ynabe39 先生周辺の「尊厳死」議論

渡邊芳之 @ynabe39

@ladypekoe そうではなくて「機械に縛りつけられて生きる」ことと「降圧剤を飲まねば死ぬ」ことや「メガネがなければ生活できない」ことに本質的な違いはないだろうということです。「人間が作り出した装置によって命を永らえる」ことを否定したら人類の数は半分以下になるでしょう。

渡邊芳之 @ynabe39

ドナーカードを携帯する善意の市民の気分を害さずにそのことの問題を指摘するのは難しいよね。

島本 @pannacottaso_v2

本人が選んだから名誉なことだとされますね。 QT @ynabe39: それこそ「悲しみのヒーロー」みたいに「敵陣に突撃することを志願する者はいるか！」と言われて志願することは「本人の自由選択だから自己責任」なのか。

島本 @pannacottaso_v2

はい。結局は自己責任と選択の自由という概念は面倒くさいことを断れない人間に押し付けるために存在しているわけです。 QT @ynabe39: @sankakutyuu それで人を動かすわけですね。

渡邊芳之 @ynabe39

身も蓋もないけどそうですね。 RT @sankakutyuu: はい。結局は自己責任と選択の自由という概念は面倒くさいことを断れない人間に押し付けるために存在しているわけです。

渡邊芳之 @ynabe39

「命の質」を評価するのはあくまでもその命を生きている本人であるということだけはなにがあってもゆずれない。他人から「お前の命は質が低い（だから…）」と言われることは認められない。

渡邊芳之 @ynabe39

「望んだ尊厳死」を遂げられる１人の陰に「望まない尊厳死」を強制される100人の人がいるとしたらどうですか？ごく一部の強く賢く豊かな人だけに「望んだ尊厳死」が与えられ，同じ制度がもっと多くの弱い人々から医療を受ける権利と命を奪います。 @ladypekoe

島本 @pannacottaso_v2

社会保障やセーフティネットは銀行と同じ。必要も無いときは気前が良いのに必用になると気前が悪くなる。

渡邊芳之 @ynabe39

移植でも尊厳死でもわれわれは基本的に「それで恩恵を受ける人の立場」だけから是非の判断をしようとするよね。

渡邊芳之 @ynabe39

「バカな人が損をするのはバカな人が悪い」というのでは社会は成り立たないと思う。

渡邊芳之 @ynabe39

脳死移植や尊厳死の制度が「バカな人」の命に対して牙をむく危険は社会として防がなければならないと思う。

@utsumi_c2

ズレちゃうけど、生体移植での親族間の「臓器与えて当然」圧力ってすごいらしいなあ。 RT @ynabe39: まさにそういうことなんですね @ykmr75: 「おまえのようなヤツはせめて臓器だけでも人様に提供してお役に立て」といわんばかりの「圧力」を感じさせるのが不快ですね。

渡邊芳之 @ynabe39

@kentosho 「本人が望んだことにされる」ということは歴史上夥しくあったわけですからね。

渡邊芳之 @ynabe39

自由選択の幸福なイメージは「モノはそれぞれ違い人もそれぞれ違いそれぞれの人が自分にあったモノを選択することでハッピーになる」というものだ。しかし現実は「モノにはいいものと悪いものがあるが悪いものを選んだ人も自由選択なので文句をいうな」ということになっている。

渡邊芳之 @ynabe39

@kita_cchi 血圧の薬を飲みはじめるのも非可逆，ALSで人工呼吸器を付けることも非可逆です。「元に戻らなくなったら死んだことになる」なら障害のある人の多くは死んだことになります。それは極論だと言うでしょうが境目はいったいどこに付けられるのか。

渡邊芳之 @ynabe39

@kita_cchi 機械によって呼吸や循環が維持されていれば「死んでいるのは脳だけ」。この問題には絶対にクリアカットな結論は出ません。出るとすれば「生きていても役に立たない人からは内臓を取ってもいいじゃないか」にしかならない。

渡邊芳之 @ynabe39

発達した医療によって「生かされている」状態を「死んでいるのと同じ」というなら臓器移植という「発達した医療」によって生かされるのも同様なのではないか。現代を生きるわれわれはみな大なり小なり「発達した医療によって生かされている」ではないか。

渡邊芳之 @ynabe39

脳だけが人格を形成しているわけではありません。脳があっても身体がなければ人格は成立しないし，脳死状態の人にも社会的な意味での人格は間違いなく存在します。@yoyonoyoichi

渡邊芳之 @ynabe39

脳死が人の死という主張には「唯脳論」的な人間観が見え隠れする。

渡邊芳之 @ynabe39

@kkitagaw 人格は脳も含めた身体システムが持つものですから臓器に個別に人格があるわけではないでしょうね。しかし移植を受けた人の人格は（脳がそのままであっても）新たな身体要素によって変化するでしょう。その意味でも人格は脳だけに宿るわけではない。