藤原辰史氏講演会「「エコロジー思想」に潜むリスク ナチス・ドイツの有機農業」@パルテノン多摩
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【連続講演】そして26日(日)には藤原辰史先生の「「エコロジー思想」に潜むリスク-ナチス・ドイツの有機農業-」のご講演です!自然との共生をかかげたナチス・ドイツがなぜ人間の大量殺戮に至ったのか。ご興味ありましたら是非!http://t.co/JozRZAOb #science
2012-02-21 13:30:48【連続講演】26日藤原辰史先生「「エコロジー思想」に潜むリスクーナチス•ドイツの有機農業ー」の参考文献はこちら。品切本以外は丸善多摩センター店で入手できます。 http://t.co/9FSOe71O
2012-02-21 13:33:21中央が品切ですのでその分は講演で。RT @par_tama_museum: 【連続講演】26日藤原辰史先生「「エコロジー思想」に潜むリスクーナチス•ドイツの有機農業ー」の参考文献はこちら。品切本以外は丸善多摩センター店で入手できます。 http://t.co/9FSOe71O
2012-02-21 20:03:14パルテノン多摩の連続講演「リスク社会の<神話>を問い直す」~安全・科学・エコロジー~ 第4回目はエコロジーを題材に。藤原辰史さんの『「エコロジー思想」に潜むリスク ―ナチスドイツの有機農業―』 です。机とイスが増やされていました。
2012-02-26 13:33:55第一次大戦時のドイツを襲った「飢え」をテーマにした藤原辰史さんの『カブラの冬』(人文書院)面白そう。会場の割引販売もあるので買ってみようかな。
2012-02-26 13:52:01パルテノン多摩連続講演。藤原(ふじはら)さんのこれまでの研究の紹介が続いているけど、どれも面白い。「食」という話題だからだろうか。なんかお腹空いてきた。
2012-02-26 14:02:19パルテノン多摩の連続講演。本題、前史として、ルドルフ・シュタイナーの提唱したバイオダイナミック農業から。現在でもヴェレダというオーガニック系の化粧品はこの農法の産物をつかっているとのこと。シュタイナー教育の人ですよね。
2012-02-26 14:36:33パルテノン多摩の連続講演。ただいま質疑応答が行われています。藤原さんの受け答えがすごくていねいなところに好感。wifiが切れそうなので,内容のツイートは自宅に戻ってからにします。
2012-02-26 16:04:25パルテノン多摩にて連続講演四回目「「エコロジー思想」に潜むリスク」(藤原辰史(ふじはら・たつし)氏)を聴講。「食べもの」「食べること」への強い問題意識に支えられたテーマ設定と、歴史の闇を鍬で一つ一つ掘り起こすようなラディカルな問いかけがあって、学問的高揚感を存分に味わえた。
2012-02-26 20:04:38(続)前半に語られた「パン屋で働く女子学生」のエピソード。ホームレスの人たちが、障りなく廃棄パンを手にできるようにと、ゴミ箱のうえにパンを置くことにした女子学生。藤原さんは、この「沈黙交易」の一例を、耳触りのよい「エコロジー」ではなく、「「エコロジー」思想」として語っていた。
2012-02-26 20:33:57(続)講演会場で買い求めた『カブラの冬 第一次世界大戦期のドイツ飢饉と民衆』は、「レクチャー 第一次世界大戦を考える」シリーズの一冊。魅力的なタイトルの多いこのシリーズの存在は、以前から知っていたけれど、第一次大戦への関心が掴めず、躊躇していた。今日の講演がとば口になるかな。
2012-02-26 20:47:55パルテノン多摩の講演「「エコロジー思想」に潜むリスク」。講師の藤原さんは、北海道の生まれ、育ちは島根県の出雲。幼少の頃チェルノブイリ事故があった。島根の原発が事故を起こしたら...両親は大事なものを車に積んで、南の広島へ逃げると言ったそうだ。
