RT @getrobo: DARPAロボティクス・チャレンジに日本も参加を!ヒト型ロボットの第一人者インタビュー http://t.co/lxPOsCA5
2012-04-20 19:37:08DARPAのRobotic Challenge http://t.co/Y7yIyraW やそれに対する井上先生のインタビュー http://t.co/03WvwprH ,そしてそれに対するtwitterでや某所のコメントを見て,妙なもやもや感が頭の中を支配している.
2012-04-20 20:51:19そのもやもやをここに吐き出すことがいいことなのかどうかわからないし,何もしていない今の自分の状況を鑑みると吐き出すことすら許されない気もするのだけれど,吐き出さないと処理できない気がするから,ここからのツイートはチラシの裏の落書き程度に思ってください.
2012-04-20 20:52:46http://t.co/DP795OSW 井上先生の仰っていることは非常に的を得ている.なぜ日本でこのような競技が立ちあがらなかったのか,立ちあがった競技に対する姿勢が弱いのか,人型でなくとも災害用ロボットがなぜすぐ有事に対応できなかったのか.
2012-04-20 20:55:55少しこの競技から離れてみても,例えばなぜホンダは日本の大学ではなく米国の大学にASIMOを研究用に提供し,かつ日本よりも相当コストがかかるはずなのに研究者を米国の大学に送り込んでいるのか.
2012-04-20 20:58:44もっというと,申し訳ないけど人型の標準プラットホームとして開発されたはずのHRPが,日本と,日本と関係の深いフランスくらいでしか使われていないのか.日本の有名なヒューマノイドの研究室がWillow GarageのPR2も使っているのか.
2012-04-20 21:00:47日本のロボット研究開発においては(大学の)研究者は「学者さん」であり,実用・実装から離れたポジションに思われている.そうなってしまったのは,大学等での研究者の評価基準が「論文」というものに限定されてしまっているからではないか.
2012-04-20 21:05:08実用・実装に対する評価,企業との共同研究に対する評価,もちろん学生の教育に対する評価が論文に対してあまりにも重要視されていないからなのか.学生を卒業させてあげるためには彼らの論文に何らかのアカデミック要素が含まれないといけないからか.
2012-04-20 21:07:16「軍事予算尻込み論」と先の記事で井上先生は仰っているが,軍事予算による開発の進捗の速さはお金の問題もさることながら,実証実験の場が多くあることが理由ではないかとの夫との議論.兵士も演習場もたくさんあるし,でも今は大きな戦争は起こっていないから,試しに使ってもらうことができる.
2012-04-20 21:11:03こっちの研究所の話を聞いていて思うのは,産官どちらもひも付きの予算が多い.でもそのためにドクターの学生やポスドクに給料が払われ,実用・実装であっても成果として評価される.逆にできなければ首を切られるわけなんだろうが.
2012-04-20 21:13:48昨年のロボット学会誌特集号 http://t.co/bGmHCNYx の記事を思い出すに,日本では結局「ロボット」というイメージの一人歩きが,ロボットの実用・実装の足を引っ張っている気がする.「有事にこそ人型ロボットを!」という主張はきっとお上には夢物語にしか聞こえないのだろう.
2012-04-20 21:18:07指導教員はIEEEのRobotics & Automation SocietyのChairだったが,日本においてはRoboticsに比べてAutomationという意識がいまいち薄い気がする.
2012-04-20 21:23:22GoogleやMicrosoftがロボット事業にお金出しているように,日本もSoftbankやDeNaあたりがぽーんとRobotic Challengeのために5億くらい出せばいいのに.球団買うよりいいような.いや,野球も嫌いではないですが.
2012-04-20 21:25:48研究者の評価基準が論文数になってしまうというのはそう簡単には変えられない,と思ったから教育論文特集号を企画したりしてみた.でも,そんなのは所詮,蟷螂の斧.
2012-04-20 21:29:56「何かを変えたいのであればよっぽど政治家か政治よりの研究者にならなければね」と言われたが,井上先生のインタビューを見るによっぽど研究界での政治力を持ったところで,ほとんど変えられないのだろう.
2012-04-20 21:32:36それでもやっぱりもやもやは消えないけど,何もしていない自分が何かできるわけでもないのだけれど,さらにもやもやと気持ちばかりは急いてくる.おこがましいと思いつつ,自分の無力さに泣きたくなる.
2012-04-20 21:36:41まあ,実用・実装ばかりを大学がやるようになったら,企業の研究所に対する大学の存在意義は?と思う.3年,5年,10年,30年,50年,100年先のビジョンとマイルストーンが一人の研究者やひとつの研究グループ内に存在すべきなんだろう.
2012-04-20 21:41:54@baby_touch 大変、助かりました! エンジニアの体験教育は必要で、うちの学校は教育比重も高いことがあって、一応、業績としては書いているのですが、論文になると非常に重みが増します。
2012-04-20 21:43:47.@baby_touch ツイート興味深く拝見しました。日本で原発対応ロボットがあまりないことについては私は以下の二つを理由に考えています。(1)DARPA(のような組織が)ない (2)人型にこだわりすぎ (続く)
2012-04-20 21:45:17井上先生のインタビューに「自分の将来をかけて、リスクをとって挑戦する仲間だけでやりたい」という若い研究者の言葉があるが,そこでうまくいかないと将来を失ってしまうような研究ソサエティの体質はどうして出来上がってしまったのだろう.
2012-04-20 21:45:23.@baby_touch (続き) (1)については昔からよく言われていて、国防関係に役に立つかもしれないけどまだ海の物とも山の物ともわからないようなものに気前よくお金を出す組織の不在ですね。企業でも研究しない、実用に遠いものにもお金を出す組織の不在。
2012-04-20 21:47:59.@baby_touch (続き) (2)について。日本ではアトムの呪縛と言うべきかロボットと言えば人型で二脚で歩くものがイメージされがちですが、たとえばこ高放射線地域で重機を動かすロボットは人型かも知れませんが歩く必要はありません。この手のロボットは研究されていたのでしょうか。
2012-04-20 21:50:13@masason DARPAのRobotic Challenge http://t.co/Y7yIyraW やそれに対する記事 http://t.co/03WvwprH を見て,原発対応ロボットを支援する企業は御社くらいではないかと思いますが,ご興味はありませんか?
2012-04-20 21:52:08.@baby_touch (続き)そして両方に共通する課題として「極限状態に対する想像力の欠如」というのがあると考えています。原発の事故現場とか戦場とか、そういった生身の人間がいけないところにロボットを使えばいいじゃないか、という。ただこれは前者が日本で封じられてしまっているので
2012-04-20 21:54:27