頭の良さの段階
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頭の良さの段階について考えてみる。頭の良さには「次元」が存在しており、私が考える次元は「読解」「方法論」「哲学」の3つの次元があり、読解<方法論<哲学、の順に高次なもの。「読解」の次元は他人の言うことを理解できる、文章を読んで理解できる状態。
2012-03-21 20:09:18つまり、「読解」の次元にいるということは、「現代文の文章を読んで何が書いてあるか分かる」「数学の文章を読んで与えられた条件を理解できる」という状態。その上に来る次元が「方法論」の次元で、これは今までの自分の経験や先人たちの残してきた前例を下に方法を内在化し実行に移せる状態。
2012-03-21 20:12:30「こう、こう、こうすれば上手くいく」「深く理解してないのに必要なことだけ頭に入れて要領よく処理できる」ときこの状態にいる。その上に来るのが「哲学」の次元で、「方法論や複数ある理論を意識、比較、検討し物事の根本原理から統一的に理解できる」状態。
2012-03-21 20:17:39「一つの方法論の限界と効果を理解し、メタ的に様々な立場の人に言うことを比較できる」とき、この状態にいる。これらは下位の次元からステップアップして、上位の次元に上がっていくもので、途中を端折ることはできない。
2012-03-21 20:21:33比較できるのは同じ次元の中だけで「読解」で高い能力を持っているからといって、「方法論」で高い能力を持っているとは限らないし、他人と比較して「方法論」の能力が低い人が高い「哲学」の能力を持つことも有り得る。また、ある人がどの次元にいるかは分野ごとに異なっている。
2012-03-21 20:26:11例えば、『最先端の理論物理学の論文を理解し、その論文の他の論文や理論のと比較し、どの位置に占めているかを理解し、更に100年単位での物理の発展の歴史の文脈で理解できる人がいるとして、その人は物理に関して「哲学」の次元にいる。然し、大学受験の現代文が理解出来ない。その時、
2012-03-21 20:30:33その人は現代文に関して「読解」の次元にすら到達していない。』ということ。よく言われる「高名な学者にもバカな部分がある」と言われるのはこういう状態だ。ソニーの入社試験で学歴を隠して面接した結果、東大生の採用が増加したという例があるように、ある能力の出来不出来は他の能力と
2012-03-21 20:36:53正の相関を持っていることが多く、このことは忘れられがち。また、自分が経験した次元よりも2つ以上上の次元に対しては、その存在を意識することすら不可能で、一つ上の次元に対しては理解は出来なくとも、その存在を感じることは出来る。
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