DSGEモデルで潜在的GDPは計算可能?!GDPギャップ30兆円の真実とは?? #keizai #zaisei

日本の学者さんのつぶやきです。 潜在GDPとのギャップは30兆円あるので、それを埋めればよいという説がありますが、そもそもGDPギャップはとてもあいまいな数字で産出するモデルによってことなってくるそうですが、色々な計量的取り組みがされているみたいです。
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船越進次郎 @funashin

米国の過剰な消費が持続可能な水準に移行するに伴い、日本の生産能力には余剰が生じているが、これを需要回復で再び埋めることは期待薄。即ち潜在成長率という概念自体が修正を迫られている。真実のGDPギャップを見積もり直さない限り、漫然と実施する金融緩和は有害である。 #defle

2010-04-25 23:33:34
船越進次郎 @funashin

これ http://ow.ly/1AKuW はその通り。問題は需要構造の変化により生産能力に余剰が生じていれば、それは潜在的な生産設備の減耗を意味する。このような減耗によるGDPギャップの潜在的縮小は金融緩和政策では回復不能。 @leapout2010 #defle

2010-04-29 04:02:01
船越進次郎 @funashin

GDPギャップは幻想ではないが、ギャップの計測を誤ったままマクロ経済政策を強行した場合、乗数効果の見積もりも完全に狂ってしまう。需要構造の変化による生産能力余剰は、潜在的な投資資産の減耗にほかならないから、GDPギャップが過大に評価されてしまう。 #defle

2010-04-29 04:37:18
船越進次郎 @funashin

第一は理論的な問題であり、インフレ率の動きに過去の慣性が働いている実情を、現代マクロの金融モデルが取り込めていない点にある。そのため理論が示す結果は「金融緩和の結果、反射的にGDPギャップを縮小し、インフレ率を上昇させる」という現実と相容れないものになる。 #defle

2010-05-06 04:14:34
船越進次郎 @funashin

2)インタゲがもし上手くいったとしても、インフレ率の上昇、GDPギャップの縮小、金利の低下は何期間か掛けて逓減し、徐々に元に戻る。これが一般的なインタゲによる価格下げショックの抑制効果。しかし日本の景気低迷は価格下げショックが原因ではない。 @errorworld #defle

2010-05-06 23:33:59
船越進次郎 @funashin

3)日本の状況ではGDPギャップを持続的に縮小する必要があるので、効果が薄れてきた段階で繰り返し高いターゲットを掲げ直す必要がある。つまりインタゲだけで持続的に景気を支えようとすれば、その度にインフレ率が上がり結果的に悪性インフレをもたらす。 @errorworld #defle

2010-05-06 23:35:18
船越進次郎 @funashin

インタゲでインフレ率を持続して高止まりさせること、GDPギャップを縮小したまま抑え込むこと、金利を低位に保つことが出来ないことがインパルス応答のグラフから読み取れる。これはDSGEで一般的な結果。悪性インフレ云々はそこからの帰結。 @errorworld #defle

2010-05-07 01:14:04
@yuka_taso

RT @smith796000: #デフレ危機_ タグ忘れた。拡散希望!→ http://ow.ly/1I2A8 白川日銀は「デフレ誘導」 政策“ミス”はこれで三度。世界最悪のGDPギャップを埋めようともしない。実は意図的な「物価下落」。

2010-05-07 13:46:28
test01 @dg_tkr

潜在GDPと実質GDPの差がGDPギャップ、のはずなのに、「需要と供給とのギャップ」と単純理解してる人が多いのはなぜ??こんな理解してるから、ギャップ埋めるために政府が需要を作る、という間違った政策が出てくる。

2010-05-10 12:20:52
長濱藤樹(ペンネーム) @edirne50

@tkhssyj 「GDPギャップ」についても誤解がありますね。http://www.boj.or.jp/type/ronbun/ron/research/ron0301a.htm 「GDPギャップ」の定義からしてある程度のギャップは当然ですね。 #defle #デフレ危機_

2010-05-14 19:07:24
nobuyuki koike @nobukoik

今日の一冊は高橋洋一さんの、日本経済「ひとり負け!」。いつもながらの判り易い説明。「みんなの党」の判り易さに繋がるものが。内容を一言で言えば「GDPギャップの解消」。

