底香上人のトゥギャッターで読む仏法対話その(3)

日に日に長くなってる?気のせいです。 底香上人のトゥギャッターで読む仏法対話その(1) http://togetter.com/li/286072 底香上人のトゥギャッターで読む仏法対話その(2) 続きを読む
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底香 @BottomLance

烈海王が大好き。「貴様は中国拳法を嘗めたッ!!!」

2012-04-12 11:11:47
猫愛好家木村晃之 @peroperopero

@BottomLance 今回は多様な問題を内包した内容でおもろかったです!

2012-04-12 16:22:55
底香 @BottomLance

@peroperopero 芸術、経済、政治もそうだけど、宗教(祭祀)って概念が(それぞれとして)成立したのは、世間の解体と同時のはずと考えているよ。これまでの話で、言葉や宗教の大きさが感じられたらうれしい。

2012-04-12 21:17:45
底香 @BottomLance

@peroperopero こんばんは。前回は政治と宗教は分かちがたい双子って話でした。少し補足すると、宗教もそれを構成す言葉も、デジタル情報だよね。だから人間存在の限り(再生するハードがある限り)、モーレツな強度を誇る。いわば影のようについてまわる。

2012-04-12 21:29:36
底香 @BottomLance

@peroperopero バックアップは「利用し利用される」なかで勝手になされるしねー。政治の維持にこれほど有力な手段はない。ってことで、世間のはなし、後半(そして最後のはなしへつながる)、釈迦と世間(政治宗教社会)。

2012-04-12 21:34:35
底香 @BottomLance

@peroperopero カーストって翻訳しにくい言葉と聞いたことがある。おそらくそれは、(まがりなりにも)社会成立以後の西洋近代において、ということだろう。要は「世間」。釈迦はカースト社会のなかで、なにに目覚め、どう生きたのか。

2012-04-12 21:40:38
底香 @BottomLance

@peroperopero カーストは典型的な世間。カーストを構成する宗教をいまはバラモン教と呼ぼう。釈迦が死んだあとの時代でにマヌ法典において整備され、ヒンドゥー教が成立する。

2012-04-12 21:44:54
底香 @BottomLance

@peroperopero なぜ、バラモン教という言葉に慎重かというと、世間の内部においては「ナントカ教」って言い方は無いから。当たり前だよね。宗教の選択を各々ができれば(強制できないならば)統治できないじゃん。(クドクドごめん)

2012-04-12 21:49:53
底香 @BottomLance

@peroperopero で、バラモン教。多くの古いタイプの宗教の例に漏れず欲望充足型。神々に「ああしたい、こうしたい」「ああなりたくない、こうなりたくない」の欲望を満たしてもらおうとするタイプってこと。

2012-04-12 21:55:27
底香 @BottomLance

@peroperopero その神々は現実的社会においてはバラモン(直訳すると「聖者」。司祭階級)によって独占されている。そして、神々とバラモンへの距離に応じて人間の尊卑が決定される。神々とバラモン(司祭)を頂点とする尊卑のピラミッドが形成される。

2012-04-12 22:03:46
底香 @BottomLance

@peroperopero 宗教政治・宗教政治であることを考えてみれば当然だけど、ナンバー2は、武士階級(クシャトリヤ)。闘争や刑罰など、統治の実務者といったところだろうか。

2012-04-12 22:10:25
底香 @BottomLance

@peroperopero あとは庶民階級(ヴァイシャ)に奴隷階級(シュードラ)、さらにどれにも収まらない不可触民(パンチャマ)とつづく。で、基本的に女性に人格(判断主体であること)は認められていない。男性のパートナーに応じて「格」が決まる。

2012-04-12 22:17:57
底香 @BottomLance

@peroperopero マヌ法典における女性蔑視はものすごいものがある(いや、職業蔑視も負けていないけれど)。「お前は誰のお腹から生まれたかッッッ!!!」とでも咆えたくなるはず。

2012-04-12 22:20:54
底香 @BottomLance

@peroperopero (本当に頭に血が上りました)…で、それぞれの階級は移動もできないし、また結婚も同一階級間に限定され、次世代へと再生産される。このバラモン教によって内面化されるがゆえに、世代をこえる職業的階級をカーストという。

2012-04-12 22:26:15
底香 @BottomLance

@peroperopero 2005年にネットの記事で読んだんだけど今でもインドでは「名誉殺人」なる言葉がいきているとのこと。異なるカースト間の恋愛や結婚はタブー。異カースト間の恋愛が発覚すると、それぞれの自分の親戚からの殺される(すべて、とは思えないけれど)。

2012-04-12 22:33:12

名誉殺人
http://ja.wikipedia.org/wiki/名誉の殺人

名誉の殺人(めいよのさつじん、honor killing)とは、女性の婚前・婚外交渉(強姦の被害による処女の喪失も含む)を女性本人のみならず「家族全員の名誉を汚す」ものと見なし、この行為を行った女性の父親や男兄弟が家族の名誉を守るために女性を殺害する風習のことである。イスラーム文化圏では同性愛者も対象となる。**

底香 @BottomLance

@peroperopero カースト維持のための殺人を許容、むしろ尊ぶから「名誉殺人」。インド憲法はイギリスの影響で近代的なもので、当然人権は織り込まれている。にもかかわらず、ということです。

2012-04-12 22:37:31
底香 @BottomLance

@peroperopero 釈迦が誕生したのは今からおよそ2500年前。「宗教」は「政治」とともに対象化されていない「世間」まっただなか、そういう状況です(「名誉殺人」のリアリティは、もう想像を絶する)。

2012-04-12 22:41:49
底香 @BottomLance

@peroperopero 釈迦生誕時の伝説は基本的にバラモン教的な粉飾が施され、史実として信じるに値しないが、小国を統治する武士階級に属する男性であったようだ。要するに小国ながらも王子様なのね。

2012-04-12 22:48:44
底香 @BottomLance

@peroperopero ゴータマ(釈迦のファーストネーム)王子は29歳のとき、それまでの裕福なくらしを捨てて城を出て、修行僧となる。経典では四苦(八苦とともに、ググってね)が動機とされている。簡単には抽象化できないゴータマの経験や思うところがあったのだろう。

2012-04-12 22:59:30
底香 @BottomLance

@peroperopero ただし、武士階級を捨てたって事実は大きい。時に殺し、時に儲ける側なんだから。いろいろと想像はできる。未来の王として媚び諂われる。結婚も息子の誕生も政略のなか。戦争もありうる(いつかは殺されるのか)。

2012-04-12 23:06:19
底香 @BottomLance

@peroperopero そんな孤独はあっただろう。生まれた条件は選べないから、殺される側、儲けられる側でありえたかもしれない。「うちそとの欲望にほだされ、自己を生きていない」

2012-04-12 23:11:15
底香 @BottomLance

@peroperopero 残された釈迦の言葉からはそんなことを想像を禁じえない。

2012-04-12 23:12:17
底香 @BottomLance

@peroperopero かくして、釈迦は城を出た。城の中では隠蔽され(エンガチョされ)がちな生の現実が釈迦を翻弄しただろう。

2012-04-12 23:15:12