その昔、シベリア出兵のころ、日本はチェコと出会う。満州を楔としていわゆる五族と出会い、初めてユーラシア大陸というパースペクティヴを持つに至った。日本とチェコ、ハンガリーのつながりを調べるととても面白い。
2010-01-02 03:49:19ちなみに満州国建国の流れのなかで、満州をイスラエルのようにユダヤ人の国にする計画(フグ計画)があった、とも言われている。実は日本におけるトンデモユダヤ陰謀論(日猶同祖説)はこの満州におけるユダヤ問題が源流になっていたりする。
2010-01-02 03:53:42ある一定の年代以上は、日本語はウラル・アルタイ語族というように習っていたと思うけれど、戦後になってあまりあまりこの学説が紹介されなくなっている。言語とナショナリズムは共犯関係にあって、ウラル・アルタイ語族というのも、やはりこの当時における理論武装のひとつの装置となっていた。
2010-01-02 03:57:02トンデモユダヤ陰謀論に、よく騎馬民族説が出てくるのは、このウラル・アルタイ語族のうち、アルタイが騎馬民族の生活圏だからという背景があるのではないかと。それにしても満州を起点にハンガリーやチェコまでつながる陰謀論というのはなんと雄大なことよ。
2010-01-02 04:07:00ウラルはその名の通り、ロシアのウラル山脈。アルタイはトルコからシベリア北東部。ユーラシア大陸全体の先住民という位置づけで、この民族圏をいわゆる大東亜共栄圏の正当化に使うというカラクリとなる。つまりユダヤを西端として、ウラル山脈を通り、シベリア〜朝鮮を経て日本につながる広大な範囲。
2010-01-02 04:02:43陰謀論をそのまま鵜呑みにするのはナニがアレだと思うけれど、その陰謀論が出てきた背景からそれを再検討してみると、なんというか、当時のロマンティシズムみたいなものが感じられて面白い。今の日本人で、東欧まで含めたユーラシア世界のなかでの日本の立ち位置をイメージできる人は少ないのでは。
2010-01-02 04:12:07佐藤優さんの本は陰謀論スレスレだと思うけれど、このツラニズム(ウラル・アルタイ言語圏)を背景にしながら読みなおすととても面白い。ちなみに佐藤優さんが起訴されたのはイスラエルロビー問題なのであった!
2010-01-02 04:14:29佐藤優さんは駐ソ外交官だったわけだが、チェコ語を勉強していて、さらにはイスラエルロビー問題で起訴されているのですね。日本とユーラシア大陸というのは、例えばおろしや国酔夢譚でもそうだけど、とてもロマンティックだなあ、と思う。なんというか、大陸的な想像力というか。
2010-01-02 04:16:51まあ、真夜中のタワゴトですので、世界政治に詳しいひとは厳しいツッコミを僕に入れないこと。あくまでもエンターテインメントです(笑)。
2010-01-02 04:19:27ちょっとツラニズムでググってみたら、同じネタ元の本をさらに詳しく解説しているブログがあった。おもすれー! http://bit.ly/6VkvBL よろしければどうぞ。
2010-01-02 04:34:13