裁判所前で弁護士が掲げている「無罪」や「勝訴」は「びろーん」という名前だった
誰 が 買 う ん だ "@BarlKarth: 最高裁判所の売店には最高裁判所長官・判事のブロマイド写真を販売している。"
2012-04-26 18:34:21「びろーん」は、「営業中」「準備中」みたいにリバーシブルにしておけば効率よさそうなのにね。表「無罪」裏「不当判決」。… fail safe じゃない?いいえ、緊張感をもって意識を集中して仕事をしていれば起こり得ませんので大丈夫です cf. http://t.co/WgU0PFtu
2012-04-26 19:20:52ご要望がありましたので「びろーん」について少しく歴史的考察を述べます。そもそも「びろーん」は盛期ローマ法の時代に導入されました。公認註釈家として有名なボンボリーヌスによれば「vilron(う゛ぃるろーん)」というものが当時のトスカナ地方裁判所代言人によって用いられていたとのこと。
2012-04-26 20:37:00@BarlKarth 「う゛ぃるろーん」は「う゛ぃるろーぬす」「う゛ぃるろー」「う゛ぃるろっしま」等と変化するようですが,らてんごについては不案内なもので正確な解説はできかねます。このローマ法がフランク帝国の「クロリーナ刑法典」や神聖ローマ帝国の「ハクシュンシュピーゲル」
2012-04-26 20:41:05@BarlKarth 等のゲルマン法に受継され「たーとざっっへ う゛ぃるろーくんぐす」等と呼ばれるようになり,他方イタリア法においては「いる でぃりっと う゛ぃるろーね」と呼ばれるようになりました。これは,南米法において今でも用いられている法概念です。
2012-04-26 20:44:12@BarlKarth さて,日本における「びろーん」ですが,受継の経緯は法制史・法社会学の著名な学者の論文があるようですが,未見です。昭和初期までは原語の発音に近い「うぃろーね」「う゛ぃろーねん」等と呼ばれていたようですが,戦後は専ら「う゛ぃろーん」「びろーん」と呼ばれています。
2012-04-26 20:49:02@BarlKarth 余談になりますが,前期バロックの作曲家がジングシュピール「見よ翩翻とはためく勝利のびろーん」を作曲したようですが,楽譜は散逸しました。
2012-04-26 20:52:44何でみんな難しい言葉を使うのだろうか? 僕は「法治国家」とか「証拠」とか「人権」とかの難しい言葉を使う前に,辞書を調べたり法律の教科書を読んでいる。
2012-04-26 22:59:44まして僕は法律の専門家だ。なるべく難しい言葉を使わないで,できるだけ正確に自分の言いたいことを書きたいと思っている。難しい言葉を使うと,自分をごまかしたりするので良くない。「びろーん」等の問題についてもよく調べて書いている。
2012-04-26 23:03:58うげっ…都市伝説にまんまと染まる俺がいた。 RT @BarlKarth 「無罪」とか「不当判決」のびろーんは東京地裁地下売店に売っているという噂もあったがあれはウソ。実際は日弁連法制事務課で貸し出している。
2012-04-26 23:52:25@s_tujimura 明日,宇都宮健児日弁連会長に電話して「びろーんは日弁連で貸し出しているという話を聞いたが本当か」と真相を聞いてみます。会長は,それほど忙しくないはずですから。
2012-04-26 23:55:23たいていの判決は2個一組のびろーんを用意しておけば良いのですが(刑事では「無罪」「不当判決」,民事では「勝訴」「不当判決」)原告や被告が沢山いる場合や,複雑な行政訴訟の場合はいろいろの判決の組み合わせを考えて発注しないといけません。
2012-04-27 00:22:59自分で作っているのかと思った。 RT @BarlKarth: 「無罪」とか「不当判決」のびろーんは東京地裁地下売店に売っているという噂もあったがあれはウソ。実際は日弁連法制事務課で貸し出している。
2012-04-27 00:23:46たいていの判決は「無罪」「不当判決」「勝訴」「差戻」「再審開始」等を事前準備に準備しておけば間に合うが,たまに「不意打」「判決言渡期日延期」「公訴棄却」「補正命令」「予納郵券不足」「差支え」等の裁判がある。こういう場合いったん事務所に帰って,びろーんを作り直すことがある。
2012-04-27 01:58:20