竹内健氏が語る東芝

Ken Takeuchi @kentakeuchi2003

今日は東芝本社へ。近くの書店には「世界で勝負する仕事術 最先端ITに挑むエンジニアの激走記」が平積みに置いてあった。会社の良い面も悪い面も書いちゃったので、怒られないかな・・・と恐れておりますが、とりあえず読んで頂きありがとうございます。 http://t.co/Ybhi0g1x

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Ken Takeuchi @kentakeuchi2003

我儘な私を育ててくれた東芝には感謝してますし、今も私は東芝の応援団。本で伝えたかったのは、一企業の問題ではなく、日本の雇用形態・労働市場の問題。弟さん、頑張って下さい！ @passykis 日本に戻ったら必ず本読ませていただきます。東芝が竹内さんのような優秀な技術者を大切にして

Ken Takeuchi @kentakeuchi2003

大企業ってどう？という質問頂きます。東芝しか知りませんが、若い時は大企業ののれんを使って、様々な経験できるチャンスだと思う。日本企業はボトムアップで、現場の意見が通りやすい。つまり、若い人にかなりの権限がある。自分も研究、開発、生産技術、マーケティングといろんな経験ができた。

Ken Takeuchi @kentakeuchi2003

今の自分も東芝の経験が活きている。フリーで活躍する人も大企業時代の経験を生かしているのでは。橋下さんのところの官僚OBの方々とか。大企業の問題は、年功序列で上の世代が滞留し、ある年齢からは、順番待ちが始まること。大企業にこれ以上居ても成長できない、と思ったら卒業すれば良いのでは。

Ken Takeuchi @kentakeuchi2003

もちろん、起業するんだ！という強い思いがある人は、大企業で働かずに、若い時から起業の場数を踏んだ方が良いかもしれない。でも、大企業も十分利用する価値はあると思います。

Ken Takeuchi @kentakeuchi2003

大企業も悪くないし、私は東芝には感謝しています。MBAに行きたいと言えば行かせてくれ、マーケティングをやりたいと言えばやらせてくれ、我儘を許して貰いました。声が大きい奴の意見が通る、というカルチャーが自分に合っていた。もっとも、言ったからには、絶対に成果を残そうと思いましたけど。

Ken Takeuchi @kentakeuchi2003

MBAから帰った後に、なぜ東芝に居たんだ？と聞かれる。東芝はフレックスタイムで、子供の調子が悪い時に早退したり、家で仕事をすることを許してくれる雰囲気。本当にありがたかった。今も忙しいけれど、スケジュールは自分で決められるのでありがたい。毎日の生活が、障害物競争のようなもの。

Ken Takeuchi @kentakeuchi2003

エレクトロニクス分野では、東芝出身の大学教授が多いのですが、東芝に復帰なんて聞いたことがない。東芝以外の会社でもないんじゃないかな。大学以外の転職でも、復職は聞いたことが無い。退職直後には「脱藩の罪」を問われて、数年すると「恩赦」・・・って、いったい、いつの時代の話だか。

Ken Takeuchi @kentakeuchi2003

私なんて、東芝のフラッシュメモリが絶好調の時に退職して、給料は言えないくらい、凄まじく減りました。それでも退職後に、「竹内さんは東芝を見捨てたんですね」なんて言われて、ビックリしました。単に新しいことをしてみたかっただけなのに。

Ken Takeuchi @kentakeuchi2003

もっとも、こういう話を学会などで、社外の人に大っぴらに言える東芝は素晴らしい、と他の会社の人に言われたことがある。会社をネタに冗談を言える東芝は、羨ましいと。きっと、このツイートを東芝の幹部が見ても、「また竹内がバカなことを言っている」で終わりでしょう。。。

Ken Takeuchi @kentakeuchi2003

こうやって公言できる東芝はましな方で、もっと古臭い社風の会社は、残念ながらたくさんあります。そういった会社の方は、貝のように黙ってしまうのは何故だろう。 @ProfMatsuoka そのような世の動向なのに、失礼ながらあまりにも逆行している社風に正直ビックリした訳であります。

Ken Takeuchi @kentakeuchi2003

なぜフラッシュ絶頂期に東芝を辞めたのか？、自分は才能が無いので、多くの人がやっている時、絶頂期には勝てない。混乱期、成功できるかわからない時、頭のいい人がためらう時こそ、自分の出番。それをちきりんさん @InsideCHIKIRIN に、“混乱Lover”と教えてもらいました。