茂木先生のキーワードの中に「偶有性」というものがある。この「偶有性」はこれまた茂木先生の大切にする「即興性」と深く関わっている。
2012-03-06 22:45:51この間、バスケ部のみんなと動画を撮影したわけだけども、ありがたいことにバスケ部で何かやるときは、大体、僕の好き勝手にやらしてもらえる。
2012-03-06 22:46:46この動画の内容も僕が大体イメージしたことにみんな付き合ってくれた(その代わり段取り等は僕がほとんどしたけどね!)。その動画を撮影してた時のことである。
2012-03-06 22:47:51完成の動画をイメージしながら撮り進めていくんだけど、街中で撮影しているから、僕達以外にも様々な要素が関係してくる。イメージの中には僕達しかいないので、そこで様々な「偶有性」と出会う。
2012-03-06 22:49:23そんな中でも(ミス以外は)決して撮り直しをしない。それに各人とも映っているときのパフォーマンスはみな「即興」なのである。その日来て、その場で考えたことを1回のチャンスで撮る。そのとき自分がイメージしてたのと違うようになってもそれがいいものである。
2012-03-06 22:50:56そして撮れた動画を見てみると、イメージしてたものよりかなり良い。ほんとにかなり良い。「ちょっと車が邪魔だからtake2行くねー」なんてつまんないことはしない。そういったことは決して「頭の中」では生まれない。
2012-03-06 22:53:08自分のしたいことをする。うまくいくようにする。失敗しないように準備する。これらは全てとても大切なことである。これだけで大抵上手くいくし、生きていける。でもそこに偶有性は生まれない。むしろ自分が考えている「対極」に具有性は存在する。
2012-03-06 22:56:38自分のしたいことをする。うまくいくようにする。失敗しないように準備する。これはとても大切なことだ。だからこそ、これらのことが求められていない場面ではあえて、「対極」に飛び込んでいかなくてはならない。
2012-03-06 22:58:19僕はむしろ今までずっと、自分のしたいことをする。うまくいくようにする。失敗しないように準備する。これを大切に大切にしてきた。どちらかと言うと完璧主義者に近いところもあった。だからちょっと前の僕なら今回の動画でも何回も撮り直ししてたと思う。
2012-03-06 22:59:23でも「具有性の海」に飛び込む良さを知ったからこそ、僕がイメージしていたものよりももっといいものができたんだなぁとしみじみ思う。「何かあるかも」と感じたら対極に飛び込め!
2012-03-06 23:01:03