クズ鉄のミサキの冒険 第九夜「そんなミサキの絶望」

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Sin・蝉ミキサー14thインウィディア @sm_14th_Invidia

その手紙を読み終わったときミサキは笑いました。 笑って、笑って、笑って、苦しくなって笑うのを止めて、そしてもう一度笑いました。

2012-04-18 00:55:38
Sin・蝉ミキサー14thインウィディア @sm_14th_Invidia

ミサキは里を出て旅にでるだけの装備を調えるお金がないからこんなにもお金を欲しているのです。 それを地図の場所まで来いだなんていけるわけがありません。

2012-04-18 00:56:34
Sin・蝉ミキサー14thインウィディア @sm_14th_Invidia

まったく、頭はいいはずなのにどこか抜けている本当にマハラドらしい失敗だ。 ミサキはそう思って、でも、マハラドを許すことにしました。

2012-04-18 00:56:49
Sin・蝉ミキサー14thインウィディア @sm_14th_Invidia

自分に黙って出て行ったことを許しました。 《善行》を行えない苦しみはわかっていますし、そのチャンスが来ればしかたない、そう思えました。

2012-04-18 00:57:11
Sin・蝉ミキサー14thインウィディア @sm_14th_Invidia

それに【魔女族】は本来自分のためにだけ力を振るう種族、他人のためにその力を振るうことを極端に嫌うはずです。 そして居場所がばれれば彼女たちを討伐するために様々な種族がやってくる。 

2012-04-18 00:57:38
Sin・蝉ミキサー14thインウィディア @sm_14th_Invidia

そんな中手紙を出させることや停滞竜カブトを殺す道具を作らせることを約束させたのです。 それはきっと大変な作業だったでしょう。

2012-04-18 00:57:46
Sin・蝉ミキサー14thインウィディア @sm_14th_Invidia

「ああ、僕は救われた」ミサキはそう思いました。 もしかしたら《善行》なんて行えなくてもこの確かにお互いに尊敬しあえる友達がいたという記憶だけで生きていけるかもしれないとまで思ったのです。

2012-04-18 00:58:00