ＮＨＫ・クローズアップ現代「漢方薬に異変あり!?伝統医療覇権争い」書き起こし・ほぼ完全版　#nhk

とし @toshihiro36

国谷：日本はどういう対応をしていますか？

とし @toshihiro36

渡辺：韓国も同じように国家戦略なんですけれども、残念ながら日本には伝統医療の窓口すらないというのが現状です。日本の強みというのは最先端医療と伝統医療がつながっていると。これは大きな知財を生む種がたくさんあるんですね。

とし @toshihiro36

渡辺：こういった強みを売るように、経済効果が大きいということを見据えて…政府も民間も将来に向かっての国家戦略というものを作るべきだと考えています。

とし @toshihiro36

国谷：それは西洋も東洋も壁を越えて薬の使い方ですとか、あるいは処方のしかたとか…ありとあらゆるものが知的財産になりうる可能性があると。そこを見過ごしているのではないかと。

とし @toshihiro36

国谷：患者や病気で苦しんでいる方々にとってみると、もし国際標準をつくるのであれば…中医学、韓国の韓医学、あるいは日本の漢方医学のそれぞれの良さを享受できるような…そういった標準になればいいなと思いますね。

とし @toshihiro36

渡辺：そうですね。西洋医学に対して伝統医学というものは、もともとは地域のものなんですね。だけどグローバル化して、それが人類の財産になるということを強く認識した上で…私としては日本・中国・韓国が協力すべきところは協力すると。

とし @toshihiro36

渡辺：生薬の資源も枯渇するのは日本だけじゃないんですね。いずれ中国も困ると。資源を守るために、日・中・韓で共同の…協力をすることが必要になると思います。世界の保健にたいしてどういう貢献ができるかという視点で日・中・韓の協力というものが不可欠だと考えています。

とし @toshihiro36

国谷：人類共通の財産として、それぞれの国で発達した伝統医療が活用される環境を作っていってほしいですね。　どうもありがとうございました。今夜は渡辺賢治さんとともにお伝えしました。