2012-02-26 23:58:56パルテノン多摩の講演「「エコロジー思想」に潜むリスク」。両親が想定していたのは、ヒロシマ原爆の被害を描く同心円の地図。(チェルノブイリにしても、フクシマにしてもその距離で済むもんだいではなかったわけですが)。そうした原体験の紹介から講演は始まりました。
2012-02-27 00:00:31パルテノン多摩の講演「「エコロジー思想」に潜むリスク」。マスコミ報道など歴史的にものを見ていくことが弱くなってきている。(先日も失言をした市長がでたばかりだなぁと連想)。藤原さんのお話になった歴史はたしかに刺激的だった。
2012-02-27 00:05:04パルテノン多摩の講演「「エコロジー思想」に潜むリスク」。歴史といっても、偉人の歴史ではない。暗くて辛くて悲しいことばかり、その埋没してしまったもののなかから、歴史から消されていった人たちの歴史をすくい上げる。そうした歴史にはヒントがつまっている。(主旨)
2012-02-27 00:06:11パルテノン多摩の講演「「エコロジー思想」に潜むリスク」。福島の原発事故に衝撃を受けて考え方を変える知識人もでてきているが、自分は「あまり変えなくてよい、そのままの考え方で現実に向き合っていける」と思った。// (歴史的視野の支えがあって揺るがないのだなと思った)。
2012-02-27 00:11:00パルテノン多摩の講演「「エコロジー思想」に潜むリスク」。ナチスの台頭の背景には、「餓え」の記憶があった。第一次大戦中、イギリスの海上封鎖からドイツでは75万人が餓死する「カブラの冬」があった。戦後、世界恐慌のなかでホルシュタイン州では乳業の農民が一揆をおこした。
2012-02-27 00:16:46藤原先生からの伝言(viaパルテノン多摩さま)により、上のツイートの一部に修正を加えます。
「戦後、世界恐慌のなかでホルシュタイン州では乳業の農民が一揆をおこした。」→「戦後、世界恐慌のなかでシュレスヴィヒ・ホルシュタイン州では酪農農民が一揆をおこした。」
パルテノン多摩の講演「「エコロジー思想」に潜むリスク」。ナチス・ドイツが地つづきの国を侵略し、海外の植民地の獲得に力を入れなかったことも、この「餓え」の体験から食糧自給が求められていたから。
2012-02-27 00:33:04パルテノン多摩の講演「「エコロジー思想」に潜むリスク」。アメリカで問題になっていた土壌流出がドイツでも起こるのではないかと恐れていた。「土壌」への執着は、エコロジー思想史のうえで、ナチスを特徴づけるもの(主旨)
2012-02-27 00:35:02パルテノン多摩の講演「「エコロジー思想」に潜むリスク」。アメリカの土壌流出は、スタインベックの『怒りの葡萄』の背景でもある。「Dust Bowl」でyoutubeを検索すると当時の写真やニュース映像を見ることができる。
2012-02-27 00:36:29パルテノン多摩の講演「「エコロジー思想」に潜むリスク」。ナチス幹部は、シュタイナーのバイオダイナミック農法の支持者が多かった。食糧農業大臣のダレー、ルドルフ・ヘス、親衛隊のヒムラーなど。ヒムラーは強制収容所でBD農法の実験を行っていた。
2012-02-27 00:40:11パルテノン多摩の講演「「エコロジー思想」に潜むリスク」。「土壌・植物・動物・人間の生物学的共生」とは農学者団体のトップ、マイヤーの言。エコロジカルな主張だが、ここで「人間」とされたのは、人類でなくドイツ人。劣等人種の「廃棄」があった。
2012-02-27 00:43:26パルテノン多摩の講演「「エコロジー思想」に潜むリスク」。エコロジストにはナショナリストが多い。「人間」の範囲が狭くなる、人間軽視になる点は注意しないといけない。(動物の外来種の問題なんかもそうだよな)
2012-02-27 00:45:02パルテノン多摩の講演「「エコロジー思想」に潜むリスク」。ナチスは、動物保護法で動物に苦痛を与えると罰金をとったり、生体解剖の制限をした。一方で、強制収容所では、ユダヤ人やシンティ・ロマに人体実験を行っていた。(並行して行えることがコワいですね)
2012-02-27 00:50:48