2010-05-16 22:52:28
池尾和人 @kazikeo

例えば「1960年代や70年代のモデルでは、産出ギャップというのは実際の産出量と潜在産出量の差として理解されていたが、現代では実際の産出量と効率産出量(efficient output)の差として理解されている。」この定式化の差は政策的含意の大きな違いにつながる。(再び続く)

2010-05-17 22:44:07
池尾和人 @kazikeo

「現代のモデルは、経済に加わった好ましくないショックに対応して効率産出量が低下する可能性も認めている。」これは、前に@ikedanobさんもブ指摘していたことだけれども、GDPギャップが30兆円もあるとか言いたてている人は、1960年代や70年代の理解水準だということ。

2010-05-17 22:44:47
安田 洋祐 @yagena

@kazikeo いえいえ。今日ちょうど共著者のG先生と研究打ち合わせをしていた時に、この話を伺ったものですから。お役に立てれば幸いです!

2010-05-17 23:53:40
岩本康志 @iwmtyss

@y_hasumi 潜在成長率がマイナスということはないし,現実成長率にはGDPギャップの縮小が上乗せされるので,私個人はIMFの見通しに強い違和感は感じません。

2010-05-18 08:29:40
池尾和人 @kazikeo

昨日の私の書き込みに関連して、参考になる記事を見つけた。しかし、このブログは勉強になりそう。私が知らなかっただけで、実は有名なのかなぁ?http://bit.ly/cuuGkv

2010-05-18 14:47:26
池田信夫 @ikedanob

@kazikeo 内閣府の算出した生産関数ベースのGDPギャップだけが、いつも基準になるのもよくないと思います。このモデルには需要ショックが入っていないことを知らない人が多い。

2010-05-18 14:57:55
池尾和人 @kazikeo

同感なので、マクロ経済学者の人。DSGEモデルを使うアプローチで、モデルベースのGDPギャップを計算してみて下さい。RT @ikedanob: 内閣府の算出した生産関数ベースのGDPギャップだけが、いつも基準になるのもよくないと思います。

2010-05-18 15:06:51
安田 洋祐 @yagena

.@kazikeo @ikedanob 先ほど池尾さんが引用されていたブログに「DSGEモデルを使って潜在的GDPを計算することでより「客観的」な潜在的GDPが計算できることが期待されていたのだけれども、結局は、モデルの仮定に大きく依存してしまうことが明らかになった」とありますね

2010-05-18 15:27:55
矢野浩一 @koiti_yano

@kazikeo @ikedanob @HYamaguchi そのような研究でしたら去年の2月にすでに発表しておりますので、どうぞご笑覧頂ければ幸いです。http://tinyurl.com/y9dspf5 RT DSGEモデルを使うアプローチで、モデルベースのGDPギャップ

2010-05-18 15:27:56
矢野浩一 @koiti_yano

(続き)このDPをさらに発展させ、8月のEconometric Society World Congress上海で発表することになっております。@kazikeo @ikedanob @HYamaguchi RT http://tinyurl.com/y9dspf5

2010-05-18 15:31:42
池尾和人 @kazikeo

ご教示、どうも有り難う。RT @koiti_yano: そのような研究でしたら去年の2月にすでに発表しておりますので、どうぞご笑覧頂ければ幸いです。http://tinyurl.com/y9dspf5

2010-05-18 15:34:43
安田 洋祐 @yagena

.@ikedanob @kazikeo (つづき)これは「スタンダードなRBCモデルではGDPギャップは常にゼロとなる」という現代マクロ経済学の事情を考えると、致し方ないのかもしれません。「潜在的GDP」という概念自体の曖昧さや、有用性(の低さ)が政策担当者に伝わると良いですね。

2010-05-18 15:36:53
@koiti_yano

今日は午前中、IMFの研究者からGlobal Integrated Monetary Fiscal Modelの話を聞く機会がありました。日本もこれくらいのモデルを政策分析で使えるようになればと思いました。

2010-05-18 15:37:57
@koiti_yano

(続き)しかし、GIMFでも短期名目金利のゼロ金利制約は少々困っているようで、矢野の論文のようなアプローチもある程度は有効なのではないかと思っています。 http://tinyurl.com/2by8288

2010-05-18 15:40:00
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