係であるそこへのガイドラインという意味で、批評の役割も決して小さくはない。でも批評とは無関係にそれに逢着する作家ももちろんいる。それもまた一つの重要な資質。

2012-02-11 17:02:47
片山 幹生 @camin

@queequeg @nt1chkとのツイートも追って読んでます。自分が素朴なことをツイートしていて恥ずかしいですね。反射的にツイートしてしましたが、またじっくり考えて深めたいと思います。

2012-02-11 17:04:43
ぽえん @nt1chk

@queequeg 理解しました。また、言及内容の同時代性の度合いについて、どうしてもレヴュ>批評>研究になりそうですが、批評やレヴュの於ける時代性が強い視座も作品の「見え方・見せ方」にとって率直な要素だと思いますが、どうでしょう?

2012-02-11 17:10:01
ハートブレイクハートブレイク @queequeg

@camin いえいえ、コメントいただき感謝です。同じことを回答することになる場合でも、別の角度からの問いに応答することは思考を検証する機会になりますし。

2012-02-11 17:10:57
ぽえん @nt1chk

@queequeg 今度は作品が時代や世代から切り離されて成立する(制作や受容に於いて)場合についての問題になりますが。

2012-02-11 17:11:15
ハートブレイクハートブレイク @queequeg

@nt1chk すみません、「批評やレヴュの於ける時代性が強い視座も作品の「見え方・見せ方」にとって率直な要素」ていうところ、おっしゃろうとしてることがよくわかりません。もうちょっとご説明いただければ。

2012-02-11 17:12:22
ぽえん @nt1chk

@queequeg はい。ちょっと端折り過ぎましたね。レヴュや批評は、書き手が対象となる作品を現在に於いて観ると云う視点が強いように思います。逆に研究では、自分の時代感よりも対象となる当時の感覚が優先されることで参照する引用同士の整合性を持たせる事が多いように思います。

2012-02-11 17:36:25
ぽえん @nt1chk

@queequeg これは、レヴュが極めて即応性の高い且つ書き手がオーサライズされた(主観性が強い)方法だったり、批評が新聞雑誌などの媒体と結び付いて同時代の読み手に広く作品の価値付けを与えるものだったりするのに対して、(続く)

2012-02-11 17:36:53
ぽえん @nt1chk

@queequeg で、作家にとって、研究のような、作品制作に於ける同時代性の切り離しが強度に起こり得るだろうか? 作家がいま・ここで制作を行うなら、寧ろ参照として有効なのはレヴュ・批評の方ではないか? と思った次第です。

2012-02-11 17:37:23
ぽえん @nt1chk

@queequeg (承前)研究はあくまで参照先の事象が先ずどのようであるかの正確な把握を優先させる為に、書き手が対象について現時点でどう考えるかより寧ろ対象が当時どのようなものであったかの理解が重要になると思います。特に史学的な観点からは。

2012-02-11 17:37:08
ぽえん @nt1chk

@camin @queequeg うは、僕この流れの存在をいま知りました 『劇評についてのあれこれ』http://t.co/bmaw9r1D

2012-02-11 17:54:33
ハートブレイクハートブレイク @queequeg

@nt1chk @camin いやー僕もあんまその流れ気にしないで喋ってます(とかいったら「装われた無邪気さ」として怒られたりするのだろうか)。で、ご質問のご趣旨了解。面白い問題だと思いますが、いまから出かけねばなのでまた後ほど~。

2012-02-11 18:09:53
ぽえん @nt1chk

@queequeg @camin ありがとうございます。今回のまとめの「劇評家」が"レビュア・批評家"を含んでいるので、小劇場公演の現況を鑑みるに僕と江口さんの遣り取り内容よりも、まとめの方はもっとドメスティックな問題ぽいですね。

2012-02-11 18:11:52
萩原雄太 @hgwryt

@hinatsugurashi 返信ありがとうございます。腹は立ったものの、全く不快に思ってるわけではありません。不快だったら返信なんて面倒な事はしないです。ぜひどこかで

2012-02-12 03:00:46
萩原雄太 @hgwryt

返信ありがとうございます。そして、本日はお誘いいただいたのに参加できずに申し訳ありません。確認として2つ、大きく前提が違うのは、1,ぬいぐるみツイートの「挑発」に対して、僕と藤原さんには温度差がある(僕のほうが立場上近い部分にいるので、同情的である)と、 @pulfujiko

2012-02-12 03:04:33
萩原雄太 @hgwryt

2、その売られたケンカを買う必要があるのか否か(僕は買ったほうがいいと思うけど、藤原さんは他にやることがあるのでそんな労力を割く価値はないと感じる)という。 @pulfujiko

2012-02-12 03:05:06
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