GDCからみのインディーズゲーム見て
- yas_kawamura
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今回インディーズゲームのデモを色々見回ったが、しばしば目についたのが「脅迫されてゲームにしちゃった感のあるゲーム」があったこと。
2012-04-03 03:31:17インディーズゲームはある程度束縛がない。束縛が嫌でそれをやっているのではないか。そう思っている。
2012-04-03 03:33:34メジャーである場合、たとえばゲームとして起承転結が整っていなかったら多くの人には届かないから駄目、今のトレンドはこうだからこうして、等と雑音が入る。しかしインディーズならばそんなことは関係ないはずだ。
2012-04-03 03:33:43たとえばビジュアルが個性的、デモで描かれた世界観もアーティスティックで、動く絵本のようなゲームがあった。しかしそれは、ゲームが始まった瞬間、「ゲームというルール」によって動く絵本のような世界が破壊されてしまった。
2012-04-03 03:36:28無理矢理ジャンプアクション的な記号を画の中に配置し、素晴らしいモーションで絵本のような世界を歩いていた少女が突然ゲームシステムに蹂躙され、ぶちこわしになってしまった。何故、ゲームにしようとしたのか。良いではないか、ゲームとしての面白みなど。そんなものは必要なかった。
2012-04-03 03:38:24ただその絵本的なアーティスティックな風景の中を、少女が歩いて行く。歩いて行ける。歩けば草花が揺らぎ、スカートがはためく。蝶が飛び、花びらが飛ぶ。それだけでいいじゃないか。この世界に何故「ジャンプの成功や失敗」が必要なのか。
2012-04-03 03:40:39結局、ゲームという器に収まっていないと形になっていないのではないかという不安がそうさせてしまったのだろう。そしてこの制作者は素晴らしいアーティストかもしれないが、十分なゲームシステムの翻訳能力を持っていなかったのだろう。無理にゲームというお約束に乗せる必要は無いのに。
2012-04-03 03:42:02もっと自由であっていいんだと思うよ。せっかく民主化民主化っていっているんだ。インディーズゲームなんだ。お約束なんていいじゃ無いか。もちろん一番やりたいことが「マリオみたいなゲーム」だというのなら話は別だ。しかしそれらは明らかにインタラクティブな絵本だった。
2012-04-03 03:44:37そこにゲーム的な要素を入れることでモチベーションを喚起させると言う事を考えたのだろうが、駆け引きが主軸でもないのにとってつけたように駆け引きを入れれば世界が死んでしまうのだよ。
2012-04-03 03:45:55例えば俺がその開発者の傍らにいたら、「無理にゲームにしなくていいと思うよ」と言う。そして制作者が「いやゲームにしたいんだ」というのであれば、もっと彼らの世界をゲームシステムとして上手に翻訳してあげられる。そして全ての人に言いたいのは、道は多様であると言うことだ。
2012-04-03 03:49:54器ありきじゃないんだ。器に行儀良く収めようとするな。はみ出ろ。はみ出たいだろう。そういう話をしていきたいな。
2012-04-03 03:51:20もちろんプロになってくれば、インディーズではなく大きな会社でメジャー路線を狙ってゆくとなれば、それは出来なくなる。しかしものを作る根幹は失っちゃいけない。根幹はもっとプリミティブだ。
2012-04-03 03:53:04