岸本佐知子編訳『居心地の悪い部屋』感想まとめ
ケン・カルファス「喜びと哀愁の野球トリビア・クイズ」【7.5】。野球珍記録(架空)にまつわる挿話(もっともらしい)を6つ並べている。セイフティ・バント百発百中の名手の話がいちばん面白かった。その秘技は、相手チームばかりか、観客や本人すら不安にさせてしまう。
2012-03-31 22:57:06【居心地の悪い部屋】うっすら不安になる小説が好きという訳編者が選んだアンソロジー。「野生時代」という雑誌に掲載されたものばかりのようで、これだけでもその雑誌を読んでみたくなるなあ。ふだんは雑誌は全く読... →http://t.co/MmDfqbQO #bookmeter
2012-04-01 19:17:44『居心地の悪い部屋』(岸本佐知子 編訳)。頭の孔からこぼれ落ちては喰われる夢。電話の向こうで起きているらしい惨劇。明記されない事情を想像するうちに、わき上がる不安。読後もやもやが残り続ける傑作揃い。二冊の『変愛小説集』で読者を魅了した岸本佐知子さん編訳による珠玉の「嫌小説集」。
2012-04-01 23:00:59『居心地の悪い部屋』(岸本佐知子編訳、角川書店)読了。すばらしい!積み木が不安定に高く高く積みあがっていくような居心地の悪さを感じながら読みました。いっそのこと、がしゃんと倒壊して終わってくれたら気持ちがいいはずなのに、絶妙なバランスを保っているから始末が悪い。
2012-04-02 01:58:18岸本佐知子編訳『居心地の悪い部屋』読みました。不安、妄想、疑心暗鬼……ビビッドな恐怖やエロ・グロとは違う、神経症的な「厭さ」の詰まった一冊。全体を通して漂うまとわりつくような気配が最高。これぞ読書体験。
2012-04-03 00:12:49「ささやき」はオチの素晴らしさは当然として、主人公が段々と神経をやられていく描写が良いんだよ~。昔の恋人を思い出すところとか小麦粉を撒くくだりとか。ちょっと笑えるんだけど、ほんのり怖い。でも寝不足の時ってこういう感じになるなあ、確かに。
2012-04-03 00:41:49「居心地の悪い部屋」を読了。「ささやき」が一番好きで、そして怖い。これを読んでる時の状況が「私のイビキがきっかけで嫁さんが別居中」でなくて本当に良かった(・_・;) あと「アサイラム・ピース」全訳読みたいです。
2012-04-03 13:47:11岸本佐知子・編訳『居心地の悪い部屋』も。書店カバーをかけていたのに、破れ目のところでこすれてカバーの黒がはがれてしまった。悲しい。本自体は甚だしく満足。捨てるとこなし。「喜びと哀愁の野球トリビア・クイズ」はちょっと高橋源一郎っぽい。
2012-04-04 01:16:07岸本佐知子・編訳『居心地の悪い部屋』は海外”居心地の悪い”短編のアンソロジー11本。「ヘベはジャリを殺す」「どう眠った?」「潜水夫」「ささやき」がとても好き。「潜水夫」は滝本誠さんを思い浮かべながら読むといいよ(知ってる人は)。 http://t.co/kZ1PtLyD
2012-04-04 21:21:24『居心地の悪い部屋』読んでいます。ポール・グレノンの「どう眠った?」という短編がよかった! 「ふうん、きみはメートル法で眠るのか」という会話のやり取りがおもしろい。たしかに眠りっていろんなものに例えられますよね。
2012-04-05 13:50:19岸本佐知子さん編訳の短編集『居心地の悪い部屋』(角川書店)についてブログに書きました。すばらしいです! 作品全体に統一感があり、アンソロジーとしてのクオリティがとても高いです。読むともれなくイヤな気持ちになる、暗くて不吉な本です。ふふふ… http://t.co/yNtR1RBh
2012-04-11 10:01:56岸本さんの本すごくおもしろかったんだよ。短編集なので、ちょこちょこ読めるのもいいですよね。気になる方はぜひ読んでみてほしいのだ。
2012-04-11 10:39:14岸本佐知子編訳『居心地の悪い部屋』(角川書店)が素晴らしい! 一編を読み終えても、すぐ次へ移る気になれず、ほとんどの作品を二度読みしてしまったし。つかみどころのない世界に気持ちがざわざわするばかり。生温かい風の吹く、こんな木の芽時にふさわしい短篇集かも。
2012-04-07 18:48:24岸本佐知子の居心地の悪い部屋、読了。どう眠った?という短編がいちばん好みであった。小さな絶望の積み重ね。でも浮かぶ情景がとてもきれいだなあ。まじキリキリする。ちょっと寝る。
2012-04-09 22:41:03『居心地の悪い部屋』センスを感じる装丁。モノトーンの強いコントラストはやはり目立つ。真っ黒でなく暗いチャコルグレー。文字のバランスが絶妙。 http://t.co/9PW9mivV
2012-04-10 08:38:30『居心地の悪い部屋』岸本 佐知子 編訳: すごく気味が悪くて面白いです。不穏だったり、不気味だったり、もうホントに、気味が悪い。それが面白くて、何度も読み返したくなる短編集でした。特に大好きなのが、ジュディ・バドニッツの『来... http://t.co/R2oQ5oug
2012-04-11 10:35:04岸本佐知子編訳「居心地の悪い部屋」読了。マイベスト3は、ロビンソン「潜水夫」(不安になる)、エヴンソン「父、まばたきもせず」(居心地悪い)、ヴクサヴィッチ「ささやき」(一番わかりやすいw)。最後に収録されてるカルファスの作品は優れた奇想ホラ話だが、居心地悪くも不安にもならないよ。
2012-04-11 12:15:44岸本佐知子編訳の短編集『居心地の悪い部屋』読了。面白かった。隠されていることへのわからなさに、読んでる方の不安が右往左往してざわざわする。中でも、電話越しのディスコミュニケーションが恐い「来訪者」、いびきを注意され眠っている間の音を録音することにする「ささやき」が好き。
2012-04-11 22:38:28瞼が痒くて辛い!!!じくじくしてるのでたまに瞼が引っ付いてしまう事がある。。。今読みかけの岸本佐知子訳・編の『居心地の悪い部屋』の中の短編『へべはジャリを殺す』でへべはジャリの瞼を針と糸で縫い合わせるのだが、私はジャリになった気分だ。
2012-04-12 23:20:15