フットサル日本代表 攻撃の構築について ~スペイン合宿を終えて

北谷さんと座間さんの対談をまとめてみました
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北谷 仁治@フットサルタイムズ @times_kitatani

例の「攻撃の構築」について質問&意見です。座間さんは「第2PKより前は個人の能力に依存する部分が多い」とおっしゃっていたと思いますが、監督がフィニッシュまでの効果的な形を教えることはできない(しない)ものでしょうか。僕はできると思います。続く@KenjiZama

2012-04-20 01:01:39
北谷 仁治@フットサルタイムズ @times_kitatani

例えば「ピヴォ当て」を日本の武器とするなら、徹底的に磨き上げ、野球の投手で言う"決め球"のようにできないものか。今は「なんでもあれ」状態のため、結局はカーブもフォークもストレートも武器になっていないイメージがあります。続く@KenjiZama

2012-04-20 01:01:56
北谷 仁治@フットサルタイムズ @times_kitatani

また、攻撃を"選手任せ"にするのなら、フェイクや戦術的な動きをミゲルが代表の選手に教え込み、木暮選手や星選手のような、座間さんが言う"バイリンガル"の選手を増やすことはできなかったのでしょうか?以上です。(^^) お時間あるときにでも教えてください!@KenjiZama

2012-04-20 01:03:41
座間健司/Kenji Zama @KenjiZama

北谷さん、こんばんは。例の「攻撃の構築」についての意見です。日本代表のトレーニング、そしてゲーム観るかぎり、攻撃時にミゲル・ロドリゴ監督はその場面、状況ごとにこうした方がよかったと指示をしています。それはフォローの位置、ポジショニングがほとんどです。@times_kitatani

2012-04-21 20:07:51
座間健司/Kenji Zama @KenjiZama

名古屋合宿でもそういう場面はあったと思いますが、あの指示は「フィニッシュまでの形」を選手に教えているものです。守備と攻撃は表裏一体。スペイン遠征では相手が格上ということもあり、押し込まれる場面が多かったです。 @times_kitatani

2012-04-21 20:11:21
座間健司/Kenji Zama @KenjiZama

日本はそんな押し込まれることが多かった試合で明確な攻撃の形を見せていました。とにかく誰かがひとり前線に飛び出る。今回の遠征では北原、小宮山ら最後尾の選手たちがどんどん前に飛び出していました。そしてフィニッシュまで行っていました。@times_kitatani

2012-04-21 20:20:18
座間健司/Kenji Zama @KenjiZama

意思統一ができていました。日本の「攻撃の構築」は進んでいます。このカウンターはセットプレーと並び、日本の「武器」だと思います。@times_kitatani

2012-04-21 20:20:29
座間健司/Kenji Zama @KenjiZama

また自分たちがボールを持った時の相手陣内での攻撃について。ロベージェ戦の前半は「攻撃の形」が見えていました。仁部屋のゴールは渡邉とのピヴォ当てから生まれましたし、逸見の先制点も彼がサイドで仕掛けられるような状況を周りがつくっています。@times_kitatani

2012-04-21 20:36:53
座間健司/Kenji Zama @KenjiZama

また中央のスペースでも星と逸見のイメージが同じイメージを共有し、決定機をつくっていました。ただミゲル・ロドリゴ監督も言っていましたが、クアトロに比べると日本はまだ3−1のシステムの完成度が低い。  @times_kitatani

2012-04-21 20:37:20
座間健司/Kenji Zama @KenjiZama

ここから僕の見解です。なぜ3−1ができないか? それはピヴォを除いた後ろの3人だけでは現段階ではパスを回せないからでしょう。具体的にはボールを持って顔を上げながらパスができる選手が少ないからだと思います。 @times_kitatani

2012-04-21 20:37:53
座間健司/Kenji Zama @KenjiZama

スペインチームのプレスを受けていても、木暮、逸見は顔を上げて前を向いている印象がありましたが、ピッチにいる4人がそういう姿勢を保てないと3-1のシステムで後方の3人だけでパスを回すのは難しいです。 @times_kitatani

2012-04-21 20:38:47
座間健司/Kenji Zama @KenjiZama

アジア選手権の格下の相手ならばできるかもしれない。ただ世界の強豪イラン相手に3−1のシステムが保てるか、現時点では疑問です(まあここから1ヵ月、もちろんこの精度もあがってくるでしょう)。 @times_kitatani

