連動幾何(Associative Geometry)を扱えるプログラムについて

欧州で15年くらい前から建築設計の場面に登場している、連動幾何(Associative Geometry)が操作可能な CADプログラム(ソフト)について、メモをまとめました。Processingでプログラムそのものから設計される方も居られます。 ※ツイートの引用に問題がありましたら、お手数ですがお知らせください。
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Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

@kerakomaimai ある基本単位の形状は固定で、それのマイナーな違いを繰り返すようなデザイン(例:例えば壁や木造ドアの表面の装飾的な凹凸模様とか)などにも、かなり使えます。

2012-02-14 00:50:35
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

@asako_tweet さっきのUN-studioのベンツ・ミュージアムのドローイングも似たようなの使ってます(複数の円を連動させて中心・半径や位置などを変化させていき、ある時点でFIXして最終形状を決めている)。

2012-02-14 00:53:24
ASAKO @ASAKO_tweet

@hkohno_abbr なんと。。いや、日本は欧米に比べて遅れているとは思っていましたが。。ちょっとビックリです。。

2012-02-14 01:09:10
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

@asako_tweet かなり遅れてますね。Mayaですら15年くらい後追いですし...。さっきのUNのやつもB.カシュのやつも僕がオランダ居たときですから10年以上前です...。BIMとかグラスホッパーとか騒いでるのも僕はちょっと苦笑ぎみでみてます...。

2012-02-14 01:13:04
ASAKO @ASAKO_tweet

@hkohno_abbr 仰る通りかと思います。それに限らず、ここ数年、色々な建築以外の方とお話させて頂いてますが、建築が、特に遅れている様に思えます。

2012-02-14 02:01:39
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

@asako_tweet そうなんですよね..国内だけの「内輪建築サロン」存在の特殊性がさらにそれを強化してる気がします。メディアも悪い。

2012-02-14 02:32:48

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Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

.@asako_tweet 判明しました。Topsolidというソフトの特殊改良ヴァージョンらしいです

2012-02-14 02:04:36
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

TopSolid の建築用改造バージョンは、トポロジー図形(たとえばメビウスの輪とか糸が立体的に交差するような織り物のような図形など)も、アソシエイティブ(連動)モードで容易に扱える。

2012-02-14 02:38:47
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

↓ 並置やレイヤーリング以外の空間の結合形を実際に3Dで作成できるということ。4つの細長いヴォリュームをまとめて「雑巾を絞る」みたいな形でねじってまぜあわせることができたり。2つの輪ゴムを結ぶみたいな形を画面上で作れたり(もちろん、部屋として機能する寸法をキープしつつ)。

2012-02-14 02:44:29
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

UN-studioが使ってるのは違うソフト(design to productのやつ)だけど、さっきのB.カシュのやつは、こういう図形の3D グループ・オペレーションも簡単にできるんだよな。10年前で既に。 http://t.co/kTiRbWHJ

2012-02-14 03:33:00
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

B.Cacheの‘Architecture of Geometry- Geometry of Architecture' を再読するか。topology の話がいっぱい出てくる。

2012-02-14 21:00:08

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Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

昨日話していた、'Associative Geometry' を扱える建築ソフトウェア(Topsolidの改造版)について。同プログラムを使った、もっとも単純な連動操作の例をビデオにアップしました(Extractにつき期間限定)。http://t.co/IyFguael

2012-02-15 02:45:01
Soh @soh__y

@hkohno_abbr 昨日の下りを知らないのですが、これまたそそられるソフトですね。

2012-02-15 02:51:20
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

@soh_y おもろいですよ。普通のCADでは描けない。この場合、紐に囲まれた部分の数が不変(Invariant)で、長さや交わる角度が可変(Variant)という設定をすると、いくらでも追従してヴァリエーションができるということ。昨日のは読んでみてね。→

2012-02-15 02:58:34
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

@soh_y これはもっとも単純な例だけど、いろんな応用が可能。例えば同じ部材数でジョイントのディテールだけ違う、という構造体を複数つくるとする。全体の構造と、ひとつだけディテール図面を3Dで書けば、全体を画面上で好きな形に変形させるだけでいい。→

2012-02-15 03:02:06
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

@soh_y そのディテールのバリエーションは、その変形に追従して出来上がる。とか。あるいは複数の円を使って3D曲面をデザインしたり、織物みたいに糸がブリッジして重なるような複雑な構造体も操作できる。

2012-02-15 03:04:58
Soh @soh__y

@hkohno_abbr おー!ディテールの話、すごい使えそう!てかそれ便利ですね!! 気になるので、とりあえず昨日の話を探ってきます。

2012-02-15 03:12:38
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

何がすごいか分からないという人向けに簡単な例: 例えばCAD上で円錐を斜めに切断し楕円形の面を描くとする。どうします?みなさん。いちいちどこかで切ってみては程よい楕円形状か決める?あるいは何通りもデータ入力してジェネレートする? →

2012-02-15 03:15:23
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

訂正: ×三角錐→○円錐 RT @hkohno_abbr: このソフトを使えばその必要は無い。最初に適当な円錐を描いて、「ひとつの操作」で切断面を自在に動かせ、三角錐の大きさも変えられるので、一番気に入ったところで止めればよいだけ。

2012-02-15 03:24:56
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

GHを内蔵したCADみたいなものと考えればよいかな? いやGHはイフェクターだからちょっと違うか。要は、図形を「動態」「可塑状態」のまま扱えるということ。

2012-02-15 03:18:51
Soh @soh__y

不変と可変を設定できるのがありがたい。

2012-02-15 03:18:16
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

そう。そこがまさにポイント。RT @soh_y 不変と可変を設定できるのがありがたい。

2012-02-15 03:19:49
Hiroshi Kohno | 河野 裕 @hkohno_abbr

これを、欧の建築事務所の連中は10年くらい前から使ってます。日本、遅れてます。

2012-02-15 03:21:20