@works014 はい、ご存知のようにJIS X 0208の第二水準は部首順ですが、ここではム部です。竹部におく辞書と、ム部におくものがあるみたいですね。
2012-03-22 22:51:24しかし真面目な話し、簒と篡の話しは面白いな。文字コード以前の用例の報告からは、並立している状況が伺われる。それがなぜ片方しかJIS C 6226に収録されなかったのか。そして、なぜ篡が落ちて、簒が入ったのか。
2012-03-22 23:05:22というか、康煕字典的には10画の篡こそが正字と言えるわけで、どうしてそれが落ちてしまい、康煕字典には載っていない11画の簒が収録されたのか。
2012-03-22 23:07:18いやぁ、ここは若い人達におまかせして…w RT @works014: @ogwata 小形さんがさらに詳しく調べて書いてくだされば…嬉しいです…
2012-03-22 23:24:24おお、ありましたか!RT @KAN0U: @ogwata 検索したら巻十に厶部があるようです。 http://t.co/e96gQqgw
2012-03-22 23:29:29先ほどアップロードした『室町の王権』のカバー、見返し部「篡奪」の用例。これを見ると,本来のデザインは下が「么」の「簒」だったのを、一画削って「厶」の横画を長く修整したものと思われる(平体のかかった扉のサブタイトルではより明瞭)。 http://t.co/ToUQVhm2
2012-03-22 23:34:54あるわけないと思ったム部が説文にあった。〈凡そムの属は皆ムに从う〉として「篡」も収められている。RT @ogwata: あ、ちなみに説文にム部はないです。まあ、ある筈がないですね。
2012-03-23 00:15:09小池さんのコメントを読んで、念のため、JIS X 0208とJIS X 0213規格票を確認した。包摂連番138で「簒/篡」を包摂している。以上、ご報告。
2012-03-23 00:26:43簒と篡の話は、胄と冑の例に似ている。どちらも写研には一つしかない。大漢和のために石井は両方書いたのに。 @works014
2012-03-23 00:30:26厶と么(幺の異体字)を取り違えることはままある。宋元以来俗字譜の篡の項を見ても、簒を書いているものがある。从厶算聲と解れば間違えないが、大漢和が竹部に入れるくらいだから難しい。 @works014
2012-03-23 00:41:47そうか康熙字典も説文にあることを見落として竹部に配置したのか。 http://t.co/U9U6FP8n @works014
2012-03-23 00:52:23林大さんも、甲冑と胄裔は別字なので二つ入れたけど、簒は写研にあるやつでいいやと諦めた訳だ。𠮟も、叱しかないと言われても最初の正誤表では𠮟にしたけど、結局直らないままだった。 @works014
2012-03-23 00:58:48