2012.3.7 第14回 総合資源エネルギー調査会~基本問題委員会~参考人:原子力委員会近藤駿介委員長
- Sucha_Para
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近藤:原子力発電の技術津的な問題として、安全神話と言われるが、絶えずトータルなシステム災害対策の整備などをお願いしてきたつもり。今回の事を受け、たとえ千年に一度の津波でもそれに備えるということなくして(すっごい早口&小さい声で何か言った!)不十分だった。
2012-03-09 15:51:46反省を踏まえてそれに答えられるのか。技術が出来るのか、それについて関係者に強く申し上げてきた。過去の考えの延長上に決して未来は無い、国民の目から見て変わったというのがわかる取り組みをしない限り、原発は前へいけませんよとみなさんに申し上げていく。私はその中身があると思っている。
2012-03-09 15:52:11この福島事故を踏まえて世界各国で同じような問題意識、TMIのように安全施設があるというだけではダメで、それを動かすのは人間なので、人間と機械が対話ができることが必要なことを学んだ。チェルノブイリはいわば安全文化。根本的な安全対策が出来ていなかった。
2012-03-09 15:52:18福島事故はというと、急いで言えば予想外に備えよということ。コアとして守るべきものは何か?という事が何か充分な検証・検討がなく整備されていなかった。原子力安全についての共通のメッセージ・ミッション確認されつつありそれについての取り組みが始まっている。
2012-03-09 15:52:27それを技術的課題にに翻訳して、それについて取り込んでいく事が今まさしく始まった訳で。政府のIAEAに対するレポート28項目もその事について触れられている。新機関に申し送りするところの安全対策は、そうした思いを背景に用意されていると思っている。
2012-03-09 15:52:39高橋:それを誰がやるのか?これまでの技術の専門家や事業者・政府が閉鎖的な文化を作り、今回の事故を引き起してしまった。それは否定しがたい。そういう体制や構造の中で、新たな技術開発が期待できるのか?それとも仕組みを変えてイノベーションというのが期待されるのか?
2012-03-09 15:53:50近藤:それを誰がやるかというと、電力会社もメーカーも信用ならないというと、答えがなくなってしまう。あれもこれもやってますじゃだめで、最終的に責任を取るという思い出見直すことが重要。それを共有するとエンジニアはちゃんとした事ができると思っている。
2012-03-09 15:54:08近藤:経済性の問題。経済性については競争的環境にあるので、絶えず心してきたことは独善主義に陥らない。再エネなどの技術進歩にいずれ負けることは心して、様々に取り組みべしという気持ちできた。対抗に序論にも書いた。その結果いつかあるというと覚悟して…
2012-03-09 15:58:08近藤:まだ再処理が残っているものもある。ほとんど無いと思うが、数字は分からない。セラフィールドでもトラブルで停まる事があり、一時日本の燃料処理が遅れると言う事があったが、今はできているはず。今後は国内で処理することになっている。
2012-03-09 15:55:11【補足】糟谷電ガ部長:海外に持ち出した使用済み燃料の処理はすべて終わっている。それらはいずれ日本に帰ってくる。具体的な量は分からない。
2012-03-09 15:56:38質問:原子力関係のことは専門性が高く難しいといわれているが、国民への情報開示の面で、全体像と実情が分かりやすいようにしなければならない。使用済み燃料がどう処理されどのようなリスクがあるのかや、どのくらいの廃棄物がどこに貯蔵されているのか等、そういった情報源あれば教えて欲しいし…
2012-03-09 15:58:49近藤:たくさんのデータを整理して提示するよう努力している。会議などを通じ、多面的な検討をするとその場で様々なデータが集まる。それに関して質問があれば、ご回答したり適切な対応をしていく。行政も電気事業者もデータが必要だろうし、学習機会を提供する文科省などもデータを整理しているはず。
2012-03-09 16:02:24近藤:様々な所にデータがあると思うが、ユニフォームに管理してるかと言われれば、それは自信が無い。それぞれに思いをもってデータを用意している、そういう状況であると思っている。疑問・質問が提示される事で、改良・開発が成されるという仕組みになっていると思う。
2012-03-09 16:02:56