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日本での「空飛ぶ円盤」という言葉の登場について

1947年6月24日、アメリカでケネス・アーノルドが正体不明の飛行物体を目撃した事件は、「flying saucer」という言葉とともに世界中に広まった。日本でも、「空飛ぶ円盤」という言葉が用いられているが、いつ、誰がこの言葉を「flying saucer」の訳語として用い始めたのか。現時点での情報を忘備録代わりにまとめてみました。
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@neco_reime

以前、ある方から「昭和16年に海野十三が学習雑誌『国民五年生』に連載した『大宇宙遠征隊』に、円盤型の宇宙船が出てくる」とのご教示があった。同作は青空文庫で公開されており自由に読むことができる。「火星人隊の総勢は約十名かとおもわれる。彼らの乗物は、その形、大きい皿の如く(以下略)」

2012-04-29 02:28:20
@neco_reime

@neco_reime その方は「何から着想を得たのだろう」と不思議がっておられた。昭和16年の時点でありそうな先行作品はウェルズの「宇宙戦争」だが、これは「皿型」ではなく「シリンダー」だったはず。そもそも「flying saucer」を「空飛ぶ円盤」と意訳したのは誰なのだろう

2012-04-29 02:41:24
小山田浩史 @magonia00

残念なことに、こういう基本的なことが既によくわからなくなってしまっているのが、日本の円盤研究界なんですよね https://t.co/UQ7fOBjs ちなみにエメ・ミシェルの『空飛ぶ円盤は実在する』が日本でこの題名で出たのが1956(昭和31)年。

2012-04-29 02:49:46
@neco_reime

@magonia00 拙編「空飛ぶ円盤のあけぼの」の解説にも書きましたが、私が確認した限りで一番古い例は植原路郎が「少国民の友」昭和23年7月号から連載した少年向け小説「空飛ぶ円盤」です。肝心の円盤が出る前に廃刊の憂き目となりましたが…(つづく)

2012-04-29 02:56:10
@neco_reime

@neco_reime そこで私が推測しているのは、「もともと日本のメディアに何らかの“空飛ぶ円盤”というフレーズがあり、昭和22年にアーノルド事件が報道される際“flying saucer”にこのフレーズを当てはめた」というもの。疑わしいのはベルリンオリンピックでの円盤投あたり

2012-04-29 03:02:05
@neco_reime

@neco_reime 昭和11年のベルリン五輪では円盤投で日本女子が4位5位と活躍したらしい。未確認なので憶測に過ぎないが、当時の報道で「空飛ぶ円盤」というフレーズが発明されたのではないだろうか?ちなみに昭和31年「空飛ぶ円盤恐怖の襲撃」の準備稿にも円盤投にひっかけたセリフあり

2012-04-29 03:11:55
ものぐさ太郎α @monogusa_t

アーノルドの事件とか、最初は「飛び行くコーヒー皿」と翻訳されたらしい。ソーサーであってディスクではない。フライング・ディスクって言葉もあるけどね。

2012-04-29 05:11:50
ものぐさ太郎α @monogusa_t

「空飛ぶ円盤」という言葉は戦前からあるという説があるんだよ。というのは、度々、ムーで読んでいた。私はそれは並木さんか志水さんの文章だと思う。

2012-04-29 05:16:14
ものぐさ太郎α @monogusa_t

ディスクかソーサーかってのは、以前、原田さんから教えられて行ったSF乱学の所でも出たけど、結局日本で円盤(ディスク)の方になった理由は出なかったと思う。

2012-04-29 05:19:36
ものぐさ太郎α @monogusa_t

実は荒井さんも柴野さんも南山さんも、ケネス・アーノルド事件をリアルタイムでは知らなかったらしい。とも聞いている。昭和22年のニュースだもんね。

2012-04-29 05:25:26
ものぐさ太郎α @monogusa_t

度々話題に出ると言えば、戦前の科学小説に出てくる異星人の乗り物は、葉巻型やシリンダー型(おそらく飛行船からの着想)が多く、皿とか円盤は少ない(無いことはない)って話。

2012-04-29 05:33:58
ものぐさ太郎α @monogusa_t

そこは、野田昌宏さんがいい本を作っておられた。図説ロケット。一冊丸ごとSF異星人の乗り物の本。

2012-04-29 05:41:42
ものぐさ太郎α @monogusa_t

多分、文化としての円盤研究はおろそかにされていたんで、あまり円盤とか皿の由来を知っている人はいないんじゃなかろうか。

2012-04-29 05:47:48
ものぐさ太郎α @monogusa_t

「戦時中すでに、日本軍がこの言葉を用いて…文献的には確認されていない」。ああ、志水さんだ。そういえばトンデモUFO入門の終わりにもそんな事書いておられたな。志水さん、向こうでもお忙しいと思いますが、都合つきましたらぜひご参加お願いします。

2012-04-29 05:56:52
ものぐさ太郎α @monogusa_t

リアルタイムではケネス・アーノルド事件は科学朝日で紹介されていたように思う。持ってないんだけど。

2012-04-29 06:04:58
ものぐさ太郎α @monogusa_t

違った。東京タイムスの昭和22年7月7日号。ケネス・アーノルド事件が6月24日であることを考えると、異例の早さで日本で紹介された事になる。

2012-04-29 06:12:24
ものぐさ太郎α @monogusa_t

科学朝日と子供の科学で最初に円盤特集がされたのが、昭和25年! 何月号だろう? ちょっと遅いなとは思うけど時代的には仕方ないよな。でもアダムスキー本の翻訳や荒井さんの会の設立には先んじている。