2012-04-21 20:39:06
座間健司/Kenji Zama @KenjiZama

また攻撃は「選手任せ」ではありません。ゲーム形式の練習でミゲル・ロドリゴ監督は「こっちのプレーを選択したほうがいい」という指示をしています。 @times_kitatani

2012-04-21 20:59:54
座間健司/Kenji Zama @KenjiZama

もしくは「そこはドリブルで仕掛けろ」。それは選手任せではありません。攻撃時の的確な判断、数あるの選択肢の中からの最適なものは何か、指導しています。そして全員の意思統一を図っています。 @times_kitatani

2012-04-21 21:00:11
座間健司/Kenji Zama @KenjiZama

そしてフェイクや戦術的な動きはミゲル・ロドリゴ監督はトレーニングでその都度、指示しています。それこそトレーニングレポートにも書きましたが、スペイン遠征を見るかぎり、3年前からずっと。 @times_kitatani

2012-04-21 21:01:05
座間健司/Kenji Zama @KenjiZama

しかし選手は再度召集されるとその体得した戦術をすっかり忘れてしまっている印象があります。 @times_kitatani

2012-04-21 21:01:26
座間健司/Kenji Zama @KenjiZama

選手たちが各所属チームでどんなトレーニングをしているのか、僕はわかりません。ただ選手たちがそれを忘れて代表チームに戻ってくるのは、日常のトレーニングでは戦力的な動きは要求されていないからではないでしょうか? そこは北谷さんに教えていただきたいです。 @times_kitatani

2012-04-21 21:02:50
座間健司/Kenji Zama @KenjiZama

もちろん代表チームとクラブチームの戦術コンセプト、戦い方が違うことは理解しています。時間が限られた代表チームで戦術的な動き、フェイクなどを教えていくのは難しいです。ただ、このテーマは日本フットサルが強くなる上で避けては通れないテーマだと思います。 @times_kitatani

2012-04-21 21:03:33
座間健司/Kenji Zama @KenjiZama

現状で日本がイランに勝つには、つまりアジア選手権に勝つにはどうすればいいか? ミゲル・ロドリゴ監督がスペイン遠征でディフェンスの“復習”をしていました。 @times_kitatani

2012-04-21 21:17:18
座間健司/Kenji Zama @KenjiZama

僕は現時点で日本のストロングポイントである「アグレッシブなディフェンス」「ディフェンスからの素早い攻撃」「セットプレー」を磨くことだと思っています。短期的なプランです。 @times_kitatani

2012-04-21 21:17:37
座間健司/Kenji Zama @KenjiZama

長期的プランとしては、各年代の代表チームをつくることが理想的だと思います。代表強化に直結します。具体的には18歳以下、21歳以下。12名くらいの選手を定期的に集めて、ミゲル・ロドリゴ監督が指導できれば。若いので個人戦術の吸収は早いと思います。 @times_kitatani

2012-04-21 21:18:51
座間健司/Kenji Zama @KenjiZama

またもっと理想を言えば、高校生、中学生の選抜チームをミゲル・ロドリゴ監督が指導する。ただ通年の大会やリーグがないこの年代でどこから選手を選べばいいのか。そういう根本的なことがあります。また僕は代表チームにさける予算や時間などを度外視していっています。@times_kitatani

2012-04-21 21:20:42
座間健司/Kenji Zama @KenjiZama

もしくはFリーグ全チームに小、中、高の下部組織のチームを必ず1チーム持つようにするというルールを設ける。そうなれば理想的ですね。以上です。北谷さん、長くなってしまいました。返答になっているでしょうか? よろしくおねがいします! @times_kitatani

2012-04-21 21:24:09
北谷 仁治@フットサルタイムズ @times_kitatani

素晴らしくご返答になっています。お忙しい中、ご丁寧にありがとうございます。しっかり呼んで、理解するまで、まず時間がかかりそうです。笑。取り急ぎお礼まで。@KenjiZama 以上です。北谷さん、長くなってしまいました。返答になっているでしょうか? よろしくおねがいします! 

2012-04-21 23:42:57
北谷 仁治@フットサルタイムズ @times_kitatani

個人的な見解です。座間メルマガのミゲルコメント「ピヴォを使うには乗り越えなければいけない過程が残っています。中央でボールを保持しながら攻撃を仕掛けることです」を見ても、ピヴォの方に課題のウエイトが大きいのでは?と感じます。@KenjiZama なぜ3−1ができないか? 

2012-04-21 23:56:25