12「DAISY」河村 宏さんの呟きのまとめ(〜2012/02/20)

(河村 宏さん)@hkawa33 Tokyo DAISYコンソーシアム(スイスに法人格を持つ国際非営利法人)理事。NPO法人支援技術開発機構副理事長。ユニバーサルデザインを促進するオープンスタンダードの開発と普及を通じて出版と図書館がすべての人による知識共有を実現することを夢見ています。 http://www.daisy.org (英語) http://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/index.html (日本語)
0
前へ 1 ・・ 3 4
河村 宏 @hkawa33

今回の通知の直接の背景には全国のボランティアによって製作されたDAISY教科書の配信を引き受けていただいている財団法人日本障害者リハビリテーション協会の文科省関係部局との粘り強い話合いと終始一貫DAISY教科書の普及に取り組んでおられる公明党山本かなえ参議院議員のご支援があった。

2012-02-19 14:20:17
河村 宏 @hkawa33

緊急災害時に救援に役立つ情報(著作物)をできる限り迅速に提供するのは当然で、そんな時に利用料を払わなければ著作物を使わせない著作権者がいるのであれば著作権法改正が必要だ。問題は、沈下した地盤と損傷した家や仮の住まいで、余震と原発災害とに対応している今をどう考えるかである。(続く

2012-02-20 19:05:21
河村 宏 @hkawa33

承前)障害者放送協議会(笹川吉彦会長)は、結成以来、障害者の参加を保障する著作物の円滑な利用のための法改正の活動実績を積み重ねている。主な成果は、公衆送信権の制限と、幅広い障害者のニーズに応える権利制限である。その放送協議会が日本版フェアユースについてかつて意見を求められた。(続

2012-02-20 20:23:36
河村 宏 @hkawa33

承前)2009年8月25日の文化審議会著作権分科会に障害者放送協議会は意見を述べ、緊急災害時に障害者に情報を保障するために無許諾で著作物を利用できるフェアユース規定を設ける必要があるとする意見書を提出した。この意見書は主として字幕や副音声解説をつけた放送を問題にしていた。(続

2012-02-20 20:54:29
河村 宏 @hkawa33

承前)東北大震災と原発災害を経験して改めて分かったことは、被災地と救援者が迅速かつ正確な情報に常に支えられることが救援活動に必須であることだ。だから災害に関する放送を無断でネットに送信する平時ではすぐに禁止される行為も、それが極めて重要な救援に関わる情報伝達として容認された。(続

2012-02-20 21:02:38
suehiro, tsuneo @shiraist

“公的資金援助を受けた研究出版・データへのパブリックアクセスについて、米国政府が行った調査への意見 - クリエイティブ・コモンズ・ジャパン” http://t.co/OqzqgtZT

2012-02-20 21:45:22
河村 宏 @hkawa33

承前)日本図書館協会は2011年3月25日に著作権権利者団体に宛てて「被災地域への公衆送信権の時限的制限について」要望した。現時点で、具体的にどの著作権者の著作の複製と公衆送信が無許諾で行えるのかは簡単には分からない。又、一部出版社や著者によるPDFファイルの公開が行われた。(続

2012-02-20 22:21:29
河村 宏 @hkawa33

承前)海外からは、IPA、NLM等の電子出版物の無償提供が行われた。ECRRも従来有償だった2010年勧告原文を福島第一原発災害直後に無償化した。確かに被災直後の著作権者による自発的なダウンロードによる著作物の提供は極めて有効な被災者支援であり、今後も一層普及してほしい。(続く

2012-02-20 22:32:42
河村 宏 @hkawa33

承前)災害時に高齢者と障害者がより高いリスクを抱えていることは東北大震災の部分的に解明された犠牲者の内訳を見ても明らか。災害時の犠牲を減らすにはこの高齢者と障害者のリスクを下げる必要があり、最も確実にそれを実現する方法は本人の理解と同意に基づく早期避難だ。事前の準備が必須だ。(続

2012-02-20 22:48:36
河村 宏 @hkawa33

承前)一般に著作権を気にも止めない非常時に障害者団体がなぜ著作権にそう神経質になるのか、奇妙に思われるかもしれない。その最大の理由は、東北大震災と原発災害において、事前の備えが不十分なために避難に手間取り、助かるはずの命が失われたことにある。発災前の著作物の有効利用が必須だ。(続

2012-02-20 23:01:00
河村 宏 @hkawa33

承前)様々な理由で認知が難しい人々に事前に津波避難の必要を理解してもらいタイムリーな避難を実現するためにはビデオ、音声、文章、地図、写真、好みのキャラクターなど、著作物を縦横に活用したマルチメディア・マニュアルが有効だ。家族や支援職員と共に災害を理解する防災マニュアルが必須。(続

2012-02-20 23:24:08
河村 宏 @hkawa33

承前)自治体が無償で住民に提供する分かりやすい防災マニュアルに、津波襲来や被災地に取材した放送の録画や写真あるいはインタビューの音声を自由に使えれば、次の災害に備えは大きく充実する。災害基本法の趣旨に照らして著作権法の権利制限規定を早急に整備すべきだ。人命に関わる重要課題である。

2012-02-20 23:39:21
河村 宏 @hkawa33

@younosuke フォローありがとうございます。

2012-02-20 23:40:19
河村 宏 @hkawa33

@younosuke 災害時の問題を指摘してから4年経つのに、まだ災害時の権利制限の検討を全くしていないというのは、災害時には誰も著作権を気にしないという無力感を文化審議会自体が持っているのでは無いかと危惧します。障害者情報提供団体は著作権法に縛られているので早急の検討を望みます

2012-02-20 23:49:41
前へ 1 ・・ 3 4