2012-04-29 06:21:35
ものぐさ太郎α @monogusa_t

子供向け円盤本の始まりは「空飛ぶ円盤なんでも号」だけど、それ以前に「子供の科学」で出ていたとはね。この号欲しいなあ。

2012-04-29 06:24:03
@neco_reime

【情報提供】少年文化社発行の青少年雑誌「ロケット」昭和25年4月号には「空飛ぶ円盤の謎・来るか遊星人」という記事があり、既に円盤が子供たちの間で話題だった事と、エイリアンクラフト説が注目されていた事が伺われる。同年8月号では「20世紀の驚異 円盤ロケットの謎をさぐる」という特集も

2012-04-29 09:17:05
@neco_reime

国会図書館デジタル資料検索http://t.co/bW3MdhfDによると科学朝日の記事「外紙を賑わす空とぶ円盤」掲載は昭和25年6月号のようです。子供の科学はデータなし RT @monogusa_t: 科学朝日と子供の科学で最初に円盤特集がされたのが、昭和25年! 何月号だろう

2012-04-29 09:37:58
ものぐさ太郎α @monogusa_t

昭和22年か23年に「空飛ぶ円盤」という言葉になったんだろうけど、経緯はわからんなあ。

2012-04-29 10:50:28
ものぐさ太郎α @monogusa_t

「50年前の新聞記事」という所に、円盤の話が出ていた。

2012-04-30 08:52:02
ものぐさ太郎α @monogusa_t

米に空飛ぶ円盤が着陸・・・もう昭和22年7月の段階で「円盤」なのかも。http://t.co/dgiIszBh

2012-04-30 10:13:55
ものぐさ太郎α @monogusa_t

【空飛ぶ円盤の日本での起源】昭和22年7月まで「空飛ぶ円盤」という言葉の使用は遡れるみたいですよ。これが6月24日より前に存在していれば、「空飛ぶ円盤」史上の大発見なんですが…ケネス・アーノルド事件が出てこないのが気になるなあ。 http://t.co/aqPxql5C

2012-04-30 10:21:27
ものぐさ太郎α @monogusa_t

【空飛ぶ円盤の日本での起源】昭和22年7月8日付け新聞までは遡れたわけだが・・・

2012-04-30 10:28:01
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コメント

小山田浩史 @magonia00 2012年4月29日
「誰でも編集可」にしたつもりが、なっていなかったので変更しました。情報・ご意見などお持ちの方はよろしくお願いします。 日本での「空飛ぶ円盤」という言葉の登場について
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蒲田 典弘 @lets_skeptic 2012年5月1日
本題についての知識はないんですが、ロズウェル事件の時点で新聞記事では"Flying Disk(Disc)","Flying Saucer"の呼び方は出ていますね。すでにDiskが一般的でSaucerはちょっとバカにした雰囲気を伴っているように思います。
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小山田浩史 @magonia00 2012年5月1日
まとめを更新しました。アーノルド事件直後から「空飛ぶ円盤」という言葉は使われていた……? 謎はむしろ深まった感あり。情報など、お待ちしております。  
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有江富夫 @ufo1947 2012年10月15日
海野十三の円盤は、新世代の航空機形状の可能性を秘め、米海軍が開発を始めたV-173から着想を得た可能性があります。時期的に符合しますし、最初は純粋に新たな航空機形状の理論として、発表されいるので、日本でもそれを読むことができたので。
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有江富夫 @ufo1947 2012年10月15日
円盤の語源説ですが、アーノルド事件の報道が世界を駆け巡り、オーソン・ウエルズに「またお前がやったのか」とやられたり、ライト兄弟の弟にまで正体を知っているか、など色々な人々が質問攻めにあったなかで、ソ連外相が(ソ連の新兵器かとの質問に)「我が【円盤】投げ選手が投げたもの」と返答。直訳語の「受け皿」がいかにもしっくりこないところで、この語呂がはまった可能性があるんですよ。藤木先生は、この分野は専門外なので、聞いて困らせてはいけませんネ。 
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有江富夫 @ufo1947 2012年10月15日
【情報】円盤表記として週刊誌系では「日米週報」(1947.7.18号)、月刊誌系では既出の「ロケット」、単行本では「飛行機革命」(1952.9刊)が初出かな。その後の円盤表記で安定したなか、S31.5刊の単行本「鉛の服を着た男」では、章題「「空飛ぶ受け皿」を調べよ!」なる表記が、逆にS32.6刊の単行本「宇宙を散歩する」(糸川英夫)では、UFO表記が登場していますね。
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小山田浩史 @magonia00 2013年4月5日
まとめを更新しました。昭和22年に「空飛ぶ円盤」という言葉を使って書かれた記事を収録した中谷宇吉郎の本『霧退治』が近代デジタルライブラリーで閲覧可能との情報です
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小山田浩史 @magonia00 2013年4月6日
まとめを更新しました。猫山さんによる、『霧退治』の円盤記事の出典についてのつぶやきなどを追加。
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猫山れーめ @neco_reime 2020年2月26日
8年ぶりに自分の中ではほぼ結論をつけました。「ケネス・アーノルド事件直後のアメリカのマスコミでは Flying Disc 派と Flying Saucer 派でせめぎ合っていたが、このうち日本へ海外ニュースを配信していたAP通信が Flying Disc 派だったので直訳の『空飛ぶ円盤』が日本で定着した」というものです。http://jesftv.seesaa.net/article/473750563.html
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