続・ミステリ談義 ジャンル意識・「人間が書けてない」・叙述トリック
- K_misa_maguro
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TLでものすごく興味深い会話がなされているんだけれども、中に入ってゆく勇気もないし、言いたいこともまとまってないのでPCの前で「うんうん」とひとり頷いてる。
2012-02-23 02:03:00@Marron_Grace 経緯はわかりませんが、ひとつだけ。「犯人と探偵の敵対関係」という構図ではミステリじゃメインかと。乱歩の作品や、森博嗣さんの作品などはその構図を全面に押し出していますから。なので、他の作品もそのように読むことは「最悪」では全くありません。むしろ普通かと。
2012-02-23 02:04:16@tsuruba いや、それを「バトルもの」として認識するというかキャラ小説としてしか認識しない、読者が謎に取り組もうとせず明かされるのを漫然と待っている、という姿勢が「最悪」だなあと思うのです。構図自体はあるけれど、それだけを見ていて肝心の謎はなかったことにするのが問題だと。
2012-02-23 02:09:17@Marron_Grace なるほど。ただ、一つの流れとして京極さん、森さんの登場から、清涼院さん、そして西尾さんと続くもの、もうひとつはもっと前から漫然とミステリを読む風潮(中間小説的ミステリ?)はあったと思っていますよ。
2012-02-23 02:18:04中1の終わり頃に翼ある闇を読んだ時は、見立て殺人と、犯人、密室トリックに驚嘆した。その時には無論麻耶雄嵩氏の狙いだとかは全く理解できていなかったし、今でもよくわからない。でもミステリも、麻耶雄嵩氏も好きだ。それで良いのだと開き直っている。
2012-02-23 02:19:27@Marron_Grace なぜ「最悪」と嫌悪されるのかよくわからないところですが(おそらく僕の情報不足で)、たとえば漫然と楽しむ代表というべき2時間ドラマミステリもミステリであり、「最悪」だとは思えないのです。
2012-02-23 02:22:04@tsuruba 好きな作家の言葉だからっていうだけで、影響されているんです。それに縛られる必要はないのでしょう。京極先生以下の風潮があるのは知らないわけではないのですが、そちらの小説の方に親しみすぎると一面でしか見れなくなるのかもしれない、と。
2012-02-23 02:23:28@tsuruba 「最悪」と言ったのは一番好きな作家の謂いだからというので自戒の念を込めて。ドラマは別のファクターが付与されているが故に漫然とみても面白いでしょうが、一部のミステリ小説はロジックやトリックを理解していなければならず、その理解なしで面白さは味わえないでしょう、と。
2012-02-23 02:27:08@Marron_Grace 確かに一面的ですが、僕はキャラ萌え・本格ミステリの両面楽しめるので逆に本格ミステリだけの理解もそれはそれで一面的かなぁと。ミステリ史的には90年代後半からゼロ年代前半までの一大潮流だったことは間違いなく、だから米澤さんは「釘を差した」んだと思ってます。
2012-02-23 02:28:59@Marron_Grace あのまとめですね。やはりジャンルの枠組みに触れる語りに対しては厳しい人も出てきますね。ミステリの楽しみ方は自分も模索中ですが、自分が楽しめる読み方をするのがまずは一番でないかなぁ。
2012-02-23 02:32:00悪童日記からの三部作はどんでんものだと思うんだけど、まあミステリとも推理小説とも銘打たれていないわけですよねー。そんな謂いみたことない。
2012-02-23 02:32:28どつぼに嵌るのが好き、というか思考実験が好きなだけなので、ミステリはその玩具なだけかもしれない。ミステリ詳しい人がいるから絡みやすいそ、いま個人的に盛り上がっているから、疑問とかぽんぽん浮かぶ。
2012-02-23 02:34:35@tsuruba 両面じゃなくて片方を諦めてしまうのがいけないことだな、と思うんですよね。脱格系なんて言葉じゃないですが、ミステリ小説の側が「謎を読者に解いてもらうことを放棄した」感はあるので、一概に言えないですが、読者側が筆者の意図するところを一方的にスルーするのはあんまり。
2012-02-23 02:36:42@Marron_Grace 確かに「一部のミステリ小説はロジックやトリックを理解していなければならず、その理解なしで面白さは味わえない」というのは、その通りですね。なかなか、悩ましい……ところですね。あと、すみません、よけいなつっこみをして(ひとことだけ、といったのに)。
2012-02-23 02:38:35@Marron_Grace 『ミステリ小説の側が「謎を読者に解いてもらうことを放棄した」感』は、手厳しい、けど、わかる気がします。ただ、読者は自由に読んで「も」いいと思いますよ。読み方に嵌められて苦しむようじゃ、楽しい読書とはいえませんから。
2012-02-23 02:40:30@ry_endo とある小説家の作品を読むと「あー、これミステリとしては楽しく読み切れていないな」というのを痛感するのですよね。愉しめればなんだっていいと思う反面、それじゃあ読書体験を語る時に目の敵にされそうでw
2012-02-23 02:41:27@tsuruba そうですよね、結局思想の自由はありますからね、どう考えてもいいんですよね。長々と独り言から構ってもらえてありがとうございます、本当に。
2012-02-23 02:44:45@Marron_Grace こちらこそ気になって長々とコメントしてしまいました。実は、先ほどコメントしたような原稿を書いているのですが、とても参考になりました。ありがとうございます。また、お話ししましょう。ではでは!!
2012-02-23 02:47:50恩田陸『パズル』もミステリだとか推理小説とはいわれていない…群像小説(『デュラララ』)とかは叙述トリックとか死角トリックめいたところがあるのではないかしら??とてきとーなことを言ってみる。ちがうきもする。
2012-02-23 02:52:39前ツイートのまとめ読んでて何だか色々考えてしまった。一口にミステリといっても色々あるわけで楽しみ方も色々だよなと。やはり伏線や論理をじっくり吟味したほうがより楽しめるとは思うしそうしたいのだが、実際は流してしまって雰囲気やキャラ重視で読んで楽しむことは多いのだ。
2012-02-23 02:54:00