というわけで僕の話は終わりです。今日はこれからお風呂入るので、何か質問などある方はどうぞ。お風呂出て元気があったら夜のうちにお答えしますし、寝ちゃったら明日の夜お答えします。
2012-04-16 23:46:48@sankakujougi いろいろと聞きたいことはあるけど、まず皆が聞きたいのは、『結局若林先生が「一つに絞った、他の売れてる漫画とは違う、読者にアピールしたい面白さ」とは何なのか?』ということではないでしょうか?
2012-04-17 04:43:17@tomokity そこに関しては現段階で僕が直接話すわけにいきません。企業秘密みたいなものです。漫画がある程度売れたら話せるかも知れませんけど。今は実際に僕の漫画を読んで考えてみてはどうでしょう。
2012-04-17 06:07:08@sankakujougi そして、二番目に皆が知りたいことは、『「アピールしたい面白さを一つに絞って強調し、売れてる漫画とも違うもの」であるにもかかわらず、売れない作品(or連載会議を通らない作品)もおそらく多々あるのではないか、という疑問に対する若林先生の見解』だと思います。
2012-04-17 04:47:53@tomokity そこに関しては個々の理由があると思いますけど、僕の経験から考えると、恐らく強調が足りないのでは?と思います。他人から見て「これは行ける」って思えるまで要素を協調してやる必要があります。
2012-04-17 06:12:39@sankakujougi 若林先生は最初に『「売りを明確にしよう」と言って売れてる漫画に設定を似せてみたり、とりあえず未開拓のジャンルを描いたりして、上手くいかずにくすぶってる人がたくさんいる』と言いましたが、そういう人に対する具体的な打開策は未だ提示されてないように感じます。
2012-04-17 04:52:58@tomokity 具体例としては、「僕の場合はこうだったから、あなたもこうしてみたら?」という話で良ければ今度しますよ。
2012-04-17 06:17:26@sankakujougi アピールしたい面白さを一つに絞り、他の売れてる漫画と違うものを描いている上でまだ「強調が足りない」という場合は、具体例に何が足りていないのですか?どうすれば強調できますか?
2012-04-17 09:32:09@tomokity 面白さを引き立てる要素が足りないと考えられます。例えば「ドジっ子が失敗する様子が可愛くて面白い」の場合、話の中で何回ドジをしているか、ドジがその子の可愛さを引き立てるようになっているか等、できるだけ面白さに直結する要素を多く入れることが方法の一つだと考えます。
2012-04-17 09:42:14@sankakujougi また、これもほとんどの人が知りたいことだと思いますが、「読者にとって何がどう面白いのか」をいくら考えても自分なりの答えが見つからない場合や、それを自分では面白いと思っていても実際読者にとっては面白くなかった場合は、どうすればいいですか?
2012-04-17 09:38:11@tomokity 極論を言うと、他人の好みを完全に理解する事はできないと思います。ただし、自分を読者の一人として考え、今自分が何を読みたくて、どんなものを面白いと思うのか…等を考えていくと、自分と同じくらいの年齢・好みの人が「何をどう面白がるのか」がわかるのではないでしょうか。
2012-04-17 09:52:02@tomokity 自分が面白いと思ってもそれが相手に伝わらないということはよくあります。自分が面白いと思っているものが実はあんまり面白く無いのでは?と不安になるかも知れませんが、単に伝え方・表現の問題も考えられます。解決策は編集さんや第三者に見せて調整していくのが基本です。
2012-04-17 09:56:34@sankakujougi 「自分を読者の一人として考え、今自分が何を読みたくて、どんなものを面白いと思うのか等を考えて」も、それがわからない人や実際の読者とズレてしまう人はどうすれば…?
2012-04-17 09:56:20@tomokity 自分の好みを把握するというのは実際には難しいことです。僕も苦労しました。僕の場合は逆に嫌いな物を考え、「ということは僕が好きなものって…」と考えて好みを発見しました。もっといい方法があれば僕も知りたいです。
2012-04-17 10:02:30@tomokity 実際の読者と好みがずれる場合は、僕の経験だと、それは単に伝え方の問題です。漫画で面白さを読者に伝えるのは難しいことです。伝え方に関しては、プロの漫画をよく読んで勉強し、編集さん等第三者に見せて調整するしか無いと思います。
2012-04-17 10:07:19@sankakujougi くすぶっている人がそのことを解決できないのは、「編集さんや第三者に見せて調整していく」というその解決策をやっていない、または、足りてないからだ、ということですか?
2012-04-17 09:59:08@tomokity なかなか結果が出ない人の原因はいろいろあると思いますが、僕の経験上、そういう人の問題点は「面白さの差別化・明確な認識・印象強化が足りない」か「伝え方に問題がある」のどちらかだと思います。前者の場合は再度考え、後者の場合は編集さんに相談するのがいいと思います。
2012-04-17 10:12:29@sankakujougi @tomokity 強調の具合はその時にどんな漫画があるかを照らさないとわからないけど、伝わる伝わらないに関しては、作者が「おもしろいと思ってること」が描かれてるページ数が全体に対して少なすぎるってパターンがほとんどなんじゃないすかね、普通に
2012-04-17 10:21:33@sankakujougi @tomokity 何が面白いのかわからなくて描けないなら、まずは自分が面白いと思うマンガが、どこがどう面白いのかを、文章で具体的に自分なりに書き出してみる。
2012-04-17 10:35:00@sankakujougi @tomokity それを書き出してみた上で、売れてる違うマンガ同士で、似たような「どこが面白いのか」を描いていた場合、具体性が足りないと思われるので、もっと細かく(このキャラが、こういうシチュエーションで、だれと、どのように等)書くとか。
2012-04-17 10:36:59@sankakujougi @tomokity それだけやってもわからないなら若林君が、その人に直接相談に乗ってくれると思いますね!
2012-04-17 10:37:59@burumakun @sankakujougi 「自分が面白いと思うマンガが、どこがどう面白いのかを、文章で具体的に自分なりに書き出してみる」ことを繰り返すことが、自分も面白い物を作る出せるようになるという根拠は何でしょう?漫画評論家は皆、面白い作品を作り出せるのでしょうか?
2012-04-17 10:52:27@tomokity @sankakujougi それは面白いものを作り出す方法じゃなくて、そのマンガのどこが面白いのかを列挙することによって、他のマンガ同士が、それぞれどのように面白さの差別化しているのかを知る、というのがその行為の目的です!
2012-04-17 10:57:03