本文批評って?

本文批評についての豆知識を整理。
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ɐʍɐƃɐpo ǝʞnsıɐp @odg67

ルソーは、故小笠原弘親先生が書簡集の読書会を長らくなさっていたそうで、わたしの指導教員も参加していたらしいのですが、師匠曰く「ルソーの書簡は、肯定か否定かすらわからん悪文のオンパレード」なんだそうな。

2012-04-24 02:15:53
Masashi FUCHIDA @nonstopmasashit

そして、俺の後輩のルソー研究院生は、ルソーの書簡研究に漕ぎだしていったのであった……まじ頑張って欲しい。

2012-04-24 02:16:56
hiroyuki @hiroyuki_in

寝る前にネタを投下。モナドロジー草稿。 http://t.co/DN15RCRd

2012-04-24 02:17:40
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ɐʍɐƃɐpo ǝʞnsıɐp @odg67

@nonstopmasashit 「プレイアッドでそうなってるからもうそれでええやんか」みたいな旧世代の発想はもう通用しないということですね。難儀ですなあ。

2012-04-24 02:18:25
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

west, textual criticism and editorial technique. 池田、古典学入門をまず読むこと。

2012-04-24 02:19:54
hiroyuki @hiroyuki_in

もう一つ。スピノザからライプニッツへの手紙。どちらもLeibniz-Archivにて撮影。 http://t.co/uGBRz7EG

2012-04-24 02:20:46
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Masashi FUCHIDA @nonstopmasashit

@odg67 フランスでもその動き大きいです。新しいテクストクリティック版の『政治経済論』とか出てますし、生誕300年新全集が2つの版元からでるので、テクストによってはマニュスクリプト読み直しから作業が進んでいるはずです。。。

2012-04-24 02:21:24
ɐʍɐƃɐpo ǝʞnsıɐp @odg67

どの国の研究者も自国の思想家については過度の関心を抱きがちですから、その辺り割り引いて考える必要はあると思います。 QT @nonstopmasashit: フランスでもその動き大きいです。…生誕300年新全集が2つの版元からでるので http://t.co/girbYiu

2012-04-24 02:26:17
ɐʍɐƃɐpo ǝʞnsıɐp @odg67

たとえばブリテンの研究者にイギリス観念論研究の意義を尋ねたら「めっちゃ重要やで」という返事が返ってくる可能性が高いのだけど、ブリテン以外でイギリス観念論研究がどのぐらい重視されているかといえば……

2012-04-24 02:28:08
ɐʍɐƃɐpo ǝʞnsıɐp @odg67

しかし、『政治経済論』の新しいテキストクリティック版が出てるというは気になりますな。あれは確か、一般意思が「作為」の所産(ルソー説)か、それとも自然的に発生するもの(ディドロ説)かを論じる際に必ず参照される論文ですから。

2012-04-24 02:30:30
ɐʍɐƃɐpo ǝʞnsıɐp @odg67

これは第三者的には面白い問題ですね。当事者は大変でしょうが。QT @nonstopmasashit: ルソーの場合やっかいなのが、出身ジュネーヴ共和国、でもパリで有名になった。そして、パリとジュネーヴで現在奪い合いしてる、みたいな感じでもあるという謎状況です。

2012-04-24 02:31:43
ɐʍɐƃɐpo ǝʞnsıɐp @odg67

QT しかしなにより思想史研究者の研究環境を一変させてしまったのは、EEBOやECCOのような電子アーカイブ。カノンとパンフレットの境界線がハード面からもますます相対化されて、読むべき文献が飛躍的に増大。九大のK先生による、大量の一次史料を駆使したお仕事はまさにこの時代の仕事。

2012-04-24 02:34:03
ɐʍɐƃɐpo ǝʞnsıɐp @odg67

QT 受容史(たとえばホッブズがどう読まれたか)をトレースすることは容易になったけれど、そもそもテクスト読解の<質>ではなく<量>の勝負になってしまうと、もう本当になんといいますか…

2012-04-24 02:34:20
ɐʍɐƃɐpo ǝʞnsıɐp @odg67

QT むかしの碩学は初版本を入手/所蔵なさることが多く、そうした蔵書が寄贈されて大学図書館に「なんとか文庫」が(いまでも)つくられているのだけれど、しかし、より網羅的で、しかも検索すら可能な電子アーカイブが登場した現時点では、学術的意義は残念ながら乏しい。

2012-04-24 02:34:37
ɐʍɐƃɐpo ǝʞnsıɐp @odg67

ポストモダンな編者が編んだ新版『漱石全集』が、ポストモダニズムなどなかったかの如く素朴実在論的な手稿主義であった件。そのことをどう評価するか。

2012-04-24 03:00:11
服部徹也 @bungakuron

@odg67 補足させてください。全集編者がポストモダニストであったとは書いておりません。関連資料としては雑誌『漱石研究 No.3』(1994 /11)に山下氏、小森陽一氏、石原千秋氏の鼎談〈インタビュー〉 『漱石全集』をめぐってがあるなどします。

2012-04-24 03:16:32
INOHARA Tohru @tukinoha2

TLが草稿研究で盛り上がっているけど、「研究対象が本に書き込んだメモの研究」も忘れてもらっては困る。本当は困ってないけど。

2012-04-24 03:21:57
服部徹也 @bungakuron

@odg67 岩波編集部側の考えは同誌No.1「〈インタビュー〉 新『漱石全集』刊行にあたって、岩波書店編集部にきく―漱石の自筆原稿に忠実に、理想の全体像を模索」という記事になつています。ご案内まで。

2012-04-24 03:36:23
ɐʍɐƃɐpo ǝʞnsıɐp @odg67

御意。ぼくの方で誤解を与えるような書き方をしてしまいました。QT @akegitsune: 補足させてください。全集編者がポストモダニストであったとは書いておりません。関連資料としては雑誌『漱石研究 No.3』(1994 /11)に鼎談〈インタビュー〉 『漱石全集』をめぐって…

2012-04-24 08:34:12
ɐʍɐƃɐpo ǝʞnsıɐp @odg67

ありがとうございます。QT @akegitsune: 岩波編集部側の考えは同誌No.1「〈インタビュー〉 新『漱石全集』刊行にあたって、岩波書店編集部にきく―漱石の自筆原稿に忠実に、理想の全体像を模索」という記事になつています。ご案内まで。

2012-04-24 08:34:52
ɐʍɐƃɐpo ǝʞnsıɐp @odg67

とはいえ、ぼくが知りたいのは版元の公式見解ではないのだけど…

2012-04-24 08:37:14